こんにちは、四谷学院の山中です。
今回は、現代文の「評論」の読解に必要な3つの力について解説していきます。
現代文が苦手な方も、得意科目にしたいと思っている方もぜひ参考にしてくださいね。
評論読解に必要な力(1)語彙力
受験現代文で登場する用語については、辞書的な意味を暗記するにとどまらず、それが表すものを具体的にイメージできるようにしましょう。
中には、その語句が生まれるに至った歴史的・哲学的経緯をおさえておきたいものも存在します。
また、漢字の読み書きも、当然のことながら忘れてはいけません。読めるし意味も知っているけれど正しく書けない、ということのないようにしましょう。
さらに、その語句の使い方もおさえておきましょう。
評論読解に必要な力(2)知識力
受験現代文の問題に抜粋される評論において、筆者が扱うテーマは実に様々です。普段から耳にするような一般的な社会問題から、少々マニアックな話題まで多岐に渡ります。
すべてをあらかじめ知っておくなんて不可能ですが、筆者が論じている話題についての背景知識があるに越したことはないでしょう。
日頃から、いろいろなことに関心を持つよう心がけましょう。
知らないことに接したときに、すぐに調べる習慣をつけておくことも大切です。
評論読解に必要な力(3)論理構造を見抜く力
今一度よく考えてみましょう。筆者は、私たち読者に自らの主張を伝えるべくその文章を書いています。そして、この主張をより効果的に伝えるために、論理の構成に工夫を凝らしています。
したがって、この工夫にしっかりとついていければ、筆者の主張は自ずとつかめるはずです。
指示語や接続語、段落の働きに着目して部分の把握を積み重ねることで、最終的に文章全体の論理構造を見抜くための力を養っていきましょう。
評論読解に必要な3つの力とは~まとめ~
今回は、評論問題の読解に必要な「語彙力」「知識力」「論理構造を見抜く力」を解説しました。
それぞれ、一朝一夕では身につきません。問題を通して、あるいは普段生活する中で、3つの力を磨いていきましょう。