こんにちは!四谷学院の奥野です。
北海道大学は、北海道札幌市に本部を置く、歴史ある国立大学です。
起源は1876年設立の札幌農学校にさかのぼり、東北帝国大学農科大学と北海道帝国大学を経て、現在に至ります。
国立大学最多となる12の学部と21の大学院を擁しており、国内・海外から学生や研究者が集まる知の拠点です。
この記事では、北海道大学の偏差値や難易度、入試の特徴や合格するための勉強方法について解説します。受験を考えている方、勉強しているのに成績が伸び悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
※本記事に記載されている情報は2025年1月29日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。
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北海道大学の概要
北海道大学は日本を代表する基幹総合大学の一つであり、「フロンティア精神」「国際性の涵養」「全人教育」「実学の重視」を基本理念として掲げています。
北海道大学はこの4つの基本理念をもとに、新世紀における知の創成・伝承・実証の拠点としての発展を目指し、人類の福祉・科学・文化および社会の発展に寄与することを使命としてきました。そのため、学士課程では、以下のような人材の育成を目指しています。
- 国際的に通用する高度な学問的素養をもち、健全な市民として的確な判断力とリーダーシップを発揮できる人材
- 専門的職業人として指導的立場に立つ人材
- 学術創造に進んで向かう人材
これらを実現するために、北海道大学ではアドミッション・ポリシーとして以下を定め、さまざまな選抜方法で学生を受け入れています。
北海道大学は、創設以来、歴史と伝統を継承しながら広く世界に優秀な人材を求め、学士課程教育を受けるにふさわしい学力、すなわち基礎知識・基礎技能・数理能力・語学力・理解力・読解力を備えた学生、また、大学入学以降の学びで必要な問題解決能力・創造力・倫理性・思考の柔軟性・コミュニケーション能力・論理的思考力・リーダーシップ、人間性や学ぶ意欲などを備えた学生を、多様な選抜制度により受け入れています。
なお、北海道大学のアドミッション・ポリシーは、学部ごとにも定められています。詳しくは、大学公式ホームページの北海道大学の教育における3つの方針をご確認ください。
北海道大学には、メインキャンパスである札幌キャンパスと、水産学部の3・4年生および水産科学院(大学院)、水産科学研究院が使用する函館キャンパスがあります。
大学名:北海道大学
設立年:1949年
学生数:11,384人(2024年5月1日時点)
所在地:
- 札幌キャンパス
〒060-0808 北海道札幌市北区北8条西5丁目 - 函館キャンパス
〒041-8611 北海道函館市港町3-1-1
X(旧Twitter):@HokkaidoUnivPR
Instagram:hokkaidounivpr
YouTubeチャンネル:@hokudaihome
北海道大学の学部別偏差値と難易度(レベル)
Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」のデータでは、北海道大学の偏差値は57~72、大学入学共通テストの得点率は70~91%です(2025年1月29日時点)。
学部別の偏差値は以下のとおりです。
学部・系 | 偏差値 | |
総合入試文系 | 64 | |
総合入試理系 | 62~63 | |
文学部 | 65~68 | |
教育学部 | 64~66 | |
法学部 | 63~70 | |
経済学部 | 63~68 | |
理学部 | 64~67 | |
医学部 | 医学科 | 69 |
保健学科 | 57~60 | |
歯学部 | 60 | |
薬学部 | 67 | |
工学部 | 65~66 | |
農学部 | 66 | |
獣医学部 | 70~72 | |
水産学部 | 60~62 |
参照:北海道大学/偏差値・入試難易度【2024年度入試・2023年進研模試情報最新】|マナビジョン|Benesseの大学受験・進学情報
北海道大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学
ここでは、北海道大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学をいくつかご紹介します。
■偏差値の近い大学「文学部」
神戸大学 文学部(偏差値65~72)
名古屋大学 文学部(偏差値66)
法政大学 文学部(偏差値64~72)
■偏差値の近い大学「医学部医学科」
三重大学 医学部医学科(偏差値67~69)
名古屋大学 医学部医学科(偏差値70~72)
日本医科大学 医学部医学科(偏差値70)
■偏差値の近い大学「工学部」
東北大学 工学部(偏差値64)
大阪大学 工学部(偏差値65)
中央大学 理工学部(偏差値59~65)
北海道大学入試の特徴
北海道大学の入試には、一般選抜をはじめとして、さまざまな選抜方法があります。
一般選抜
大学入学共通テストと、大学が実施する個別学力検査等の結果によって、合否判定が行われる選抜方法です。前期日程と後期日程があります。
北海道大学の一般選抜(前期日程)は、文系・理系という括りで受験する「総合入試」と「学部別入試」を実施していることが特徴です。
総合入試で入学した場合は、1年次が終わる際に所属学科等の選択を行います。
北海道大学の受験を考える場合は、志望する学部で実施される入試方式をしっかりと確認しましょう。
フロンティア入試(総合型選抜)
新しい価値の創造のために、北海道大学での学習に強い意志を持つ学生の選抜を目的として、一部の理系学部・学科で実施されている選抜方法です。募集学部によって、TypeⅠとTypeⅡがあります。
- TypeⅠ:出願書類(調査書・個人評価書・コンピテンシー評価書・自己推薦書・諸活動の記録等)および課題論文、面接等による選考。大学入学共通テストを課す
- TypeⅡ:出願書類(調査書・個人評価書・自己推薦書等)および適性試験、面接による選考
上記以外にも、国際総合入試、帰国生徒選抜、私費外国人留学生(学部)入試、現代日本学プログラム課程(Modern Japanese Studies Program)入試などが実施されています。詳細は、大学公式ホームページの入学案内から、学部入試をご覧ください。
北海道大学の入試科目別の出題範囲とその特徴
北海道大学の入試対策をするためには、試験問題の特徴や傾向をつかむことが大切です。
そこで、北海道大学の一般選抜(前期日程)における試験問題の特徴を、一部科目を抜粋してご紹介します。
英語の対策と勉強法
英語の試験時間は90分で、大問4つで構成されています。内訳は、読解総合問題(長文)が2問、英作文問題が1問、会話文問題が1問です。
記述式が多いため、英文読解力や英作文能力など、総合的な英語力を高めておきましょう。
数学の対策と勉強法
文系数学の試験時間は90分で、大問は4つの構成です。数列・確率・微積分などが頻出傾向にあり、全問記述式となっています。難易度は年によって異なりますが、解答までたどり着けなくても、解答方針や途中式など、わかるところまでを書くようにしましょう。
理系数学の試験時間は120分で、大問5つの構成です。微分積分や確率が頻出傾向にあるので、青チャート程度の問題を正確に解けるようにしておきましょう。
こちらも点数を少しでも積むために、途中式などわかるところまで解答することが大切です。
国語の対策と勉強法
国語の試験時間は120分で、大問4つの構成です。内訳は、現代文2問・古文1問・漢文1問となっています。
現代文では、さまざまなジャンル・テイストの文章が出題される傾向です。本文から根拠を拾い、解答にまとめる力が要求されるので、字数制限ありで解答する訓練を行いましょう。
古文は、心情や状況を記述する問題などが頻出傾向にあります。漢文は、比較的平易な内容で、内容説明問題や返り点をつける問題が出されます。確実に得点するために、基本の句形は必ず押さえておきましょう。
理科の対策と勉強法
理科の試験時間は、2科目で150分です。
物理の対策と勉強法
物理の大問は3つで、力学と電磁気学に加えて、熱力学、波動から出題される傾向があります。どの分野から問題が出されても対応できるように、幅広く勉強しておきましょう。
化学の対策と勉強法
化学の大問は3つで、理論化学・無機化学・有機化学から出題される傾向にあります。頻出分野は、物質の構造や熱化学、構造決定などです。全体的に問題数が多く難度が高めなので、問題集や過去問を使って繰り返し演習しましょう。
生物の対策と勉強法
生物の大問は4つで、教科書レベルの標準的な問題が多いのが特徴です。記述・論述問題と選択問題がメインで、描図や計算の問題が出されることもあります。しっかりと基礎を身につけたうえで、過去問などを利用して、出題形式に慣れておきましょう。
北海道大学試験の概要
ここからは、北海道大学試験の概要を説明します。
出願資格について
北海道大学の出願資格は、選抜方法ごとに定められています。一般選抜の出願資格があるのは、以下のいずれかに該当し、かつ大学入学共通テストで指定された教科・科目をすべて受験した方です。
- 高等学校又は中等教育学校を卒業した者および入学年の3月卒業見込みの者
- 通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び入学年の3月修了見込みの者
- 学校教育法施行規則(昭和22年文部省令第11号)第150条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者のうち、次の各項目の一に該当する者及び入学年の3月31日までにこれに該当する見込みの者
なお、3番の項目についての詳細や、そのほかの選抜方法の出願資格については、募集要項などでご確認ください。
入試日と出願の受付期限
入試日と出願期間は選抜方法によって異なるため、ここでは2025年度の一般選抜の日程をご紹介します。
区分 | 出願期間 | 試験日 |
一般選抜(前期日程) | インターネット出願登録及び検定料等払込開始日:2025年1月20日(月)10時~ 出願期間:2025年1月27日(月)~2月5日(水)17時必着 | 2025年2月25日(火) ※医学部医学科・歯学部は26日(水)に面接を実施 |
一般選抜(後期日程) | 2025年3月12日(水) |
参照:北海道大学 令和7(2025)年度 学生募集要項(一般選抜)(PDF)
入試科目や配点
ここからは、北海道大学の入試科目や配点を、一部の学部を抜粋してご紹介します。今回取り上げるのは、2025年度の一般選抜(前期日程)の内容です。
なお、以下のデータはすべて2025年1月29日現在のものです。
総合入試文系
教科・科目名(大学入学共通テスト) | 配点 | |
国語 | 『国語』 | 60 |
地歴公民 | 『地理総合,地理探究』『歴史総合,日本史探究』『歴史総合,世界史探究』『公共,倫理』『公共,政治・経済』から2科目 | 80 |
数学 | 『数学Ⅰ,数学A』『数学Ⅱ,数学B,数学C』 | 60 |
理科 | 『物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎』 | 40 |
外国語 | 『英語(リスニング含む)』『ドイツ語』『フランス語』『中国語』『韓国語』から1科目 | 60 |
情報 | 『情報Ⅰ』 | 15 |
合計 | 315 |
教科・科目名(個別学力検査) | 配点 | |
国語 | 現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語 | 150 |
地歴/数学 | 「地理総合,地理探究」「歴史総合,日本史探究」「歴史総合,世界史探究」「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B・数学C」から1科目 | 150 |
外国語 | 「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」から1科目 | 150 |
合計 | 450 |
総合入試理系(数学重点選抜群)
教科・科目名(大学入学共通テスト) | 配点 | |
国語 | 『国語』 | 80 |
地歴公民 | 『地理総合,地理探究』『歴史総合,日本史探究』『歴史総合,世界史探究』『公共,倫理』『公共,政治・経済』から1科目 | 40 |
数学 | 『数学Ⅰ,数学A』『数学Ⅱ,数学B,数学C』 | 60 |
理科 | 『物理』『化学』『生物』『地学』から2科目 | 60 |
外国語 | 『英語(リスニング含む)』『ドイツ語』『フランス語』『中国語』『韓国語』から1科目 | 60 |
情報 | 『情報Ⅰ』 | 15 |
合計 | 315 |
教科・科目名(個別学力検査) | 配点 | |
数学 | 「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B・数学C」 | 200 |
理科 | 「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」「地学基礎・地学」から2科目 | 100 |
外国語 | 「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」から1科目 | 150 |
合計 | 450 |
※総合入試理系は、数学重点選抜群のほかに、物理重点選抜群・化学重点選抜群・生物重点選抜群・総合科学選抜群があり、個別学力検査の配点比重が異なります。
医学部医学科
教科・科目名(大学入学共通テスト) | 配点 | |
国語 | 『国語』 | 80 |
地歴公民 | 『地理総合,地理探究』『歴史総合,日本史探究』『歴史総合,世界史探究』『公共,倫理』『公共,政治・経済』から1科目 | 40 |
数学 | 『数学Ⅰ,数学A』『数学Ⅱ,数学B,数学C』 | 60 |
理科 | 『物理』『化学』『生物』から2科目 | 60 |
外国語 | 『英語(リスニング含む)』『ドイツ語』『フランス語』『中国語』『韓国語』から1科目 | 60 |
情報 | 『情報Ⅰ』 | 15 |
合計 | 315 |
教科・科目名(個別学力検査) | 配点 | |
数学 | 「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B・数学C」 | 150 |
理科 | 「物理基礎・物理」((必須) 「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」から1科目 | 150 |
外国語 | 「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」から1科目 | 150 |
面接 | 調査書または成績証明書等を資料として参考 | 75 |
合計 | 525 |
出願者数や合格者数のデータ
2024年度入学試験における一般選抜(前期日程)の出願者数や合格者数のデータは、以下のとおりです。
学部・系 | 出願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 | |
総合入試文系 | 330 | 319 | 109 | 2.9 | |
総合入試理系 | 2,653 | 2,581 | 1,067 | 2.4 | |
文学部 | 295 | 289 | 122 | 2.4 | |
教育学部 | 46 | 46 | 20 | 2.3 | |
法学部 | 327 | 320 | 144 | 2.2 | |
経済学部 | 346 | 338 | 150 | 2.3 | |
医学部 | 医学科 | 295 | 275 | 89 | 3.1 |
保健学科 | 404 | 384 | 175 | 2.2 | |
歯学部 | 123 | 110 | 41 | 2.7 | |
獣医学部 | 93 | 91 | 22 | 4.1 | |
水産学部 | 284 | 275 | 117 | 2.4 |
参照:北海道大学 令和6年度 北海道大学入学試験実施状況表(一般選抜・前期日程)(PDF)
最新のデータについては、大学公式ホームページの入学案内から、過去の入試データをご確認ください。
北海道大学の受験料と学費目安
北海道大学の入学検定料は17,000円、大学入学共通テストの検定料は18,000円(3教科以上の受験)です。
入学料は282,000円、年間の授業料は535,800円(前期・後期各267,900円)となっています。
北海道大学卒業後の進路
北海道大学の2023年度卒業生の進路状況は、53.9%が進学、32.6%が就職でした。就職先は民間企業が最多で、約3割が北海道内の企業等に就職しています。
北海道大学が気になった人はオープンキャンパスや入試説明会へ
北海道大学の受験を検討している方は、オープンキャンパスに参加してみることをおすすめします。
北海道大学のオープンキャンパスは、例年夏に実施されています。2024年度の開催は、8月4日(日)・5日(月)の2日間で、獣医学部のみ8月3日(土)・4日(日)でした。参加は事前予約制です。
1日目は、小学生から高卒生まで広く参加できるプログラムで、2日目は高校生限定のプログラムとなっています。入試説明会や模擬授業、見学会、講演など充実した内容で、大学についての理解を深められるでしょう。
また、秋には大学がオンラインの進学相談会を開催しています。個別・グループ相談が可能なので、入試や学生生活に関する疑問があれば、参加してみるとよいでしょう。
このほか、北海道大学は全国各地で実施される進学説明会・相談会にも参加しているので、遠方に住んでいる方は参加をおすすめします。
北海道大学に合格するための勉強方法
ここからは、北海道大学に合格するための勉強方法をご紹介します。
北海道大学に入るにはどのような対策をすればいい?
北海道大学の偏差値は57~72、大学入学共通テストの得点率は70~91%で、やや難~難レベルといえます。
個別学力検査の問題には、難問・奇問のたぐいがほとんどなく、基礎を重視した問題が出される傾向です。まずは、高校の教科書を徹底して学習しましょう。
ただし、北海道大学レベルになると、問題パターンを暗記するだけでは解答できません。例えば、物理学の公式では、その公式が基本法則からどのように導き出されるか、理解が必要な問題が出されることがあります。したがって、本質的な理解を目指すことが大切です。
また、北海道大学の入試は、論述問題の多さも特徴です。論述問題では、要点を簡潔にまとめ、自分の主張を正確に盛り込む表現力や論理的思考力が求められます。これらの力は、解答を学校の先生や予備校の講師に添削してもらうなどして、磨きをかけましょう。
受験期の過ごし方と勉強のコツ
受験期である高校3年の1年間の過ごし方次第で、志望校への合格が決まるといっても過言ではないでしょう。ここからは、1年間のスケジュール例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- 春(4~5月):まずは基礎固めに取り組みましょう。教科書の内容を十分に理解し、例題や基礎的な問題集を解いていきます。英語や古文の単語なども、この時期に頭に入れてしまうのがおすすめです。
- 夏(6~8月):志望校に合格するには、苦手の克服が不可欠です。まとまった勉強時間が取れる夏休みは、基礎固めと苦手克服の最後のチャンスとなるため、週ごとの予定をきちんと立てて、着実に勉強を進めましょう。少し余裕を持ってスケジューリングしておくことが、目標を達成するポイントです。
- 秋(9月~11月):2学期は、それまでに培った基礎をもとに、応用力を身につける期間です。入試レベルの問題集を解きながら、これまで身につけた基礎知識をアウトプットする練習をしましょう。また、この時期には数多くの模試が行われます。模試で自分のレベルを確認するとともに、実践的な解答力を身につけましょう。
- 冬(12月~):入試が間近に迫る12月以降は、本番に必要な解答力をひたすら身につける期間です。そのために、第一志望校については3~10年程度の過去問に取り組みましょう。このとき、本番と同様に時間配分を意識しながら解くことが大切です。
北海道大学を目指すなら予備校を使って入試対策をしよう
受験勉強は独学でも取り組むことが可能ですが、モチベーションを保ちにくい、自分の実力を測りにくいなどのデメリットがあります。
そのため、北海道大学を目指す場合には、予備校を利用するのがおすすめです。予備校なら、勉強はもちろん、学習計画の作成や受験校を決めるためのアドバイスなど、さまざまなサポートを受けられます。
一方で、予備校に通っていればそれだけで安心、というわけではありません。大手予備校によく見られる集団授業では、一度に大勢の生徒が同じ授業を受けます。その場合、授業を受け身で聞いてわかった気になってしまうことがあり、知識が定着しないおそれがあります。
また、集団授業ではわからないことがあっても質問しにくく、不明点や疑問点が解消されないまま、苦手分野として取り残されてしまう可能性もあるでしょう。
四谷学院のカリキュラムのご案内
予備校の授業に起こりがちな欠点をカバーするのが、四谷学院の「ダブル教育」です。「科目別能力別授業」と「55段階個別指導」のダブル教育によって、志望校に合格できる実力を効率的に身につけられます。
科目別能力別授業
多くの予備校では、志望校や入塾テストの総合得点でクラス分けを行います。そのため、苦手科目では授業についていけなかったり、得意科目の授業が物足りなかったりするなど、「科目ごとのレベルの不一致」が起こりがちです。
四谷学院の科目別能力別授業は、科目別かつ能力別にクラス分けを行うため、科目ごとに自分のレベルに合った授業を受けられます。これによって無理なく理解が進み、効率よく成績の向上を目指すことが可能です。
レベル診断テストは毎月受けられるので、常に自分のレベルに合った授業で学習を進められます。
55段階個別指導
科目別能力別授業で得た理解力を、得点できる力にしていくのが55段階個別指導です。
55段階個別指導では、過去の入試問題を徹底分析して作られた55テストを用いて、考え方が不完全なところ、表現が不適切なところ、理解に穴があるところをチェックし、解答力が身についているかを確認しながら級を進めていきます。
中学1年生レベルから志望校合格レベルまで、「予習」⇒「テスト」⇒「指導・添削」を繰り返すことで、高い解答力を身につけられます。
また、個別指導のため、納得がいくまで講師に質問が可能です。学習内容への理解は、ただ授業を聞くだけでなく、質問をすることでより深まります。苦手科目を克服し、穴のない基礎知識を身につけるうえでも、55段階個別指導は有効です。
北海道大学に合格するには丁寧に解く力が重要!
【北海道大学の入試概要】
- 一般選抜(前期日程)は、総合入試と学部別入試の2種類がある
- 論述問題が多く、高い表現力や論理的思考力が要求される
【北海道大学の入試データまとめ】
- 一般選抜(前期日程)の実質倍率は2.2~4.1倍(2024年度入試)
【勉強方法まとめ】
- 基礎を身につけ、ミスなく時間内に解答できるように演習を積む
- 論述問題に必須の表現力や論理的思考力を鍛えるため、先生などに添削を依頼する
北海道大学の難易度は、やや難~難レベルとされています。北海道大学への合格を目指す場合は、「ダブル教育」によって理解力と解答力とが無理なく身につく、四谷学院がおすすめです。志望校合格を叶えたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
※本記事でご紹介した情報は2025年1月29日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。
失敗しない予備校選びは説明会・相談会参加が重要!
志望校への合格を実現するためには、自分に合った予備校を選ぶことが重要です。しかし、予備校を探すためにパンフレットやインターネットの情報を見るだけでは、わからない点が多くあるでしょう。
したがって、自分に合った予備校を探す際には、予備校の説明会・相談会に参加し、教育システムを自分の目で確かめることをおすすめします。
以下の記事では、説明会・相談会に参加する際の予備校のチェックポイントや、参加時の不安を解消する方法などを解説しています。ぜひご覧ください。