100点以上?!現役生と浪人生の実力差

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こんにちは。四谷学院の奥野です。

今日は、みなさん現役生と浪人生の差についてお話ししていこうと思います。

大学受験は何が違う?

突然ですが、
大学受験がこれまでの中学受験や高校受験と決定的に違う点は何でしょう?
試験範囲の広さでしょうか?
試験時間の長さでしょうか?
それとも合格率でしょうか?

もちろんこれらも違いの一つではありますが、もっと決定的な違いがあります。

そう。浪人生(高卒生)と一緒に受験するということです。

浪人生との差

「浪人生」と「現役生」、何が違うのでしょうか?
あまり深く考えたことがない人が多いかもしれませんね。
簡単にまとめてみましょう。

差① 経験値
浪人生はその大半が、現役生のころに思うような結果が出ず、
もう1年やろうと決心した人たちです。
つまり、皆さんの1年以上先輩にあたるわけですね。
すでに大学受験を経験している人が多いです。
逆に現役生にとって、大学受験は当然未知の世界です。
手探り状態で本番まで進まないといけません。
その後の人生を左右するかもしれない大学受験まで手探りで進むのは、
非常に不安ですね。
だからこそ、その差を埋めるために、
皆さんは情報収集なども浪人生以上に頑張らないといけないわけです。

差② 勉強時間
この差が一番大きいと言えます。
浪人生は朝から晩まで、何も拘束される時間が無く、
そのほとんどを自習にあてることができます。
4月から1日12時間以上は勉強できるでしょう。
一方現役生は、学校・部活・学校行事などの拘束時間が非常に多いです。
(拘束と言ってしまうのは多少極端ですが)
つまり、自習時間は学校が終わった後にしかとれず、
1日6時間程度あれば良い方です。
倍近く違いますね・・・
その差はどうやっても埋まるものではないので、
これは短い時間で効率よく勉強を進めることが最重要となります。

実際の差

この差というのは、実際に結果にも表れます。
さて、ここであるデータがあります。

6月のベネッセ模試における現役生と浪人生の平均点の差です。
どれくらいだと思います?

だいたいですが、英語は30点、英語以外は20点くらいの差がつきます。
もちろん、浪人生>現役生です。
ということは、私立志望だと約70点、国公立志望だと100点以上の差がついているということなのです!
衝撃的な結果ですね・・・どんどん目の前が暗くなっていきます。
実際に過去のデータを載せておきます。

諦めるな!

しかし、皆さんにとって良いニュースももちろんあります。
それは、最終結果です。

学部ごとに差はありますが、浪人生と現役生の合格率を集計している大学があります。
それを見ると、必ずしも浪人生が受かりやすいわけではないということが分かるのです。
つまり、6月の模試の時点ではあんなに平均点で差がついているのに、
夏ごろから現役生は一気に実力を伸ばし、現役合格を勝ちとっていく傾向が強いのです。

夏前に結果が全く出ずに落ち込んでいる高校生がいるとしたら、
もはや落ち込んでいるだけ時間の無駄です。
経験値と勉強時間の差によって、差がついていて当たり前なのです。
自分の勝負は夏から!と言い聞かせましょう。

夏は入試の天王山。
そういわれる所以は、こういったところにもあるのですね。

四谷学院について、詳しくはホームページをご確認ください。

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