絶対現役合格!!
この目標に向けて努力している高校生は多いですよね。
その現役合格を果たした先輩たちに共通する、「現役合格するための‟条件”」があるのを知っていますか?
今回はその中でも、勉強に取り組む考え方や姿勢についてお話しします。
~現役合格できる「勉強方法や行動」の共通点についてはこちら~
目次
現役合格の難易度を把握する
志望校に向かってスタートを切る前に、まずは現役で志望校に合格することの難易度や、その妨げとなるものを確認しておきましょう。
浪人生との差はどれくらい?
現役合格を目指す上で最大のライバルになるのが、あなたの先輩である浪人生です。
浪人生は既に受験勉強や試験本番を経験しており、これは間違いなく大きなアドバンテージになります。
RPGでいえば、1周ストーリーをプレイし終えた後に、すべてを引き継いで2周目にまたスタートから挑戦しているようなもの。
実際、例年5月下旬~6月上旬に実施される共通テスト模試で、現役生と浪人生の平均点を比べてみると、浪人生の方が各科目20点近く上回っていることがわかります。
国公立の1次試験で必要になる5教科で比較すると、文系・理系ともに120点ほどの差になります。900点満点なので、13%も開きがあるんですね。
それくらい、浪人生にはアドバンテージがあるんです。この差を見ると「早くスタートを切って追いつかないと!」と思いますよね。
浪人生を逆転するのは難しいのか?
先ほどの差を見て「スタート地点でこれだけ差があるなら、がんばっても逆転するのは難しいんじゃないか…」と感じた人もいるのではないでしょうか。
でも、そんなことはありません。なぜなら人間は忘れていくものだからです。
あなたも『1年前に解けていた問題は、今も全部解けますか?』と聞かれたら、『全部間違いなく解けます!』と返答するのはなかなか難しいのではないでしょうか。
学力は維持するだけでも非常に大変です。RPGのように「パラメーター(能力)は、1回上げたらそのまま下がることがない」のとは全く違うんですね。
まだ未攻略のダンジョン、つまり未習範囲のある現役生は、これからまだまだレベルアップの機会がやってきます。
これからの学習次第で逆転は可能ですし、既習内容を忘れてしまわないよう復習を徹底して知識を定着させましょう!
多くの現役生が逆転合格している!
実際に各大学合格者の「現役・浪人」比率も確認してみましょう。
たとえば浪人生の割合がほかの大学よりも高いとされる東京大学でも、合格者の現役生比率はどの学類も6~7割ほど。低い年でも半分を下回りません。
志願者数の割合も同じく現役生が6~7割のため、現役生の方が圧倒的に多く合格しているという訳ではありませんが、スタート地点での学力差を理解した上で対策をしていけば、有利なはずの浪人生とも対等に戦えます。
ただ漠然と「相手の方が先に進んでいるな」と感じながら学習するのか、「これくらいの差があるから、こういう方法で埋めていけば合格できる!」と理解しながら努力するのか。
どちらが結果につながるかは一目瞭然ですよね。
最後まで戦い抜く
一番大事とも言えるのが、「志望校合格を諦めないこと」です。言葉にすると非常に単純ですが、実際に現役合格を妨げる原因としては、最も大きな壁と考えて良いでしょう。
現時点での差だけで考えない
先のテーマで確認したように、スタート時点で浪人生と差があるのは当たり前のことです。
特に、同じ学年の中で競っていた高1・2の模試とは異なり、高3で受ける模試には浪人生がライバルとして同じ土俵に加わってきます。
そのため、母集団の中での立ち位置を表す偏差値は低くなりやすく、「がんばっているはずなのに、高2の模試よりも偏差値が下がっている…」と、やる気や自信を失ってしまう高3生が多いんですね。
努力した結果がちゃんと分野別の成績には表れているはずなのに、偏差値や判定だけを見てしまうと、高い目標を目指し続けるのが怖くなってしまいます。
模試を振り返る際は、反省点だけでなく「前回から成長している点」も意識的に見つけるのがポイントです。
伸びるタイミングを理解する
「勉強時間を増やしてがんばっているのに、なかなか成績が上がらない!」とモヤモヤしている高校生は多いのではないでしょうか。
その気持ちを抱えたまま勉強を続けていると、いずれ心が折れてしまうタイミングが来るかもしれません。
これを読んでいるあなたに1つ覚えておいてほしいのが、「学力は勉強した量に比例して常に右肩上がりで向上するわけではない」ということ。
以下のように、「学力は階段状に伸びていく」というイメージを持っておきましょう。
「がんばっているのに伸びない!」と感じることがあるかもしれませんが、あなたはしっかりと前に進んでいます。それを積み重ねていくと、階段を1段上がるように、あるタイミングで急に飛躍していくんです。
努力が結果に表れるまでは時間がかかる。これを忘れて途中であきらめたりやめたりしてしまうと、絶対に目標には到達できません。
挑戦しなければ、成功する可能性はゼロですからね。
何かをやりきった経験がある人は強い!
部活や生徒会を最後までやり抜くのかどうか、迷っている人もいるかもしれません。
早めに引退して勉強に本腰を入れる…という人もいるでしょう。
しかし、どちらの選択が正しい/間違っている と言うことはできません。
高校生活も人生で一度きり。今しか挑戦できないこともあるはずです。
単純に勉強時間では差をつけられてしまいやすいため、最後まで部活や生徒会を続ける人が不利なように思えますが、実際は両立した上で志望校合格をつかんでいる高3生がたくさんいます。
それは、「忙しい中でも最後まで両立し続ける」ための努力と経験を通して、何事にも食らいつけるハングリー精神が養われているから。
受験で最後にものを言うのは‟メンタル”です。勉強を続けていて辛くなったときにも、体力と気力が鍛えられていれば、最後まで戦い抜ける可能性は高まるでしょう。
さらに、出遅れてしまったという実感があると、その分「がんばって追いつこう!」と追い上げのために一気にギアを上げていけますよね。
もちろん、引退するまでの忙しい時期にどう勉強するかも重要です。
引退直後から本格的な入試対策へスムーズに移れるよう、基礎学力をしっかりと固めておきましょう!
「現役合格の条件」まとめ
「現役合格の条件」として、合格をつかんだ先輩たちの共通点を確認してきました。
②‟行きたい大学”をあきらめずに済むよう、早いうちに基礎固めを行って最後の大きな飛躍につなげる。
どちらも非常に大事なことです。
四谷学院では、「合格のプロ」である受験コンサルタントが、①②を実現できるよう、あなたの学習計画をサポートしていきます。
「成功したことのない目標に向かって計画を立てる」これは誰にだって難しいことです。「どう進めるのが正しいか」がわからないですからね。
四谷学院の受験コンサルタントは、自身の合格体験だけでなく、たくさんの卒業生たちと一緒に志望校合格をつかんできています。
あなたが「この計画で勉強を進めていけば絶対に現役合格できる!」と思えるよう、全力でサポートしてくれますよ。
志望校合格という目標に向かって、一緒に前進していきましょう!