こんにちは、四谷学院の山中です。
英文を読む際には、文構造を把握し文法的に解釈するというのは、受験生であれば考えていることだと思います。「なんとなくこうかな?」という感覚的に読むのではなくて、「なぜそうなるのか」という観点から考えますよね。
実は・・・単語や熟語も同じように考えられる、ということはあまり知られていないように思われます。
単語や熟語を何も考えずに丸暗記しようとしては、もったいない!もっと良い方法がありますよ。
この記事では、単語の効果的な覚え方のコツをお伝えします。
目次
すでに知っている単語に関連付ける
たとえば「客」を表す単語、どれがどれかわからないという質問をよく受けます。
spectator:スポーツなどの観客
passenger:乗客
customer :お店やレストランの客
guest :招待客
client :一対一のサービスを受ける顧客
どんな場合にどの単語を使うのか、確かにややこしいですね。
ですが、このように考えると簡単に覚えられるんです!!
audience :コンサートや演説の聴衆・客
「オーディオプレイヤー」の「オーディオ」に含まれるaudiという部分は、「聴く」という意味です。
オーディオプレイヤーは耳で聞くものです。だから、コンサートや演説のように、見ることよりは聴くことが大切な場合における客は、audienceを使用します。
spectator:スポーツなどの観客
audienceとセットで覚えるといいでしょう。audienceは「聴くこと」に焦点が当たっていましたが、spectatorは「観ること」に焦点が当たっています。
少し難しいですが、spectという部分は「観る」という意味です。spectを知らなくても、audienceではない方と覚えておけば十分です。
passenger:乗客
passengerの中にはpass「通る、通過する」と、「人」を表す語尾-erが入っていますね。電車やバスに乗る人はいろいろな場所を「通過」していきますので、passengerは「通過する人=乗客」と覚えましょう。
customer:お店やレストランの客
customとは「習慣・慣習」ですよね。-erは「人」なので、customer「習慣の人」ということです。スーパーやレストランは習慣的に行く場所と考えると納得がいくはずです。
guest:招待客
「今日のゲストを紹介します!」というセリフ、テレビとかで聞いたことがないでしょうか。そのゲストとは、まさに「招待客」です。日本語と使い方が同じなので日本語からアプローチ。
client:一対一のサービスを受ける顧客
guestと同様に、クライアントも日本語になっています。例えば、カウンセリングに訪れる人や病院に来る患者のこともクライアントと呼びます。こちらも日本語と同じなので日本語からアプローチすれば問題ないです。
英単語を覚えるためのコツ~まとめ~
以上、英単語を覚えるためのコツを解説しました。
元になる単語や日本語として使っている言葉もありますので、イメージを広げながら覚えていきましょう。
特に、「英語単語の暗記」に苦しめられているあなた!ぜひこの方法を試してみてくださいね。
次回は熟語についてもご紹介する予定です。