福岡県の大学数は、全部で34校。国内では6番目に多く、九州地方にある大学の約半数を占めています。
55%ほどの受験生がそのまま福岡県内の大学へ進学。他県に流れる学生のうち、最も多いのは東京の大学ですが、そのほかは熊本や佐賀、山口といった近隣の大学へ通う人が多いです。
反対に、ほかの九州地方の県は、いずれも福岡の大学へ進学する学生が最多であり、大学卒業後は地元に就職するパターンが出来上がっています。
福岡県は大学数が多く、様々な道に続く学部も揃っているため、やりたいことが決まっている場合は選択肢に困ることもないでしょう。ただし、進学先を決める際は、九州地方で就職したいかどうかも重要な要素となるので、そこまで考えて決められるようにしたいですね。
今回は、地図を基に福岡県内の大学情報を確認していきましょう。
「家から通える範囲かな」「楽しいキャンパスライフが送れそう」を判断する参考にしてください。
福岡県 大学MAP
※キャンパスのデータは、2023年12月現在のものです。変更となっている可能性もあるため、必ず各大学のホームページでも確認しましょう。
※私立大学については、志望者数が特に多い大学を掲載しています。県内すべての大学を掲載しているわけではありません。
※本文では、志望者数や入学者数が特に多い大学を一部紹介しています。記載のない大学については、パンフレットを取り寄せるなど、各自で情報をしっかりキャッチしておきましょう。
※目標偏差値は「2024年度入試 受験校決定PERFECT BOOK」を参照しています。模試により偏差値の基準は異なるため注意してください。
国立大学
国立大学とは、その名の通り国が運営、または設立する大学のことです。
学費の標準は、入学金が282,800円、年間の授業料が535,800円。私立大学よりも学費をおさえて学ぶことができるため、受験生やその保護者からの人気も高くなります。
その反面、私立大学よりも受験で必要な科目数が増え、求められるレベルも高くなることが多いです。
例年、学費の問題で「国公立でないと大学に進めない」という相談も多いため、志望校については必ず家庭でも話し合い、早期から入試対策を始めましょう。
1⃣九州大学
⇒使用学部:文(偏差値64)・法(65)・経済(59~65)・教育(66)・共創(64)・理(60)・工(60~61)・農(60)
B.病院キャンパス:福岡市東区馬出3-1-1 最寄り駅:馬出九大病院前駅/吉塚駅(いずれも駅から徒歩で10分程度)
⇒使用学部:医学部医学科(偏差値71)・医学部保健学科/生命科学科(58~62)・歯(62)・薬(64~66)
C.大橋キャンパス:福岡市南区塩原4-9-1 最寄り駅:西鉄大橋駅(駅から徒歩で7分程度)
⇒使用学部:芸術工(偏差値59~64)
旧帝大の1つである九大。福岡県や九州地方のみならず、中国・四国地方の有望な学生が多く集まります。
2018年に設置された共創学部を加え、文理合わせて12学部が揃っています。ほかの大学にはあまり見られない学部の筆頭が、芸術工学部でしょう。世界でも珍しい音響設計学科など、九大でしか学べない分野も多く、本命に設定する受験生が全国各地にいます。
各学部ともレベルが高く、間違いなく九州地方でトップクラスの人気と実力を誇る大学と言えます。入試科目はオーソドックスな国立型ですが、求められる得点率は当然高いため、まずは共通テストレベルの完成を目指しましょう。
2⃣九州工業大学
⇒使用学部:工(偏差値54)
B.飯塚キャンパス:飯塚市川津680-4 最寄り駅:新飯塚駅(駅からバスで15分程度)
⇒使用学部:情報工(偏差値54)
2学部から成る工業大学。『技術に堪能なる士君子の養成』を理念としており、産業界を支える人材を多く輩出しています。卒業後にそのまま大学院に進学して研究を続ける学生は、全体の6割ほどです。
1・2年生のうちから教養科目だけでなく専門科目を少しずつ学んでいく「くさび型教育」が特徴。また、理系科目だけでなく人文・社会科学の科目が卒業単位の2割ほどを占めており、グローバルな視野や豊かな感性を磨いていきます。
授業の専門性や環境面では間違いのない大学と言え、工学に興味のある受験生にとっては、自ずと選択肢の1つになってくるでしょう。
3⃣福岡教育大学
⇒使用学部:教育(偏差値45~53)
九州で唯一の教育単科大学。歴史は古く、福教大の愛称で呼ばれています。
ほかの大学との一番の違いは、教育実習の充実度でしょう。総合大学の教育学部に進んだ場合、実際に学校の教壇に立つのは最終学年の1か月弱。一方、福教大では1年次から実際に小学校などで補助を行ったり授業の分析をしたり、4年間を通して教師としての力を現場で身につけていきます。
教員になりたいという目標が固まっている人にとっては、最適の環境と言っても間違いではないでしょう。
公立大学
公立大学は、都道府県や市といった地方公共団体が運営、または設立する大学を指します。
年間の授業料は国立大学とほぼ変わらず、入学金も40万円弱と、やはり私立大学よりも少ない負担で高等教育を受けられるのが魅力です。
受験科目も国立と同じで5教科すべて求められることが多いため、苦手科目をいかに早い段階で克服できるか…が合格のカギと言えるでしょう。
㊀北九州市立大学
⇒使用学部:文(偏差値52~53)・外国語(54~55)・法(51)・経済(50)・地域創生学群(55)
B.ひびきのキャンパス:北九州市若松区ひびきの1番1号 最寄り駅:折尾駅(駅からバスで20分程度)
⇒使用学部:国際環境工(偏差値48~51)
6,000名以上が在籍する、大規模な公立大学。文系学部を中心に5学部1学群を擁します。
毎年倍率が高くなるのは、1学年40名ほどの少人数指導を行う地域創生学群。地域の再生と創造に貢献できる人材の育成を目指しており、社会福祉士などの道へ進んでいます。
唯一の理系学部である国際環境工学部の大学院は、九州工業大・早稲田大と連携した「知」のネットワークが形成されており、高いレベルでの教育研究が可能です。
二次試験が小論文のみの学科も多く、それ以外も総合問題や1教科のみというケースが多いため、共通テストでの得点率が非常に重要となります。
㊁九州歯科大学
⇒使用学部:歯学部歯学科(偏差値58)・歯学部口腔保健科(51)
国内唯一の公立歯科単科大学。創立100年超える長い歴史と伝統のある大学です。
特徴的なのは「テュートリアル教育」。6~7名程度の少人数でグループ討論を行い、学び合い教え合う教育のことです。医療系学部で実施されることが多く、コミュニケーション能力向上にも役立ちます。
入試では、学科によって数学の有無が変わるため、自分の進みたい道に合わせて対策を行いましょう。
㊂福岡県立大学
⇒使用学部:人間社会(偏差値47~49)・看護(51)
人間社会学部と看護学部から成る公立の福祉系総合大学。社会福祉士や看護師だけでなく、心理士や保育士など、地域社会で活躍できる人間を多数輩出しています。
入試では、いずれも二次試験が小論文と調査書のみ。資料型と呼ばれる形式で出題されるため、形式に合わせて普段から対策を進めておきましょう。また、共通テストが配点の3/4を占めるため、そちらでいかにアドバンテージをつくれるかも重要です。
㊃福岡女子大学(※女子大)
⇒使用学部:国際文理(偏差値54~57)
国内でも2校しかない、珍しい公立の女子大学。かつては文学部や人間環境学部もありましたが、今は改組され国際文理学部の3学科のみ設置されています。。
1学部のみですが、「国際教養学科」「食・健康学科」「環境科学科」と多種に分かれているため、自分の興味がある分野に重なる人も多いでしょう。
基本理念は『次代の女性リーダーを育成』すること。1年次のみ全寮制で、1名の留学生を含む4名1部屋で共同生活を送り、協調性やコミュニケーション能力を養うことが可能です。
私立大学
私立大学は、学校法人または株式会社によって設置された大学を指します。
国公立大学のように前・中・後期入試だけではなく、共通テスト利用入試や推薦入試など、同じ大学の学部学科にも、複数回チャレンジできるのが特徴です。
さらに一般入試でも個別学部/全学部入試と分かれ、同じ学科の入試でも必要科目数が異なることも珍しくないため、どの形式で受験するかが合格の可能性を大きく左右します。
①九州栄養福祉大学
⇒使用学部:食物栄養(偏差値44)
B.小倉南区キャンパス:北九州市小倉南区葛原高松1丁目5-1 最寄り駅:安部山公園駅/下曽根駅(いずれも駅からバスで15分程度)
⇒使用学部:リハビリテーション(偏差値45)
管理栄養士・理学療法士・作業療法士の育成に特化した大学。国家試験の合格率は県内でもトップクラスです。
各学部『食の番人』『リハの番人』の育成を目指しており、それぞれの道から社会に貢献できる人間を輩出しています。
2教科受験のため、得点源にできる得意科目をつくっておきましょう。
④九州産業大学
⇒使用学部:経済(偏差値46~48)・商(46)・地域共創(44~46)・国際文化(50)・人間科(47~54)・理工(43~48)・建築都市工(46~51)・生命科(46~48)・芸術(44~52)
文理や芸術系を合わせて9学部21学科を擁する九産大。
教育プログラムの中では、「プロジェクト型教育」が特徴的です。『教室を出て、生きた社会に飛び出す』をモットーに、地域や企業と連携してプロジェクトを立ち上げ、実際に運営する経験ができます。学部や学科の枠組みを超えた交流や発見ができるため、統率力や協調性が磨かれていくことでしょう。
入試は3教科型が基本で、各教科バランスよく得点を重ねていくのが理想です。
⑥九州女子大学(※女子大)
⇒使用学部:人間科(偏差値43)・家政(43)
人間科学部と家政学部の2学部から成る女子大学。『自律処行』という理念のもと、判断力や責任感を備えた女性の育成を目指しています。
入試はいずれも2教科受験。併願校にする場合は、選択科目を確認した上で武器になる科目をつくっておきましょう。
⑦久留米大学
⇒使用学部:医学部医学科(偏差値67)・医学部看護学科(53)
B.御井キャンパス:久留米市御井町1635 最寄り駅:西鉄久留米駅(駅からバスで15分程度)
⇒使用学部:文(偏差値43~48)・法(43)・経済(46)・商(45)・人間健康(43)
文理6学部を擁する私立大学。前身が医科大学だったこともあり、学内でも医学部の存在はかなり大きいです。数少ない九州地方の医学部として、自ずと候補の1つになるでしょう。
一方で文系学部も就職支援が整っており、1年次からキャリア教育を行い、自身の進みたい道へのサポートをしてくれます。
入試は看護学科を除き、オーソドックスな3教科型。本命とする場合も併願にする場合も、バランスよく力をつけていきましょう。
⑧久留米工業大学
⇒使用学部:工(偏差値43~47)
『人間味豊かな産業人の育成』を建学の精神とする工業大学。学科は5つに分かれており、さらにそこから11のコースに細分化され、専門的に学んでいくことができます。
各学科は1学年40~110名ほどとバラつきがあり、近年は情報ネットワーク工学と建築・設備工学が特に人気を集めています。
入試は数学が必須の2教科型。数Ⅲまでは不要のため、併願校との兼ね合いはしっかり確認しておく必要があります。
⑨西南学院大学
⇒使用学部:神(偏差値57~58)・外国語(62~63)・法(60~61)・経済(60~62)・商(60~62)・国際文化(62~63)・人間科(58~64)
九州の私大の中ではトップという評価を受けることが多い大学。文系学部が揃っており、いずれも偏差値はMARCHや関関同立と呼ばれる大学群と差がありません。
地元企業への就職だけでなく、同じくらいの人数が関東圏の企業へ羽ばたいています。これは地方のほかの大学と比較しても非常に多く、大学名や就職サポートの力が強いことを示しています。
入試は基本的に3教科型ですが、英語4技能利用も可能です。英検などを受験する予定がある人は、基準となるスコアを確認しておきましょう。
⑩西南女学院大学(※女子大)
⇒使用学部:人文(偏差値43)・保健福祉(43~51)
西南学院大学の姉妹校。女子大学ということもあり規模は異なりますが、その分少人数授業を実施し、目の行き届いた教育が実現しています。
毎年最も倍率が高くなるのは看護学科です。英語が必須で現代文か理科を選択する2教科受験となるため、該当する2教科を重点的に学習するのも良いでしょう。
就職率も毎年高く、8割ほどがそのまま地元に就職しています。
⑪聖マリア学院大学
⇒使用学部:看護(偏差値47)
2006年に設置された、看護学部看護学科のみという珍しい大学。女子大ではありませんが、その特性上1学年の男女比は5名:100名ほどの割合に偏っています。
試験は英語・現代文が必須で、化学か生物を選択する3教科受験。試験日が毎年やや遅いため、私立大学で併願校を組む場合は、日程をよく確認しておきましょう。
⑫第一薬科大学
⇒使用学部:薬(偏差値40~44)・看護(45)
一薬(いちやく)と呼ばれることが多い私立大学。薬学科と漢方薬学科に加え、2022年に薬科学科が開設されました。全国の薬科大学の中でも、3つの学科に分かれることは少なく、それぞれの専門に細かく分かれて学ぶことができるのは魅力と言えます。
また、薬科大学には珍しく看護学部が設置されています。特性を活かし、薬物療法に強い看護教育を行っているのも特徴の1つです。
⑬筑紫女学園大学(※女子大)
⇒使用学部:文(偏差値43)・現代社会(43)・人間科(43)
3学部で構成される女子大学。筑女と呼ばれることが多く、附属校が幼稚園から存在します。
授業の多くがグループワークやディスカッション、フィールドワークといった主体的なものになっており、実践の中で能動的に学ぶことが求められます。
入試はいずれの学部も現代文・古文と英語指定の2教科型です。
⑭中村学園大学
⇒使用学部:流通科(偏差値47~50)・教育(51~52)・栄養科(45~52)
3学部4学科から成る私立大学。3,000名を超える学生がそれぞれの分野に分かれます。
ほかの大学で見ることのない流通科学部では、2年次に経営コースと商学コースに分かれます。その名の通りモノの流れや市場について専門的に学習することが可能です。
また、『食の中村』と掲げている通り、栄養科学部も高い評価を受けています。管理栄養士の合格者数も多く、全国で2位、西日本では1位の合格率をマークしている点は大きなアピールポイントと言えるでしょう。
⑮西日本工業大学
⇒使用学部:工(偏差値42)
B.小倉キャンパス:北九州市小倉北区室町1-2-11 最寄り駅:西小倉駅(駅から徒歩で3分程度)
⇒使用学部:デザイン(偏差値42~44)
工学部だけでなくデザイン学部も設置している工業大学。
工学部は総合システム工学科の中から、機械や電気情報、土木など7つのコースに細かく分かれます。それぞれの分野を専門的に学んでいきますが、その道のみを極めたスペシャリストだけでなく、分野を越えて工学を総合的に理解するゼネラリストの育成も目指しており、選択した分野以外についても学ぶことが可能です。
入試は英語と数学の2教科受験。大学でも必要になる知識ということもあり、主要科目をしっかりと固めておきましょう。
⑱福岡大学
⇒使用学部:人文(偏差値50~63)・法(53~56)・経済(52~56)・商(52~56)・理(49~54)・工(48~54)・医学部医学科(66)・医学部看護学科(57~58)・薬(57~58)・スポーツ科(50~54)
文理合わせて9学部、30を超える学科を擁している総合大学。2万人近くの学生が1つのキャンパスに集う西日本最大級の私立大学です。
様々な企業で活躍する先輩が多く、就職活動時にOB・OG訪問がしやすいのも強みと言って良いでしょう。
施設も充実しており、学生は誰でも利用できる「ものづくりセンター」では、3Dプリンターやレーザー加工機などを利用した制作活動を行えます。図書館やPC教室などの設備も整っているため、入学したら最大限活用してキャンパスライフを充実したものにしたいですね。
入試はスポーツ科学部を除き3教科型受験。全国14都府県の受験会場に多くのライバルが集うため、普段の模試から1点にこだわり、本番に自信を持って挑めるよう好成績を目指しましょう。
⑲福岡看護大学
⇒使用学部:看護(偏差値47)
2017年に新設された新しい看護大学。福岡歯科大学と同じ構内にキャンパスがあります。
特徴として、「看護学」に「口腔医学」を取り入れている点が挙げられます。口腔ケアが全身の健康支援や生活の質を高めることにつながるとして、理論と実践をくり返し学んでいきます。
入試は英語と現代文が必須の3教科型受験です。選択科目は数ⅠAか化学・生物から1科目。併願校も含め、どの科目に比重を置いて学習すべきかイメージしておきましょう。
⑳福岡工業大学
⇒使用学部:社会環境(偏差値45)・工(45~47)・情報工(47~51)
3つの学部を擁する工業大学。芝浦工業大や大阪工業大など9校が加盟する工学サミットの一員であり、各大学が教育・研究活動の情報交換を行うことで高め合っています。
近年人気が高まっているのは情報工学部。プログラミングなどを実践的に学び、仕事に活かしています。
また、唯一2教科型で受験できるのもあってか、社会環境学部も志望者が多いです。経営コースと地域コースに分かれ、社会問題の解決について各方面からアプローチしていきます。
㉑福岡国際医療福祉大学
⇒使用学部:医療(偏差値47~54)・看護(53)
2019年に開学した新しい私立大学。各学年に担任を設定し、学生個人ごとの状況を把握する少人数制が特徴です。
隣接する福岡山王病院が実践の場にもなっており、最高の実習環境が揃っています。
入試はいずれも2教科型。英語は必須科目のため、まずは英語を中心に学習を進めていきましょう。
㉒福岡歯科大学
⇒使用学部:口腔歯(偏差値45)
国内でも珍しい歯科単科大学。福岡看護大学と同じ構内にキャンパスがあります。
在籍する6年間では、口腔歯学の専門知識だけでなく、教養や基礎医学についても広く学ぶことができます。
入試は3教科受験。理科は物化生から1科目を選択する形式のため、得意な科目をつくっておきたいところです。
㉓福岡女学院大学(※女子大)
⇒使用学部:人文(偏差値43)・国際キャリア(43)・人間関係(43)
文系3学部を擁する女子大。幼稚園から系列校があり、高校では大学の講義も授業として受講することが可能です。
各学年1学科は100名程度であり、そこから20人前後で1クラスを構成し、少人数教育を行います。アドバイザーとして担任もつくため、学生生活全般のフォローが期待できるでしょう。
入試はいずれも英語と現代文の2教科型。英語資格も活用できます。
㉔福岡女学院看護大学(※女子大)
⇒使用学部:看護(偏差値48)
2008年に設置された看護大学。「ヒューマンケアリング」を重視しており、知性や専門知識だけでなく、看護職者としてふさわしい人間性の養成を目的としています。
入試は英語と現代文が必須の3教科型。選択科目の数ⅠAか理科を含め、バランスよく学力を伸ばしていきましょう。
㉕令和健康科学大学
⇒使用学部:看護(偏差値52)・リハビリテーション(48~49)
2022年に新設された医療系大学。前身の看護専門学校とリハビリテーション専門学校を母体として4年生大学になりました。
全国27のグループ病院施設と連携しており、実習が充実しています。また、教員数も県内の医療系大学では最大と、学習環境は充実していると言えるでしょう。
入試は英語と現代文が必須の3教科型。医療系としては珍しく物理を選択科目として受験することも可能です。
㉖注 国際医療福祉大学(福岡)
⇒使用学部:福岡薬(偏差値51)・福岡保健医療(45~49)
栃木県に本部を置く国際医療福祉大学。福岡薬学部と福岡保健医療学部の2つを大川キャンパスに設置しています。
保健医療学部には理学療法や作業療法だけでなく、県内で唯一の言語聴覚学科が設置されており、言語聴覚士を志す人には最適の環境です。
薬学部は2020年に開設。臨床に強い薬剤師の育成を行っています。
長期休暇は大学情報を調べるチャンス!
ここまで福岡県の主要大学について確認してきました。
大学受験を控えるあなたに忘れないでほしいのは、「自分の行きたい大学に行く」ということです。
「○○大学合格」というのはもちろん大きな目標ですが、そこがゴールではないですよね。実際に大学へ通って、自分の進みたい道への足掛かりを作ったり、やりたいことを見つけたり、大人になっていく自分を形成していく。その重要な時期の環境を、大学受験で勝ち取っていくわけです。
高校1・2年生の人は、長期休暇を利用してぜひオープンキャンパスに参加してみましょう。現時点で興味のある大学がなければ、「家から近いから」や「友達も参加するから」でも構いません。自分が近い将来通うことになる大学のキャンパスというものを肌で感じてみてください。
受験学年になってからでは、貴重な勉強時間を大きく削減することになりかねないため、早い時期に参加しておく…という意識を持ちましょう。
遠方で直接行くことがなかなかできない場合も、今はWebからたくさんの情報を得ることができますね。
あなたの志望校選びに、少しでも役立っていれば幸いです。
福岡県の予備校なら四谷学院!
福岡県には四谷学院「福岡天神校」と「北九州校」があります。
授業の設定曜日などを除き、校舎間の格差は全くありませんので、自宅や学校から通いやすい校舎を選ぶのがおすすめです。
説明会や受講相談会を実施していますので、ぜひ一度ご参加ください!
四谷学院 福岡天神校
相談会の予約や福岡天神校の詳細情報は、こちらのページから
地下鉄赤坂駅5番出口より徒歩3分 地下鉄天神駅より徒歩7分 西鉄福岡(天神)駅より徒歩7分
四谷学院 北九州校
相談会の予約や北九州校の詳細情報は、こちらのページから
JR小倉駅 新幹線口コンコース直結
四谷学院 オンライン校
近隣に四谷学院の校舎がない方も、「四谷学院の学習システム」をオンラインで受講することが可能です!
相談会もオンラインで実施していますので、お気軽にご相談ください!
相談会の予約やオンライン授業の詳細情報は、こちらのページから