北海道大学が第1志望、いつから始めれば間に合う?併願校はどうする?ライバルは?

この記事は約3分で読めます。

こんにちは、受験コンサルタントの田中です。

北海道大学を第1志望としている受験生および保護者の方を対象に、本格的に受験勉強は「いつからスタートさせればいいのか」ということ、そして、「併願校はどうするか」について、この記事で解説していきます。

北大を第1志望にしているが成績が伸び悩んでいる方や北大を受験しようか迷っている方に、ぜひチェックしてみていただければと思います。

※なお、今回はMARCHと比較する際、医学部は解説より除いています、ご了承ください。

ライバルは全国にいる

「北海道大学が第1志望なら、MARCH程度なら大丈夫ですよね?」
こんな言葉を保護者の方から聞くことがよくあります。北海道民にとって北大は特別な存在です。「北の東大」ともいわれるほどですから、こういった言葉が出てくるのもとてもよく理解できます。

でも・・・実は、これはとても危険です。

その理由について順にお話ししていきます。

まずは模試で確認しよう

北大を第1志望としている北海道の高校生の多くは、進学校に通っています。そしてそれらの高校では「国公立進学」を前提として進路指導がされていることが多いんです。つまり、「北大が無理なら次はMARCH」という感覚です。

では実際に、MARCHは北大の併願校や滑り止めとして機能するのでしょうか?詳細を確認しておく必要があります。そこで、模試を活用しましょう。

模試では、第1志望以外も記載することができるようになっています。国公立が第1志望の場合でも、併願校を決めるために複数の私立大学を必ず記載します。併願校の候補として、大学名やイメージだけでなく、「偏差値」を見ながら決めていきます。具体的には、今のあなたの偏差値程度、そして5程度下げた偏差値で選びます。つまり、挑戦したい大学だけでなく、実力相応の大学や滑り止め(安全校)も記載するようにしてみてください。

すると・・・MARCHの難しさが見えてくるかと思います。

なぜMARCH は難しいか

偏差値から言えば、国公立大学志望者の方が高いかもしれません。しかし、MARCHは首都圏の私立大学の人気校です。受験生の人気がとても高いので、競争率が高いんです。

ここで注目すべきは「受験教科数」と「配点」です。全国のライバルたちは「3教科に絞って」3年間頑張っています。北大志望つまり国公立志望の場合には5教科勉強が必要です。しかしMARCHが3教科で受験ができます。ですから、3教科で比較したときに、MARCHを第1志望としているライバルには勝てないことがあるんです。

難しい!?北大の併願校選び

北海道大学の偏差値と道内の私立大学の偏差値を比べると、なんと10以上の差があることがわかります(医療系・獣医系学部を除く)。そのため、北海道大学との併願校としては実力相応校以下となってしまい、実際には進学しない大学である可能性が高いのです。そのため、進学が可能であれば、MARCHをはじめとする首都圏等の私立大学を射程に入れることは多く見られます。

その一方で、進路指導における情報不足のために、
「北海道大学が第1志望なら、MARCH程度なら大丈夫ですよね?」という誤解が生まれてしまうのです。

まとめ「北海道大学が第1志望、いつから始めれば間に合う?併願校はどうする?ライバルは?」


北海道において、大学は「北大一強」という状態で、かつ道内には実力相応校が少ない傾向にあります。また偏差値が近いといえども、MARCHは人気も高く、競争率が高いこと、さらに受験教科が北大受験とは異なるので、対策が必要であることがわかります。
北大がだめでもMARCHなら…と甘い考えは禁物ということです。

四谷学院札幌校では、全国の大学受験を視野に入れた「受験戦略」であなたの合格をサポートします。大学受験について知りたい、志望校について相談したいという方は、ぜひ気軽に四谷学院札幌校の個別相談会にご参加ください。オンラインでも実施中です。

タイトルとURLをコピーしました