こんにちは、四谷学院の片野です。
入試当日、意外に迷うのが服装です。特に現役生の場合は、「制服」という選択肢があります。そうすると、
「制服を着て行かないとダメ?」
「普段着といってもどのような服装がいいの?」
などの疑問が出てきますが……なかなか他人には相談しにくいものです。
先に回答してしまうと、「服装は何でもいいよ。」ということになるのですが、「何でもいいって、何?」って思うでしょうし、かえって不安になりますよね。
そこでこの記事では、服装に関するよくある疑問と入試当日の服装で気を付けるべきことについて、筆記試験の場合と面接試験の場合に分けて解説していきます。
髪型に関する注意点も解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
【大学受験生の服装問題】よくある質問
最初に、一般入試での服装についてよく聞かれることを、Q&A方式で紹介します。
Q.制服を着ていくべきですか?
A.入試の際は、制服でなくても大丈夫です。
高校生の場合、「着慣れている制服がいい!」という人もいるかもしれません。しかし、入試の時期は1年のなかでも一番寒い時期です。
なので、制服にこだわる必要はありません。天気や気温に合わせて寒くない服装で入試に臨んでください。
ただし、推薦入試や面接試験の場合には、制服が無難です。
その点についてはこのページの中盤で詳しく解説しますので、そちらを参考にしてくださいね。
Q.私服で避けたほうが良い服装ってありますか?
A.「英字や漢字のロゴの入った洋服」は避けましょう。
避けるべき服装については入試の募集要項などにも記載がありますので、今一度チェックすることが大事です。
また、派手な服装・悪目立ちする格好も避けるほうがよいでしょう。
具体的には、金髪など目立つ色のカラーリング、鎖など動くと音がするもの、目に痛い蛍光カラーや細かい模様の服装などです。
だからといって、スウェットやジャージなど部屋着のようなものもおすすめできません。
たしかにラフな格好だとリラックスできるかもしれませんが、ある程度緊張感があるほうが集中力につながります。
Q.私服で悩んだらどのような服装を選ぶべきですか?
A.基本的に、前の質問に該当しない服装なら何でも大丈夫です。
ただし、入試会場は暖房が効いてかなり温かくなっている場合もあります。
したがって、温度調整しやすいようにシャツにカーディガンを組み合わせるなど、簡単に脱ぎ着できる服装にしておくのがおすすめです。
だからといって、わざわざ新しい服を買う必要はありません。
着慣れていない服だと、着心地が悪くて緊張感が増してしまうかもしれないので、普段から着ているもののほうが安心です。
試験本番までに余裕がある場合は、入試当日に予定しているのと同じ服装で塾の授業や模試を受けてみてください。
そうすると、「意外に背中が寒い」「袖口のボタンがキツイ」といったことに気付けるため、より万全な体制で入試に臨めるようになります。
Q.とはいえ、結局、制服を着ていってもいいですか?
A.もちろん!制服で入試に臨んでOKです。
普段から着ている制服は、最も着慣れている服装といえます。
「模擬試験もずっと制服で受けてきた」「予備校も制服を着て通っていた」ということであれば、なおさらです。制服で試験を受ければ、普段どおりの実力が発揮できるでしょう。
しかしながら、制服は私服よりも温度調整しにくいのがネックです。
「制服だけだと、ちょっと寒いかも……」という場合は、ブレザーの下にセーターやカーディガンを着るなどして試験会場で温度調整ができるようにしておきましょう。
服装は筆記試験の点数に関係ない!
共通テストや一般入試など筆記試験の場合、服装は点数に無関係です。どのような服装でも入試の合否には直接影響しません。
しかし……。「とても寒かった」「移動が多くて肩が凝った」など、別の理由で当日の集中力に悪い影響が出てしまってはモッタイナイです。
寒さが厳しい場合は、ムリに制服を着ていく必要はありません。
特に、泊りがけで入試に臨む場合は要注意です。
制服以外の選択肢も用意しておき、当日の朝に天気の様子を見ながら臨機応変に対応するのがよいでしょう。
特に、北のほう、雪の降るような地方に受験に赴く場合はなおさらです。
試験日当日の天気予報は、気温も含めてしっかりチェックしてくださいね。
服装は筆記試験の点数に関係ない!
共通テストや一般入試など筆記試験の場合、服装は点数に無関係です。どのような服装でも入試の合否には直接影響しません。
しかし……。「とても寒かった」「移動が多くて肩が凝った」など、別の理由で当日の集中力に悪い影響が出てしまってはモッタイナイです。
寒さが厳しい場合は、ムリに制服を着ていく必要はありません。
特に、泊りがけで入試に臨む場合は要注意です。
制服以外の選択肢も用意しておき、当日の朝に天気の様子を見ながら臨機応変に対応するのがよいでしょう。
特に、北のほう、雪の降るような地方に受験に赴く場合はなおさらです。
試験日当日の天気予報は、気温も含めてしっかりチェックしてくださいね。
注意!面接試験では見た目も試験のうち
ここまでは、共通テストや一般入試など筆記で受ける入試の際の服装について取り上げてきました。
一方で、「面接試験」ではどのような点に注意しなければならないのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
好印象のポイントは清潔感
面接試験では、見た目にもしっかりと気を配りましょう。
そして、高校生は特別な事情がない限り制服の着用がおすすめです。
制服がない高校の場合は、スーツの着用が理想です。学校の行事(入学式や卒業式など)で着るような落ち着いた服装(セミフォーマル)ならば、変に目立ってしまうことはありません。
面接試験がある場合の私服選びに迷ったら、以下を参考にしてください。
女子生徒の場合:シャツやブラウス、ひざ丈ほどのスカートもしくはジーンズ以外のズボン
色味は、男女とも紺や黒を基調とした落ち着きのあるカラーのものを選びましょう。
好印象のポイントは「清潔感」です。
制服でも私服でも、シャツやブラウスにはきちんとアイロンをかけること。
ズボンのセンタープレスやスカートのヒダにも、“よれ”がないようにしておいてください。細かな汚れやほつれも要チェックです。
襟元にネクタイやリボンを着ける場合は、ゆるみやゆがみがないようにしましょう。
アクセサリーは、着けていかないほうが無難です。
なお、大学の入学式ではスーツやジャケットが必要となるかもしれません。大学入学後にアルバイトなどの面接を受ける際にも、ジャケットが1着あると何かと便利です。
購入する時間があるのなら、きちんとサイズを計って購入するのもよいでしょう。
とはいえ、入試の時期にジャケットやスーツを買いに行く暇なんかないですよね。その場合は、ここで紹介したような落ち着いた服装で面接試験に臨めば問題ありません。
髪型にも要注意
面接試験では、服装だけではなく髪型にも要注意です。
面接官が好感を持つような、清潔感のある髪型を目指しましょう。
女子で髪が長い場合は、落ち着いた色のゴムでまとめておきましょう。
前髪が顔にかかっている場合は、短くそろえるか清楚なピンで留めておいてください。ショートヘアの場合でも、顔にかかる髪の毛は耳にかけておきましょう。
男子も髪が長いと、印象が悪くなるおそれがあります。
髪の毛が伸びすぎている場合は、面接日に合わせて散髪しておきましょう。
あと、髪の毛の長さに関係なく、寝ぐせはしっかり直してください。
だからといって、スタイリング剤でガチガチに固めるのはNGです。あくまで自然に、清潔な髪型を目指してください。
面接試験では、第一印象もとても大切です。
視覚から入ってくる「見た目」という情報は、その人の印象を大きく左右します。一般入試と違い、見た目にも最大限気を配りましょう。元気なあいさつも忘れないでくださいね!
関連記事:あなたは大丈夫?面接試験対策
スティーブ・ジョブズとマーク・ザッカーバーグの話
スティーブ・ジョブズは、アップルの創設者として有名ですよね。
そして、世界中の多くの人が利用しているフェイスブックの創業者が、マーク・ザッカーバーグです。
実はこの2人には共通点があります。わかりますか?
……。
なんと答えは、「毎日同じ服を着ている」です。
彼らが毎日同じ服を着ている理由は、「服を選ぶ時間がもったいない」から。そのエネルギーをほかのことに活用したいという考えなんですね。
オシャレはたしかに楽しいですよね。でも、こういう考え方もあるわけです。
ちなみに、彼らのスタイルについては「ノームコア」と呼ばれるシンプルを極めた「こだわりのオシャレ哲学」という見方もあります。
さて……。大学入試は限られた期間、限られた時間に行なわれます。そのときに、あえてオシャレについて考える必要はないですよね。
制服ならばシンプルに制服(+防寒用のカーディガンなど)のみ、私服なら温度調整がしやすい暖かい格好。
決まったあとは服装でそれ以上悩むのはやめて、当日までしっかり勉強を続けましょう。
オマケ:入試のときにあると良いもの
試験会場に必ず持って行って欲しいのが、以下の4点です。
- 使い捨てカイロ(秋冬の場合)
- ハンカチ2枚
- ポケットティッシュ
- マスク(念のため予備も)
使い捨てカイロは意外に盲点かもしれませんが、必需品です。
手袋をしていても、入試会場にたどり着くまでに手はかじかんでしまいます。カイロで手をしっかりと温めて、ベストな状態で試験に臨みましょう。
ハンカチは2枚あれば安心です。
1枚はポケットに、1枚はカバンのすぐ取り出せる場所に入れておきましょう。
また、気温差があると鼻水がタラ~なんてことも……。こんなことになると、鼻水が気になって問題に集中できなくなります。
普段ポケットティッシュを持ち歩かない人でも、ぜひ1つはポケットに入れておいてください。
そして、忘れてはいけないのがマスクです。
試験会場では、特に禁止されていない限り感染予防のためにマスク着用をおすすめします。
ただし、受験要綱は各大学で異なるので、細かな指示は大学にしたがってください。
マスクは事前に着用感を確かめて、息苦しくないもの・メガネが曇りにくいものなどを選んでおきましょう。予備のマスクも必携です。
ハンカチ、ティッシュ、マスク……。小学生の持ち物チェックのようですが、普段から持ち歩いている人は、うっかり忘れることのないように。
普段忘れがちな人は、前日に荷物の中へ入れておきましょう。
※万が一、ティッシュやマスクを忘れてしまっても慌てないように。そんなときは、鼻水をたらしながら試験に集中してください。だれも見ていませんから!
まとめ:受験の不安は四谷学院に何でも相談してください!
今回は、大学入試のときの服装や髪型について解説しました。細かな注意点もありますが、基本的に普段通りであれば大丈夫です。
でも、大学受験って本当にちょっとしたことが気になったり、不安を感じたりしますよね。そんなときは、四谷学院に何でも相談してください!
四谷学院では、面接試験の練習もできます。もちろん、練習では服装の指導も行ないます。筆記試験のときの服装や必携グッズの相談も任せてください。
大学入試に関する不安は、四谷学院で解決しましょう!