絶対現役合格!!
この目標に向けて努力している高校生は多いですよね。
その現役合格を果たした先輩たちに共通する、「現役合格するための‟条件”」があるのを知っていますか?
今回はその中でも、勉強方法や行動についてお話しします。
~勉強に取り組む「考え方や姿勢」の共通点についてはこちら~
目次
正しい情報を手に入れる
勝負ごとは、いかに相手のことを知っているかで大勢が決まります。
スポーツでも、対戦相手を偵察して「あの選手は厄介だからマークしないとな」や「こういうパターンで攻撃してくることが多いから、対応できる戦術を練習しておこう」と対策を立てますよね。
これは受験も同じ。勉強時間や内容以上に、‟経験”という点も浪人生との大きな差になると言えるでしょう。
『大学受験は情報戦』である
『大学受験は情報戦』。このフレーズを一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
その大学がどういう問題を出してくるのか、模試でどれくらいの偏差値をマークした先輩が受かっているのか、わかっていた方が合格までの対策や道筋を立てやすいですよね。
浪人生は、実際にその入試対策を立てて行動し、試験自体も体験しています。
つまり、志望校という対戦相手をより鮮明にイメージできている存在です。
これだけでも、不利な状況であることが実感できますよね。
現役合格を目指すのであれば、まずはここで同じスタートラインに立てるよう、自分が行きたい大学についてはしっかりと調べておきましょう。
『MARCHは3か月で受かる』は、正しい?間違い?
『MARCHは3か月で受かる』。インターネット上でよく見かけるフレーズですが、あなたはどう感じるでしょうか。
「たしかにそれくらい全力でやれば受かりそうだな」と感じる人もいれば、「いやいや、そんな短期間で受かるわけないよ」と思った人もいますよね。
筆者は、「正しくもあり、間違いでもある」と考えています。正確に言うならば、
【正しい】 MARCHは3か月で受かる(人もいる)
筆者が指導してきた中でも、志望校をMARCHに設定してから3か月未満で合格した生徒は実際にいました。こういった先例から勇気をもらい、最後まで努力し続ける励みになるのであれば、それは良いことです。
しかし、危険なのが「3か月あれば受かるから、それまでは焦らずほどほどに勉強すれば良いか」と都合よく解釈してしまうことです。
自分の人生において大きな分岐点になる大学受験。そんな大一番に「ひょっとしたら受かる‟かも”?」で挑むのは絶対に避けたいですよね。
「そこからスタートしても間に合うんじゃない?」ではなく、余裕を持ってゴールできるよう、できる限り早くスタートを切りましょう。
聞こえの良い言葉ほど、一度落ち着いて考える
人によって、現在の学力も特性も成長速度もまるで違います。
情報の発信者は自身の経験から話してくれることがほとんどですが、その経験が本当にあなたにも当てはまるかなんてわかりません。
運動が苦手な人は、『1か月練習すればバク転だってできるようになるよ』と言われたらどうでしょう。習得するには大体1か月くらいの練習期間が必要だそうですが、マスターできそうでしょうか?やはり難しいイメージがありますし、毎日長時間の練習が必要なのは間違いないですよね。
歌が苦手な人は、『1週間あればカラオケで90点出せるようになる』と言われても、素直に信じられないはずです。
ほかの人には当てはまったことが、自分にも本当に当てはまるのか。すぐに信用する前に一度冷静に考えてみましょう。
人間は自分にとって都合が良い言葉を妄信してしまいがちです。
朝のテレビで見かける占いなんかはまさしくそうですよね。星座占いでは全国民の1/12が自分と一緒、血液型占いでは1/4が同じ運勢の1日を過ごすということになります。
冷静に考えたら、ありえないことのように感じませんか?
しかし内容を100%信じてはいなくても、「運勢が1位だったし今日は良いことあるかもな」や「ラッキーカラーが赤なら、赤い小物を持ち歩こう」と、気がついたら参考にしていた…という経験は、あなたにもあるはずです。
「すべて信じないぞ!」と身構える必要はもちろんありません。色んな意見を参考にしつつ、‟自分にとって本当にプラスかどうか”を考えて、該当する部分だけ参考にする癖をつけましょう。
その点、大衆向けに発信している人の言葉よりも、あなたのことをよく知ってくれている身近な先生から受けるアドバイスは、より信ぴょう性が高いと言えますね。
「合格できる勉強」をする
『どれくらい勉強すれば受かりますか?』『何をやれば合格できますか?』
入学前の個別相談会でも、入学後の生徒面談でも、よく尋ねられる質問です。
「勉強時間が何時間なら受かるのか」や「この教材をやり遂げれば合格できるのか」がもしわかるのであれば、だれでもその分は勉強しますよね。
でも、それがわからないからこそ、受験勉強や大学合格は簡単ではないんです。
今回は「合格できる勉強」というものを考えてみましょう。
「質より量」?「量より質」?
量と質はどちらが大事なのか。勉強に限らず永遠のテーマとも言える議題です。
あなたはどちらの方が正しいと思いますか?
ずるい答えかもしれませんが、筆者は「量も質もどちらも大事」だと強く主張します。
なぜなら、努力の量と質は足し算ではなく、掛け算で結果につながっていくと感じているからです。
たとえば‟10”の力を、量と質にそれぞれ割り振るとしましょう。量と質のいずれかに偏らせてしまうと、3×7=21、2×8=16、1×9=9…と、偏りが大きくなるほど数字(結果)は小さくなってしまいます。
これを量と質のいずれも均等に割り振ると、5×5=25で、最大の結果が出せるというわけです。何事もバランスが大切ですね。
勉強の質を高めるにはどうすれば良いのか
そもそも「質の良い勉強」とは何でしょうか。
注意したいのは、「一般的に質が良いとされていたとしても、それが自分にも合うのかはわからない」ということです。
バラエティ番組で「いくつかの食材を食べ比べて、最高品質のものを当てましょう!」という企画がありますが、‟一流”とされる人たちが、安価な食材の方を『おいしい!』と嬉しそうに選んでいる場面をよく見かけますよね。
これは別におかしなことではありません。感じ方は人それぞれ、自分に合っているかどうかの方が重要です。
勉強法についても、「自分に合っていて、結果につながりそうだと感じられる」やり方を見つけていきましょう。
もちろん自分に合った勉強方法を見つけるには、まずは量をこなしていく必要があります。
だれかがおススメする方法も、自分で試してみないことには判断ができませんからね。
勉強量・勉強時間の確保も忘れないようにしましょう。
合格する人の勉強時間を知っておこう
良い方法を発見し確立できたとしても、勉強時間でライバルと大きく差がついていては合格が遠ざかってしまいます。
周りがどれくらい勉強しているのか、最後に確認しておきましょう。
高3生…6時間40分 (月~金に5時間、土日に10時間の計算)
高2生…3時間
高1生…2時間
自分の今の学習時間と比べてみて、どう感じたでしょうか。
部活や委員会に入っているなど、人それぞれ状況は異なりますが、目安にする勉強量は上記の通りです。
現時点でもこれくらいの勉強量を確保できている人は、‟質”を高めることにも目を向けていきましょう。
「どれだけ集中して学習できているか」「復習していて頭に残りやすいのはどの教材か」。
量をこなしてきたあなただからこそわかる、様々な改善点が見つかるはずです。
一方で‟量”が足りていないと感じた人は、まずそこから着手していく必要があります。
「スキマ時間は暗記物に手をつける」「寝る前にその日のノートを見返す」といった、小さなことから一歩ずつ始めましょう。
「現役合格の条件」まとめ
「現役合格の条件」として、合格をつかんだ先輩たちの共通点を確認してきました。
②最大限の学習効果と結果を得られるよう、学習の量と質、どちらも高めていく。
四谷学院では、「合格のプロ」である受験コンサルタントが、①②を実現できるよう、あなたの学習計画をサポートしていきます。
インターネットという‟広い情報の海”から、必要な情報を取捨選択しようとしても、時間のムダになってしまうことが多いですよね。拾った情報が正しいのかも、自分に合っているのかもわかりません。
四谷学院の受験コンサルタントは、入試情報のエキスパートであり合格のプロ。
年間通して同じ先生がサポートするため、あなたのことをしっかり理解してくれます。
頼れる先生が、目の前の‟あなたにとって”必要な情報を厳選して教えてくれますよ。
志望校合格という目標に向かって、一緒に前進していきましょう!