大学受験は、絶対に失敗したくない・後悔したくないイベントの一つといってもよいでしょう。しかしながら、現役生にとって大学受験は初めての経験です。既卒生であっても、前年とまったく同じ条件というわけにはいきません。
それでは、大学受験で後悔しないためにはどうすればよいのでしょうか。
多くの受験生が後悔するパターンから、後悔しない大学受験のために取り組むべきことを探っていきましょう。
目次
多くの受験生が後悔するのはこの場面
受験生が後悔するパターンはある程度決まっています。ここでは「勉強」「大学選び」「体調管理」の3つの場面に分けて後悔の内容を見ていきましょう。
勉強で後悔
受験を経験した人の多くが「勉強の開始時期が遅かった」「勉強量が足りなかった」という点で後悔しています。大学受験では、基礎を早めに固めておかなければ本格的な受験勉強をスタートできません。
しかし、基礎固めには時間がかかります。そのため、勉強の開始時期が遅かったこと・勉強量が足りなかったことを後悔する人がとても多いのです。
「苦手科目を放置してしまった」という後悔もよく聞かれます。たしかに、苦手科目の勉強は先送りにしがちです。しかし、苦手科目を放置すると成績が伸びないだけではなく、本番の試験で足を引っ張ることになりかねません。得意科目ばかり勉強している人は、要注意です。
「学習計画を立てなかった」人たちも、大多数が後悔しています。大学受験は長期戦なので、優先順位を決めずに勉強を進めると入試直前期に「勉強が終わっていない!」と後悔することになるのです。
予備校や塾をうまく利用できなかったことを後悔する人も少なくありません。行くだけで満足している人・友だちとの雑談が目的となっている人はその典型例でしょう。一方、塾・予備校は活用したものの「もっと早くに通い始めればよかった」と後悔する人もいるようです。
大学選びで後悔
大学選びで後悔するのも、受験生あるあるかもしれません。
受験に対する不安から、「第一志望をあきらめる」という人もいるでしょう。しかし、チャレンジはするべきです。「受けたら受かったかも」「ダメもとでチャレンジしておけばよかった」という思いが残るため、他大学入学後も後悔が続きます。
「併願校選びに失敗した」というのも、よくある後悔といっていいでしょう。併願校選びは第一志望校選びに比べて適当になりがちですが、併願校の試験科目と第一志望校の試験科目が異なると勉強の負担が大きくなります。また、併願校は4年間通うことになるかもしれない大学なので、第一志望校と同じくらい熟考して選ばなくてはいけません。いいかげんに選ぶと後悔します。
意外に多いのが「入学してから後悔した」というパターンです。第一志望校に入学したものの、「思っていたのと違った」「通学が大変だった」などの理由で後悔する人もいます。知名度や雰囲気だけではなく、「何をしたいのか」「何ができるのか」「4年間通えるのか」といった点まで考えて志望校を選ばないと、後悔することになるでしょう。
体調管理で後悔
大学入試直前や当日の体調管理で後悔する人も多いようです。
実際、「試験直前に風邪をひいてしまった」と後悔している人が毎年少なからずいます。
また、「試験前日にがんばりすぎた」「眠れなかった」という人も、本番で実力を発揮できずに後悔するパターンが多いです。普段とは違うものを食べて「試験当日にお腹を壊した……」と後悔する人も。
その他、「試験会場が暑すぎた」「寒すぎた」などを後悔として挙げる人も少なくありません。
大学受験で後悔しないためにやるべきこと
それでは、大学受験で後悔しないためにはどうすればよいのでしょうか。ここからは、場面ごとにやるべきことを紹介します。
勉強で後悔しないために
勉強は、できるだけ早くスタートしましょう。高校1年生・2年生のうちから基礎をしっかり固めておけば、かなり早い時期から本格的な受験勉強に取り組めます。第一志望校の合格に近づきやすくなりますし、進路変更を考える場合も有利です。
そして、学習計画はゴールから逆算して立てるようにしましょう。得意科目だけではなく苦手科目も偏りなく計画に組み込んでください。可能であれば、志望校の科目ごとの点数配分にも配慮しましょう。なお、学習計画は微調整ができるように、多少余裕をもたせるのがポイントです。
塾や予備校も上手に活用しましょう。苦手科目だけ塾や予備校のサポートを受けるのもアリです。塾・予備校を選ぶ際には、自習室の使いやすさ・講師への質問のしやすさ・進路指導の有無など、学習面以外のサポート体制もチェックしておくことをおすすめします。
大学選びで後悔しないために
大学選びで後悔しないためには、大学をよく知っておくことが大切です。オープンキャンパスには積極的に参加し、機会があれば現役大学生からも話を聞いておきましょう。
そして、安易に第一志望校のレベルを下げないこと。これは大きな後悔につながります。日程に問題がなければ、第一志望校には必ずチャレンジしましょう。受けなくて後悔することはありますが、受けて後悔することはまずありません。
もちろん、併願校選びも大切です。併願校は第一志望校が不合格だった場合に通う大学なので、「4年間通っても良いと思う大学」を選ぶようにしてください。いいかげんに選んでしまうと、入学後に後悔します。
体調管理で後悔しないために
体調管理で後悔しないために大切なのは、規則正しい生活を心がけることです。早めに体を朝型に切り替え、体調を整えた状態で試験日を迎えられるようにしましょう。
また、体調管理には家族の協力も必要です。家族全員が帰宅したら手洗いをするなどして、感染症を家庭内に持ち込まないように気を付けてもらってください。
入試前の食事にも気を付けましょう。食べ過ぎはNGです。揚げ物類もお腹を壊しやすいため、避けたほうがよいかもしれません。いつもと同じ食事が理想ですが、ホテルなどに宿泊している場合はできるだけ胃に負担をかけないもの・消化の良いものを選ぶようにしてください。
そして試験当日は、体温調節しやすい服装を心がけましょう。防寒アイテムは必須ですが、暖房器具に近い席だと暑さ調節も必要になるため、脱ぎ着しやすい服装がおすすめです。悪天候が予想される場合は、替えの靴下も持っていくほうがよいかもしれません。
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