大学院の入試対策ができる予備校!院試対策(英語・小論文)

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こんにちは、受験コンサルタントの田中です。

大学入試と同じように、大学院の入試(院試)にも対策が必要です。大学院受験においては、専攻分野に関する専門科目の入試対策のほかに、英語や小論文などが必須スキルとなっています。

この記事では、大学院入試対策における予備校の効率的な利用法について解説していきます。

大学院入試(院試)で求められる力

大学院は、従来のような研究者の養成機関としての役割とともに、より専門的な知識や技術を身につけてから就職することや、社会のスキルアップ・再教育の目的としても活用されています。
将来、研究者を目指す人ばかりでなく、広く社会に貢献できる人材の育成がなされています。

大学院では、大学で学んだことの延長として研究を続けるケースもあれば、学部での専攻と異なる分野を大学院で学ぶケースも少なくありません。そのため、大学院入試は、必ずしも専門的な知識ばかりを求めるものではありません。面接試験を課して、人となりを重視するケースや専門科目以外の小論文を課すケース、また基本的な外国語の学力をみるための試験、場合によってはTOEICなどのスコアの提出を試験の代わりとするケースもあります。

大学院予備校とは

大学院予備校では色々なコースがあります。「大学院」を専門としている予備校においては、MBAやMOTの対策コース、法科大学院(ロースクール)の対策コース、臨床心理士指定大学院対策コース等、専門に特化したコースがあります。それ以外の大学院においては、先ほど述べた通り、「英語(外国語)」「小論文」「専門科目」の対策があり、「数学」「化学」「心理学」などの専門科目があります。

大学受験レベルから大学教養レベル、専門レベルまで、大学によって入試レベルが異なっていますので、志望する研究・選考にあった対策・指導を行っている大学院予備校を選びましょう。

院試合格のための対策「英語」

大学院においては、ほとんどの専攻で文献購読の授業(ゼミ)が行われます。そのため、大学院に入学するための必須スキルの1つが「英語の文章を読み解く力」と言えるでしょう。しかし、大学入学後にあまり英語を勉強してこなかった、ブランクがある受験生も多く、大学受験のころから比べて格段に英語の力が落ちてしまっているケースも多く見受けられます。「過去問題を入手してチャレンジしてみたけれど、自分が思った以上に読めなかった」という声も少なくありません。

さらに、入試では「専門的な論文を英語で読ませる」という英語の試験が科される場合もあります。その場合には、英語で専門書を読んでその分野に特有の言い回しや専門知識を身につけていく必要がありますが、それと並行して英語の読解力を上げるための対策を行っていく必要があります。

いずれの場合にも、院試においては、英語の文章を正しく、スピーディーに読み解く力が求められますので、まずは英語の文法や読解など、基礎的な英語力を養っていくことが、合格への近道となるでしょう。

大学院対策も!最初に取りくむべき課題は「読解の基礎力養成」です。
個別指導なら自分のペースで基本から勉強しなおすことができますから、ブランクのある方でも英語が苦手な方でも安心して取り組めます。

四谷学院の個別指導(大学院入試対策)  

院試合格のための対策「小論文」

小論文の試験においては、「問題文を正確に読解・分析し、論理的判断ができているか」、そして「わかりやすい文章で自身の意見をまとめることができているか」が採点基準となるでしょう。英語同様に、専攻にかかわるテーマでの出題が多くなっていますから、専門知識を並行して学んでいく必要があるケースもあります。

出題の傾向はありつつも、当然ながら、試験本番では初めて見る文章が出題される可能性が極めて高いため、論理的な思考力、判断力を底上げするような対策が必要となってきます。

添削指導がベストチョイス

大学院入試においては、マークシート式の試験はほとんどないと言ってよいでしょう。正解・不正解の二択ではなく、記述式の問題です。「本当に理解しているのか」を厳しくチェックされます。
そのため、最も有効な指導は「添削指導」となってきます。
「今の自分の記述答案でどのくらい得点できるのか」
「どこが不足しており、何を追加すれば得点が上がるのか」
こうしたことを確実に指導してもらわなければいけません。質の高い添削指導をスピーディーに受けられるようにしましょう。

大学院予備校の選び方

大学院受験対策の予備校は、「対面指導」「オンライン指導」「通信教育」など様々なスタイルがあります。あなたの学習スタイルやライフスタイルに応じて選ぶことができます。
それぞれのメリット・デメリットを理解して活用しておきましょう。

個別指導でオーダーメイドの授業

大学院入試対策と言えば、マンツーマンの個別指導です。大学院は専攻や研究科によって、入試形式・内容・難易度も大きく異なります。そのため、綿密な指導を受けるためにはやはり個別指導がベストと言えます。マンツーマンで弱点を指導してもらうことで、即効性の高い院試対策を行うことができます。

デメリットとしては、集団授業や映像講義に比べて受講料が高額であること、仲間との切磋琢磨ができないことなどが挙げられるでしょう。ただし、個別指導が学習効果の面で大きなメリットがあることは確実なので、最も効果的な大学院入試対策を行いたいのであれば、個別指導を強くお勧めします。

対面の集団授業でモチベアップ

対面指導はモチベーション管理の面から多く選ばれています。あなたと同様に大学院を目指す志の高い仲間が集まりますので、よい刺激を受けることができます。また、同じ分野や志望大学であれば、情報交換することも。講師にその場で質問できることも多いので、疑問を即時解消することができます。集団授業は「切磋琢磨できる場」として、メンタル面でも大いに役立つでしょう。

デメリットとしては、対面での集団授業を行う大学院予備校は少ない、ということです。大学院予備校はそもそも数が少なく、あっても遠方のため通えないという話はよく聞きます。また、大学院ともなると学びも多様化しますので、そのものズバリの授業を受けることは難しいことにも留意しましょう。志望する大学院の受験において何が必要なのか、あなた自身が把握しておく必要があります。

オンライン映像授業

近くに校舎がなくても、大学院予備校の授業を受ける方法、それがオンラインでの映像講義です。多くの場合、録画講義となりますので、対面の集団授業ほどの緊張感やモチベーション管理は期待できませんが、全国どこでも、自分のペースに合わせて、繰り返し視聴することができるというメリットもあります。大学に通いながら仕事をしながら大学院を目指す方にとっては、最も取り組みやすい受験対策と言えるでしょう。

デメリットとしては、一方通行の授業である点です。講師は目の前の生徒を見ながら授業を行っているわけではないので、あなたにとってわかりにくい部分もあるかもしれません。そんな場合には、わからない部分をまとめておき、自分で疑問を解消するか、もしくは講師に質問する必要があります。質問に別途お金がかかったり、回答が届くまでに時間がかかったりする場合もありますので、注意が必要です。

大学院予備校はいつから通う?

大学院予備校に通い始める時期は、受験生によってバラバラです。大学に入ってすぐに通い始める人もいれば、院試の直前期に予備校を利用する人もいます。また夏休みなどの長期休暇を利用して、計画的に対策を進める人もいます。

ただし、「英語」「小論文」については、スタートは早ければ早いほどよい、というのは確かです。英語の読解力にしても、小論文の論理的判断力にしても、一朝一夕に身につくものではありませんから、思い立った時からスタートさせましょう。

まずは、四谷学院の受験コンサルタントに気軽に相談してみませんか?

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