【大学受験】高校生はいつから塾に通えばいい?高3からでは手遅れ?

この記事は約3分で読めます。

大学受験を目指す高校生で、塾や予備校に通っている率は約4割に上っており、塾に通った方がいいという流れになりつつあります。しかし、受験対策は早めがいいという説があるため、「いつから通えばいいの?高3からは手遅れ?」と悩む受験生も多いはずです。今回は、塾に通いはじめるのに適した時期と学年、高3から塾に通う際のポイントについてご紹介します。

塾に通いはじめる時期は個人差がある

高校生が塾に通いはじめる時期で多いパターンは、「1年・2年の後半・3年の春」です。しかし、これはあくまでも目安に過ぎず、塾に通いはじめた方がいい時期は個人差があります。

たとえば、私立の進学校や中高一貫校に通っていると受験を早くから意識するため、1年から通うケースも珍しくありません。公立に通っている場合、進学校か否か、部活動・学校活動などで時間がないなど、塾に通いはじめるタイミングは異なります。

現役合格を目指すなら高校2年がいい理由

塾に通いはじめるのは個人差があるものの、受験対策は早く取りかかるのに越したことはありません。現役合格を目指すのであれば、高2から塾に通いはじめるのがおすすめです。高2から塾で受験対策に取り組むメリットと効果は、以下の5つがあります。

3年生前に基礎固め

2年から塾に通って基礎をしっかり固めることで、3年からは本格的な受験対策に取り組むことができます。基礎ができていると過去問の演習に移れるため、3年から塾に通いはじめる生徒よりも大きな差を付けることも可能です。

苦手克服ができる

高2は受験までに時間があるため、塾に通って苦手科目の克服に集中できる最適な時期です。苦手科目を克服できないまま3年に進学すると、その遅れを取り戻すのはかなり難しくなります。特に、内容の専門性が高くなる、数学や化学、物理などは、高2の時点でつまずく受験生も多いようです。受験科目が苦手な場合は、高2から塾で基礎から学ぶことで遅れを取り戻し、得意科目にすることもできます。

英語と数学を伸ばすことができる

英語は文系、数学は理系において、合格を左右する重要な科目です。英語と数学は歴史などの暗記系科目とは異なり、やればやっただけ伸びるという特徴があります。そのため、高2から塾で英語と数学を重点的に勉強することで、志望校合格により近付くでしょう。

実力と差がある難関大学も視野に

早く受験対策を開始すると、現在の実力よりも高い難関大学に合格できる可能性が高くなります。早稲田・上智・立教などの有名難関私立の合格者は高2から塾に通っていたケースが多く、早めの受験対策によって憧れの大学も視野に入れられるでしょう。

勉強する習慣が身に付く

高3になってから本格的な受験を目指す場合、勉強する習慣が身に付いていないことで苦労するケースが多いようです。高2から塾に通いはじめることで、塾の授業だけでなく、毎日自主学習をする習慣が自然と身に付きます。

高3から塾に通うのは手遅れ?

高2から塾に通うメリットはいろいろありますが、高3から塾に通うのは完全に手遅れ、というわけではありません。以下の2点を満たしていれば、高3から塾に通っても合格できる可能性は高いです。

  • 早い時点で基礎ができている
  • 勉強する習慣がある

基礎ができていると、塾に通う目的を受験対策1本に絞ることができるので、高3から塾に通ったとしても合格する可能性は十分あります。そして、勉強する習慣が身に付いていると、塾で勉強した内容の予習復習も自然に取り組めるので、高3からの逆転合格も夢ではありません。

ただし、高3の夏前まで部活動などを続けている場合、塾に通う時間を確保することが難しいでしょう。部活引退前は春・夏・冬の短期講習に通う、もしくは部活と両立しやすい個別指導塾に通うという方法がおすすめです。

まとめ

塾に通いはじめる時期は個人差がありますが、高2から塾で勉強するのが最も効率的です。基礎固めや英語、数学を伸ばす、苦手科目の克服など、時間に余裕のある高2が最適な時期といえます。また、高3から塾に通う場合、基礎力と勉強する習慣を持っているほうが望ましいでしょう。

タイトルとURLをコピーしました