【大学受験】受験コンサルタントがアドバイス!失敗しない学習計画を立てるコツをお伝えします

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こんにちは!四谷学院 受験コンサルタントチームの伊達です。

前回の記事では、志望校合格に向けた学習計画や戦略の重要性についてお話しました。
【大学受験】受験コンサルタントがアドバイス!志望校合格を勝ち取る戦略をお伝えします

今回は、実際に志望校合格を勝ち取った先輩たちが、どのような学習計画を基に飛躍していったのかを一緒に見ていきましょう。
参考にできる部分は、ぜひ今日から取り入れてみてくださいね。

計画を立てるのが苦手な人は多い?

いざ学習計画を立てようと思っても、「何をいつまでにやれば良いかわからない…」と、最初からつまずいてしまう人もいるのではないでしょうか。
でも、実はそれって当たり前のことなんです。

たとえば迷路をクリアしようとするとき。スタートからそのまま進んでいくと、すぐ分かれ道になって目の前に多くの選択肢が広がります。
この「先の見えない道がいくつも広がっている」というのが非常に厄介なんですね。
どの道がゴールにつながっているかわからないため、迷ってしまったり間違えてしまったりする訳です。

これは学習計画を立てるときに似ていると思いませんか?
「どの科目から手をつけようか」「問題集はどれを使えばいいのかな」と、何が成績アップや学力向上に一番必要な方法(道)かわからず、ためらったり結果が出せなかったりした経験がある人も多いでしょう。

ゴールへの最短距離を見抜くコツ

迷路に行き詰ってしまったときは、「ゴールからたどる」方法が有効です。
その理由を見ていきましょう。

①視点を変える

勉強に限らず、視野が狭くなると正常な選択ができなくなってしまいます。
わからなくて飛ばした問題も、少し間を空けてみると解けた…ということもよくありますよね。
答えが出ないときは、物事の見方を変えてみましょう。

②行動ではなく結果を先に考える

迷路をスタートから進めていくと、すぐに分かれ道に直面します。
何事もスタート直後は選択肢や経路があまりにも多く、どれが最適の道なのかわかりません。
そこで正しい道を選ぶのに不可欠なのが、「進んだ先で何を得たいか」を明確にすることです。
以下を比べてみてください。

A.スタートから順番に考えていく
行動⇒結果の順に考えると、正解が見えづらい。
例)4月はひとまずこの問題集をやろう⇒6月には文法もある程度できるようになっているだろうから次はこのワークをやるぞ…

Bゴールから逆算して考えていく
結果⇒行動の順に考えると、やるべきことや確率の高い方法が見えてくる。
例)10月には過去問や実践問題集に着手できるようにしたい⇒そのためには夏休み明けまでに英語と数学の基礎を固めよう⇒1学期に基礎を固めておくために今はこのテキストを徹底的に復習するぞ

計画をうまく立てるには、まず「道を進んだ先(結果)」を明確にイメージしましょう。
行き当たりばったりで、なんとなく勉強時間を確保するためだけの計画を立ててもうまくはいきません。
合格にたどりつくまでのチェックポイントを意識し、1つずつクリアしていくのです。

では、現役合格をつかむためのチェックポイントを、志望校合格からさかのぼって確認していきましょう。

ラストスパート(高3秋~入試本番)

【この時期にやるべきこと】
・合格点をとるための最終仕上げ
・志望校の傾向に合わせた入試問題対策

【それまでにやっておくべきこと】
・英国数の得点力アップ
・理社を含めて未習分野をなくしておく

高3秋~入試本番を上手に過ごすコツ

受験学年の2学期、夏が明けてからはいよいよ合格をつかむためのラストスパートに入ります。
志望校に合格できるのは「知識を持っている人」でも「かしこい人」でもありません。
試験本番で合格点をとれる人」です。

これまで積み重ねてきた努力も、得点に結びつかず合格をつかめなければ水の泡。
そうならないために、充分な時間をかけて実践的な問題演習を行いましょう。

そこで重要になるのが、「まだ学校で習っていない分野の先取りが済んでいるか」です。
特に公立高校の場合は、理科や社会が高3の冬に差しかかる頃にようやく終わる…という学校も少なくありません。
また履修し終わったとしても、授業で触れられなかった部分は課題プリントだけで済まされてしまった…という相談も受けます。

あなたが試験本番で戦うのは同級生だけではありません。既に高校の授業を終え、さらに1年や2年受験勉強に取り組んだ強力なライバルである、浪人生とも戦う必要があります。
その人たちと戦うのに、「特定の科目がまだ終わっていない」「演習量が足りない」というのは致命的ですよね。
ラストスパートを迎える頃には合否がもう決まっている。
その意識で準備を行いましょう。

スパート前の最終チェック(高3春~夏)

【この時期にやるべきこと】
・英国数の得点力強化
・理社の未習分野先取り

【それまでにやっておくべきこと】
・主要教科の復習⇒定着までの完了
苦手科目の克服

高3春~夏を上手に過ごすコツ

前の項目で触れた通り、高3の1学期中に未習分野を自分で対策しておく必要があります。
理科や社会は学校の復習を大事にしつつ、先取りの時間も学習計画に組み込みましょう。
通っている学校で「○○(理科や社会の科目)の授業が終わるのはいつ頃か」というのを、先生や先輩たちに聞いておくと準備もしやすくなりますね。

また、ラストスパートの際に理社にも時間を割けるよう、英国数の主要教科は1学期のうちに実践演習まで入っておけるとベストです。
受験は総合戦。足を引っ張る科目が1つでもあると、「取り返さなければ」と、ほかの科目を解くときにかかるプレッシャーも大きくなってしまうため、バランスよく仕上げていきましょう

そして、高3になる前に苦手科目を克服しておくことも非常に重要です。
苦手で嫌いな科目ほど、なかなか自分から勉強する気にはなれないですよね。
「受験学年になったらさすがにやるんじゃないか?」と思うかもしれません。それが危険なんです。

学習時間が増えて大変になるほど、無意識に好きな科目や得意な分野へ偏ってしまう可能性があります
伸びしろも大きい苦手科目は、早めに対策していきましょう。

実力養成(高2)

【この時期にやるべきこと】
・主要教科の基礎知識を完成させる
・文理選択や志望校の方向性を定める

【それまでにやっておくべきこと】
・学習習慣の定着
・スタート地点とゴール(目標)を明確にする

高2の1年間を上手に過ごすコツ

浪人生と対等に戦うために、高校生は理社の先取りをしなければいけません。
その時間を高3の1学期に確保しようとする場合、英国数の主要教科を完成させるのは高2いっぱいがデッドラインと考えられるでしょう。

大げさでなく、第1志望の現役合格をつかめるかどうかは、高2までの過ごし方で決まるのです。
「高3になったらがんばろう」「あと1年を切ったら流石にやる気を出さないとな」と、これまで本腰を入れるのが後回しになっていたライバルたちでさえ、受験学年になるとがんばりはじめます。
周りも全力で勉強し始めたところからライバルに差をつけたり逆に縮めたり…というのは、非常に難しいですよね。
早くから準備し、先行して逃げ切るのが現役合格をつかむためのポイントです。

また、同じ偏差値やレベル帯として扱われるような大学でも、入試方式や配点は大きく異なります。
「受験は情報戦」と言われるように、正しい情報を得ることも重要です。
四谷学院では、合格のプロである受験コンサルタントが、あなたが志望校合格をつかむまでの道のりを一緒に確認してくれますよ。

学習習慣の確立(高1)

【この時期にやるべきこと】
・学校の授業に乗り遅れないようにする
・学校行事や部活と両立させた学習習慣を身につける
・目標ややりたいことをイメージし調べる

高1の1年間を上手に過ごすコツ

中学から高校に上がり、レベルの違いに戸惑う人は少なくありません。何事も最初が肝心と言うように、学校の授業に一度ついていけなくなると、後から挽回して追いつくのは非常に大変です。
基礎的な内容がわかっていないのに応用は解ける…ということはありませんし、授業が進むにつれて、より内容も複雑になっていくことが多いですからね。

そこで、まずは学校の進度に遅れないことから始めましょう。
「数学は解説が少なく問題を解く時間ばかりだから、四谷学院の先生に質問しよう」や「英語は宿題が多いから、毎日帰宅したらすぐに取りかかろう」等、現役合格をつかんだ先輩たちは早くからしっかりと作戦を練っています
誰だって「難しい」「できない」と感じてしまったものは、やる気が起きません。自信もなくなります。
早々につまずいてしまわないよう、55段階で中学範囲からおさらいするのも効果的ですね。

また、「○○大学に絶対行きたい!」という確固たる目標でなくても、大学についてのイメージは持っておくと良いでしょう。
自分が何を重視したいのか。「就職に強い」「資格を取得したい」「部活を続けたい」「単純に楽しいキャンパスライフを送りたい」…なんでも構いません。
受験学年になる前に、友達や家族と一緒にオープンキャンパスで大学の雰囲気を感じてみるのも、モチベーションアップにつながりますよ。

まとめ

合格した先輩たちは、「いつ」「何を」やるのかという戦略が明確です。
せっかくの努力を無駄にせず、最大限結果に結びつけるには、学習計画は欠かせないんですね。

今までも計画を立てようとしてきたけど毎回上手くいかない…という人は、ぜひゴールから逆算して練り直してみてください。
きっと今までよりも明確な道筋が見えてきますよ。

計画を立てる上で困ったことがあれば、すぐに受験コンサルタントに相談してください!
あなたと一緒に合格までの道のりを考え、一緒に歩んでいけるのを楽しみにしています。

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