こんにちは、四谷学院の受験コンサルタントの田中です。
今回は、大学入試における「集団討論」について解説していきます。
- ● 意見をたくさん言った方がいいの?
- ● 司会・進行をやった人が有利なの?
- ● その場で意見をまとめるのが苦手だから自分には不向きかも…
こうした集団討論の試験に関するよくあるご質問に答えていきます。
それでは早速行ってみましょう!
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目次
集団討論とは?
そもそも「集団討論」という入試について確認していきましょう。集団討論とは、医学部の大学入試で課されることが多い形式で、学校推薦型選抜や総合型選抜でも課されることがあります。
一言で説明するならば、
「与えられたテーマについて、受験生が討論する様子を評価する試験」
ということになります。
筆記試験や小論文、面接試験(個人・集団)といった従来の試験では知ることができない「受験生の人物像を見ること」が目的とされています。周りの人との協力姿勢があるか、コミュニケーション能力があるかなど、大学でともに学びを深められる素質・能力など、多面的な評価がされます。
特に、医学部においては、将来の医師として活躍できるための資質・能力を見極めます。
制限時間
20分程度が一般的です。
別途、自己紹介で時間が取られる場合もあります。
参加人数
1グループあたり4~6人で行われます。
面接官が2~3名配置されます。
司会進行を面接官が行う場合もありますが、討論への参加・発言は一切ないのが基本です。
実施の流れ
(1)受験生がグループ分けされます。
(2)グループ毎に討論を行います。
(3)各グループを担当する面接官が評価を行います。
Q.意見をたくさん言った方がいいの?
集団討論においては「どのように討論しているか」という様子がチェックされます。意見をたくさん述べて積極性をアピールすることも1案ではありますが、あえて「討論」という形式での試験ですから、自分以外の人の意見に耳を傾け、共有し、整理し、さらに良い方向へと議論を導いていくということも求められます。
「自分の意見や考え方が正解として選ばれること」が集団討論の目的ではない、ということを意識できるとよいでしょう。
受験生はライバルと言いつつも、その意見が素晴らしければ素直に納得してしまってかまいません。そのことを相手に伝えて、賛同する理由なども添えてもよいでしょう。また、相手の意見が間違っていると感じたとしても、それは自分と意見が違うというだけ。それぞれの意見を共有し、考えを深めていきます。グループ全体で議論が深まれば、グループ内の受験生全員の評価にもつながるでしょう。
Q. 司会・進行をやった人が有利なの?
集団討論の試験においては、面接官が司会・進行を行う場合と、受験生が司会・進行を行う場合があります。
司会や進行を担当した受験生が、合否判断において有利になるかと言えば、そうとも言えません。そうした司会や場を見渡してほかの人の意見を引き出していくことに自信があれば積極的に進行役を引き受けるとよいでしょう。一方で、仕切るのは慣れておらず、自分でアイデアを出すことの方が得意だということであれば、あえて進行役を引き受ける必要はありません。
Q. その場で考えて意見を述べるが苦手だから不向きかも…
集団討論はどんなテーマが出されるか分からないし、ぶっつけ本番!と考えているかもしれませんが、それは間違いです。準備なしでこなせるほど甘いものではありません。
確かに、面接試験のように、あらかじめ聞かれそうな質問を想定して、練習しておくこともできません。準備自体も非常に難易度が高いと言えます。
そこで、あらかじめできることとしては、「見られるポイントや自分の強みを知っておくこと」です。
当日どんなテーマが提示されたとしても、チェックポイントは変わりませんし、もちろん自分の強みも変わりません。ポイントを押さえておくことで、討論しやすくなります。
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四谷学院では、集団討論の対策講座を実施しています。
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日程
- ①9/22(日)13:30~15:00
- ②10/27(日)13:30~15:00
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