こんにちは。
四谷学院の奥野です。
今回は四谷学院に通って、実際に現役で見事合格した生徒についてお話ししていこうと思います。
池袋校で受験コンサルタントをしていたF先生からお話をうかがったので、紹介していきます。
親には「大学に行きたい」と言えない状態からのスタート
四谷学院のFです。
中学2年から不登校になり、高校も通信制で最低限の勉強しかできていなかった生徒がいました。高校2年生のときに四谷学院に入学してきたときは、偏差値も全科目30台、教室で先生に授業をしてもらうこと自体4年ぶりのレベル。
ご両親は
「もう受験はムリだと思っている。
ただせめて高校に行っている生徒と同じ学力をと思ってここに来た」
と話していらっしゃいました。
しかし、その生徒はご両親のいないところで
「大学に行きたい」
とこっそり打ち明けてくれていたんです。
初めての集団授業
授業についていける学力が備わっていなかったこと、そして本人のクラス授業への不安もあって、55段階と完全個別指導からスタートしました。
最初の半年は、先生が隣にいる形で手厚く今までのブランクを埋めていくわけです。そして、高校3年生にあがる直前に、満を持してほかの生徒と一緒に「合格先駆け講座」というクラス授業を受けてみることになりました。
初めての集団授業ということで、本人はとても不安そうでした・・・
授業初日のことは今でもよく覚えています。
合間の休み時間、受付に走ってきて
「先生、この授業すごくわかりやすいんです!なんで今まで僕はクラス授業を受けてこなかったんだろう。すごく分かりやすくて本当に感動しました!」
とキラキラした笑顔で報告にきてくれました。
不安定でもリズムは崩さず
高校3年生からはクラス授業と55段階をダブルで組みあわせ、自習室も入試まで1日も休むことなく使い続けていました。
しかし・・・
「もうできない」
「僕なんて絶対できない」
が口癖で、とても心配性でネガティブな性格。気持ちが不安定な時期は週に1回のペースで面談をし、今後の勉強方針について話しました。
「僕はみんなより出遅れているし、勉強についてわかっていない」
勉強に対して自信がなく、いい意味ではとても謙虚でした。
そのため、素直にアドバイスを聞きいれ、努力を惜しまず勉強に向かうことができました。
成績はぐんと伸び、高3の秋には全科目偏差値50以上、そして得意な科目は60を超えていました。
とはいえ、入試前はさすがに精神的にも不安定になっていました。
それでも毎日必ず自習室にきて勉強するというサイクルだけは絶対に崩しませんでした。
それが彼にとって支えになっていたのかもしれません。
どんな子でも可能性がある
そして迎えた入試本番。
偏差値60以上の明治薬科大学に合格!
受付のパソコンで一緒に合格発表を確認しました。彼は合格を知ったその場で号泣し、喜んで親に連絡を入れていました。
喜びの余り、私も涙が出ました。
その時の感動は自分自身の受験のときよりも大きかったと思います。
この生徒を見て、やっぱりどんな子でも可能性をもっていて、ムリなんてことはないんだなと実感しました。
最初のご両親のように「受験はムリだと思っている」と考えてしまうのも仕方ないのかもしれません。
確かに中学2年から学校に行けていないのは、大きなネックになります。
しかし、「大学にいきたい」という想いさえあれば、合格は夢ではありません。
多くの生徒たちに、この感動を味わってもらいたいと思っています。
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