「明日は受験だからカツ丼でゲン担ぎ!」
そんな話を耳にしたことがあるかもしれません。
しかし受験前日の食事は翌日のコンディションにかかわるため、ゲン担ぎが逆効果になる可能性があります。
そこでこの記事では、受験前日に食べたほうがいい食べ物とおすすめ夕食メニュー、避けたほうがいい食べ物について解説します。
目次
受験前日にとるべき栄養素と食べ物
受験前日に食べると効果的な食べ物と、栄養素の働きについて見ていきましょう。
ブドウ糖
ブドウ糖は脳のエネルギー源となる重要な栄養素です。
ご飯のほかに、パンやうどん、パスタなどの炭水化物は最終的にブドウ糖に分解されて吸収されます。
そのため、これらの主食を食べればブドウ糖をしっかりとることができます。
ビタミンB1
ビタミンB1はブドウ糖の吸収を助ける働きがあるので、炭水化物だけを食べるよりもおかずをプラスしたほうが効率的に脳のエネルギーとなります。
ビタミンB1が多い食べ物は、豚肉、魚、たまご、納豆などです。
夕食だけでなく、朝食のメニューとして食べてもいいでしょう。
体を温める食べ物
真冬に受験に挑むため、体が芯から温まる食べ物も一緒にとりましょう。
ショウガや発酵食品(味噌、納豆、キムチなど)、根菜類がおすすめです。
紅茶やウーロン茶、ココア、ショウガ湯などを温かい状態で飲むのもいいでしょう。
消化にいいもの
リラックスしようと思っても、受験前日はどうしても緊張するものです。
緊張すると胃腸の働きが低下するため、消化不良や胃もたれが起きやすくなります。
翌朝のコンディションを整えるために、消化にいい以下の食べ物を意識してとることが大切です。
・炭水化物…ご飯、パン、うどん
・タンパク質…たまご、豆腐、白身魚、脂の少ない肉
・野菜類…キャベツ、白菜、カブ、ほうれん草、にんじん、かぼちゃ、じゃがいも、サトイモ
・果物…バナナ、りんご、桃、ブドウなど
・お菓子…ゼリー、プリン、カステラなど
また、柔らかく煮る、油を少なくするなど、調理法を工夫するのも効果的です。
受験前日にNGな食べ物
受験前日に避けたほうがいい食べ物は、消化の悪いもの、刺身などの生もの、辛すぎるものが挙げられます。
消化が悪い食べ物は、揚げ物などの油が多い食べ物、ゴボウなどの食物繊維が多いものです。
これらをどうしても食べたいときは、量を加減するか、よく噛んでゆっくり食べることを心がけましょう。
また、生ものは食中毒のリスクがあり、辛すぎるものはお腹を壊す可能性があります。
明日の活力のために好きなメニューをつい食べたくなるものですが、生ものや辛いものは受験が終わってからにしましょう。
受験前日におすすめ!夕食メニュー
受験前日に食べたい、おすすめの夕食メニューを3つご紹介します。
1. 鍋もの
鍋ものは、野菜や肉、魚などを一度に食べられるうえに、柔らかく煮ているので消化がいいです。
体がしっかり温まるので、体調を整える効果も期待できます。
2. 豚のショウガ焼き
ビタミンB1が豊富な豚肉は、体を温めるショウガと一緒に食べるのがおすすめです。
豚肉は疲労回復や免疫力アップといった働きがあるので、翌日のコンディションを整える効果が期待できるでしょう。
3. 煮込みうどん
うどんは、野菜や肉と一緒に煮込みうどんにすると栄養価がアップします。
体がしっかり温まるうえに、食欲があまりないときでも食べやすいのでおすすめです。
具材が豊富な鍋焼きうどん、発酵食品で体がしっかり温まる味噌煮込みうどんなど、好みの味で食べてもいいですね。
まとめ
受験前日は緊張から胃腸の働きが低下するので、消化にいいメニューを意識して食べましょう。
油っこい食べ物や食物繊維が多いものは、消化に良くないので食べ過ぎないことが大切です。
生ものや辛いものも体調不良につながるリスクが高いので、前日は避けることが基本です。
前日の食事は翌日のコンディションに大きくかかわるので、消化が良く、栄養バランスがいいメニューを食べましょう。
また、当日の朝食もコンディションに影響します。
以下の記事でおすすめの朝食メニューをご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
受験前に確認しておきたい持ち物や前日にやっておきたいことをまとめた以下の記事も、よければぜひ参考にしてください。