志望大学に合格するためには、無駄のない効率的な受験勉強が大切になってきます。限られた時間を有効に使うためにも、今から押さえておきたいのは、各大学の出題 傾向です。
今回は、北海道大学の入試対策についてお話しします。あなたの志望校の合格点をクリアするために、今後の各科目の学習バランスの検討にお役立ていただければと思います。
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北大のアドミッションポリシー
(引用)
北海道大学は、創設以来、歴史と伝統を継承しながら広く世界に優秀な人材を求め、学士課程教育を受けるにふさわしい学力、すなわち基礎知識・基礎技能・数理能力・語学力・理解力・読解力を備えた学生、また、大学入学以降の学びで必要な問題解決能力・創造力・倫理性・思考の柔軟性・コミュニケーション能力・論理的思考力・リーダーシップ、人間性や学ぶ意欲などを備えた学生を、多様な選抜制度により受け入れています。
北大の総合入試
北海道大学の一般選抜前期日程には大きな特徴的があります。それは、「文系」「理系」というくくりで受験できる「総合入試」と「学部別入試」が実施されているということです。
総合入試について
一般的には、大学に入学する前、受験する段階で学びたい分野を決めることがほとんどです。しかし、大学に入学した後に「思っていたのと違った」と感じるケースも。そうしたミスマッチをなくすためにも、事前の情報集めは大切です。
そうはいっても、実際学んでみて分かることも多くあるもの。「知っていたら選ばなかったかもしれない」という後悔を減らして、学生にモチベーションを高く持って学んでもらうためのシステムが「総合入試」です。
総合入試とは、学部ごとではなく、文系あるいは理系と言った大きな枠組みだけ決めて受験することができる制度です。大学入学後1年間は、教養科目や基礎科目を学び、その後2年次に進級する際に、志望・成績に基づいて所属する学部選択を行います。
大学に入って初めて学ぶ分野もあるかもしれません。1年間視野を広げ、アンテナを立てることで、自分の希望通りの学部・学科で本格的に学ぶことができます。
なお、前期日程では総合入試でしか受験できない学部もあるので、受験生は自分の志望する学部で実施される入試方式を確認する必要があります。
北大入試の特徴
北大の入試要項には注意事項として、このようなことが記載されています。
数学の採点
『大学で諸科学を学ぶために必要な数学的能力を総合的に評価するため』次の4 点に留意する
① 問題の内容を的確に把握したか
② 正確な推論を行っているか
③ 基礎的な知識及び計算力を身につけているか
④ 適切な説明がなされているか
ここには、北大のアドミッションポリシーが端的に表れています。すなわち、理解のあやふやなテクニックを評価するのではなく、根本からの理解と適確な読解力・記述力が評価されるのです。
たとえば、平易な語彙で構成された英文を題材として適格な読解力や作文力を問う英語の出題を見ても、北大が「大学で学ぶために必要な力」を受験生に望んでいることがよくわかります。
理・工・農・薬学部
理・工・農・薬の各学部は、前期試験は総合入試のみでの募集となります。大学に入って多様な専門に触れた上で、自分の適性にマッチした進路が選択できるわけです。
ここから、北大受験生には「理系に必須となる原理の理解をしっかりと身につけている」ことが要求されるのがわかるでしょう。着実な計算力と論証力が要求される数学の出題から も、このことは読み取れます。豊富な演習のもとに基礎力と記述力を磨くことが、北大合格の鍵です。
四谷学院のダブル教育、「理解力」を育む科目別能力別授業と「解答力」を鍛える55段階個別指導は、まさに北大の望む学生像に合致した指導法です。ゆるぎない基礎力と記述力を磨き、その上に北大対策演習で得点力を仕上げる四谷学院の学習法こそ、北大合格への“王道”と言えるでしょう。
難問に振り回されるのではなく、原理原則を重視して演習を繰り返していく四谷学院の学習スタイルは、あなたの学力を一歩ずつ着実に上昇させ、北大合格へと導きます。