英語のプロ直伝!英語なんて怖くない! Part.2

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こんにちは。
今回も、四谷学院で実際にたくさんの生徒を教えている英語のプロ、
O先生にお話を聞きました。
今回のテーマは、「英単語暗記」です!

英単語に関する悩み

英語の勉強に、英単語の暗記はつきもの。
文法や読解技術を必死に学んでも、単語を知らなければそこまでです。
そう、英単語は英語学習のキホンの「キ」。絶対に避けては通れません。

ですが、
「英単語、全っ然覚えられない…」
きっと多くの受験生が、そんな悩みを抱えているはずです。

そこで今回は、そんな悩みの解決に少しでも役立てば、というお話をしていきます。

絶対にやってはいけない勉強法


英単語の暗記に限らず「絶対に誰でも上手くいく完璧な勉強法」なんてありません。一人ひとり実力も性格も違うので、全員にぴったりな方法はないのです。病院でも患者に合わせて薬や用量を変えますよね?あれと同じイメージです。

ですが!「誰がやってもダメな単語暗記法」は、あります。
それは…単語帳をカラフルに色付けして満足し、ただ眺めること!!

これやっている人、多いんです。残念なことに本当たくさんいるんです。
気持ちはわかります。ページをめくりつつ、単語に色ペンでしるしを付けていくと、「いま私勉強してる!」って気分に浸れるんですよね…。

でもはっきり言ってしまうと、それってほとんど自己満足です。「やってる感」があって気分は良いですが、正直効果は薄いと思ってください。

単語を覚えるステップとは?

そもそも、「単語を覚える」というのは、大きく分けて
 1. 覚える
 2. 確認する

という二つのステップがあります。

ステップ1の「覚える」に関しては、自分にあったやり方で構いません。
「絶対に誰でも上手くいく完璧な勉強法」なんてありませんので、声に出したりノートに書いたり、自分が慣れ親しんだ(そして効果があると思う)方法で構いません。
ただし!先ほどの「誰がやってもダメな単語暗記法」だけは避けてください。
知識ではなく「やった感」だけが残るやり方は、時間と労力の無駄です。

むしろ大事なのは、ステップ2「確認する」です。これに関しては、ぜひやってほしいことがあります。

それは、「確認テストをすること」です。

「いやいや、そんなの自分だってやってるよ!」と思う人もいるでしょう。ですが、甘い認識のままやってしまっていて、実は効果がイマイチ、なんてケースが意外と多いのです。

確認テストのポイント

では確認テストについて、いくつかの部分にわけて説明しますね。

方法

「ちゃんと自分でテストして確認してます」という生徒であっても、みんながみんな正しい方法でやっているわけではありません。
特に多いのが、

赤シートをずらしつつ単語を見て、「これはわかってる」「これは微妙かな」とチェックする

というやり方です。

これは、本人としてはちゃんと「確認できた!」という気になるんですが、人間は無意識にズルしてる時があります。「ぼんやり意味がわかってたからまあOK!」というときにも、「これはわかってる」と判定しているが多いのです。

確認テストはストイックに、自分に厳しくやりましょう。
完全に単語帳の和訳の欄を隠しきって、用意した解答用紙に単語の意味を書くのがオススメです。そしてその時、「正直自信ないな…」って思いながら書いた解答にはしるしをつけておきます。
そのあと丸付けをシビアに行いましょう。あいまいで微妙な答えはバツ!先ほどのしるしをつけたものも、(もし正解していても)問答無用でバツにします!
そしてバツのついた単語は、必ず!その場で!覚え直してください。後回しにしても良いことは何もありません。

初めはきつく感じますが、のちのち必ず高い効果が出ます。ぜひやってみましょう。

頻度

人間は、忘れる生き物です。悲しいですが仕方ありません。

ですから、一度テストで答えられた単語でも、1週間後となると怪しいものです。一か月後となると、何もしなければほとんどが忘却の彼方でしょう。

そこで、一週間後と一か月後に同じ範囲のテストを行うことをオススメします。その狙いは、短期記憶を長期記憶に変換することです。

短期記憶とは、情報を一時的に覚えておくための記憶で、しばらくすると自然に忘れ去られてしまいます。
一方、長期記憶は、情報を長く保持するための記憶です。同じ情報を何度も脳に入力すると、脳が「あ、これはきっと大事な情報だ」と判断して、短期記憶の引き出しから長期記憶の引き出しへと情報を移動させます。

つまり、複数回同じテストをするということは、脳に同じ情報を何度も入力するということです。そうすることで、単語の知識を長期記憶の引き出しに移動させるのです。

さらに、英語に触れる時間そのものを増やすためにも、テストは範囲を変えつつ、できる限り毎日やりましょう。
つまり、

毎日暗記&テスト→一週間後にも同じ範囲をテスト→一か月後にも同じ範囲をテスト

というサイクルです。このように、定期的に自分に対してテストを行うという習慣をつけることが、情報を長期記憶に残すポイントです。

分量

これは一人ひとりの実力と目標、そして勉強を始める時期によっても変わってきますが、一般的に大学受験で必要な英単語数は5000語程度と言われています。そのうち、高校で学ぶのはおよそ2000~3000語程度。

仮に「2000語覚えるぞ!」という場合、
1日10語覚えるならば200日
1日50語覚えるならば40日
1日100語覚えるならば20日
ということになります。

ただし、これは「1日でその単語数を完璧に覚えられたら」という仮の話。
先ほどの②でも触れたように、人間は忘れる生き物です。それはもう容赦なく忘れます。

ですから、実際にはこの計算通りにはいきません。繰り返しを考慮するならば、最低でも1日50語のペースは欲しいところです。また、受験まで期間が短いとか、もっと高いレベルの単語も必要、という場合にはそれ以上ということも十分ありえます。自分の置かれている状況を考慮して調整しましょう。

四谷学院には必要なものが揃っている

ここまで、思ったよりも普通な感じで拍子抜けしましたか?でも、そういうものです。目新しい方法は、よく目立ちますが効果は怪しいものばかりです。地味ですが、「自分に厳しく、繰り返しテストする」というのが、昔からある効果的なやり方なのです。

四谷学院では、55段階個別指導という学習システムの中で、英単語のコースを提供しています。55の授業は、テストを受験して、その場で先生に採点してもらうという仕組みになっています。さらに、自分の受験結果(いつ、どのテストが何点だったか)という情報も蓄積されますので、学習ペースを確認・維持するのに最適です!
ぜひ、55段階個別指導を上手に活用して、英単語を効率的に覚えていきましょう!

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