【高校定期試験対策】定期試験対策と受験対策の両立のコツ!

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受験生の中には、高校の定期試験対策について悩んでいる方が多いのではないでしょうか?
内申点が入試に直結するいわゆる推薦入試(学校推薦型選抜)を目指す人は、言うまでもなく定期試験にも全力で取り組むでしょう。では、一般入試を受験予定の人は、受験勉強と定期試験対策をいかに両立させるべきでしょうか?

受験生でも定期考査対策の勉強はするべきか

学校の定期考査は、受験生にとって気の重いものです。本番は大学入試だけれども、学校の試験でもあまり悪い点数を取るわけにはいかないですよね。でも受験勉強の方に力を入れたいし、もしも赤点を取ってしまったら、追試や補習・補講などにさらに時間がとられてしまう……。両立について悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

『大学入試での合格が最大にして唯一の目標だから、定期テストの勉強は全くしなくても構わない』

そんな極端な考えを持つ方もいるかもしれません。
しかし、それは正しいのでしょうか?

定期考査対策と入試対策では勉強の方法が全く違う?

ある生徒さんは、定期考査は「丸暗記」だから大変だ、と話してくれました。先生が「ここ出るよ」といったところを、とにかく覚えるそうです。覚えられたら少なくとも赤点は取らなくて済む。だから定期試験は丸暗記で何とか逃れて、大学受験対策に時間を使う、そういった学習スタイルでした。

しかし、それはおかしいと思いませんか?

高校での学習内容と大学受験、科目選択により異なるとはいえ、英語・数学・国語など、多くの科目は共通しています。学習範囲だって同じです。実際、大学入学共通テストは、高校で習う範囲から出題されるのです。
大学受験の基本は、高校の教科書レベルの内容を十分理解することです。つまり、学校の定期試験対策は受験対策の第一歩と言えるでしょう。

学校の授業を活用する

多くの人は、主要3科目は早めに受験対策を始めていても、それ以外の科目(理科や地歴公民)は、高校3年生になってから本格的に受験の準備に入ります。毎日の授業の予習・復習や、学校行事などもあり、なかなか時間が確保できないからです。
しかし、それでは試験本番まで残り約9カ月となり、浪人生と比べると圧倒的に勉強量が少なくなってしまいます。
現役生は、どの科目においても、授業で習ったその場でできる限り頭に入れるようにし、定期テストを活用しながら基礎を固めておくべきです。浪人生との差を埋めるためにはそれが最も効率的です。

学校と予備校がずれているのが問題

多くの予備校では、学校とカリキュラムが違います。そのために、予備校と学校で、それぞれ予習・復習をしなくてはならず、受験生の負担が大きくなってしまいます。
しかも、特に理科・地歴公民は学校ごとに進度や授業で扱う時期がずれてしまうことも多く、学校ではまだ習っていない内容を予備校で勉強する、ということも珍しくありません。
学校と予備校との学習進度がずれているために、勉強が非効率になってしまうこともあります。

四谷学院の55段階個別指導

55段階個別指導では、受験に必要な知識を段階的に学べるようになっています。「段階的に学べる」ということは、カリキュラムが分野別に作られているということです。だから、高校の進度に合わせて勉強する順番を組み替えることもできます。
例えば、中高一貫校のカリキュラムは通常の高校とは違って特殊です。しかし、55段階なら定期テスト対策や学校の授業の復習も予備校で行うことができるんです。

定期テスト対策のメリット

学校の定期試験対策は、範囲が細かく指定されています。だから、覚える内容は、大学受験全体に比べれば、とても少なくて済んでいます。
例えば、大学受験で英語の長文対策をしようとすると、たくさんの単語や文法を覚えなくてはいけないでしょう。しかし、定期試験対策であれば、覚えるべきものはその範囲で習った単語や文法だけでいいのです。
しかも、こうした試験対策の積み重ねが、大学受験対策にも当然生きてきます。大学入試は、学校で習った範囲、その応用から出題されます。大学受験の土台となるものを学校で教えてくれるのですから、「定期試験は教科書丸覚え大会だ」などと考えてしまうのはもったいないのです!

しかし、もちろん学校の授業だけでは十分に理解できない、ということもあるでしょう。その補強として、予備校で「定期試験対策」を行うことで、学校のテストの成績を上げつつ、大学受験に必要な学力も高めていくことができます。

あなたはそれでも「定期試験対策は、入試対策と全く関係がない」と言いますか?

なお、冒頭でも触れましたが、定期試験の成績が、受験に直接的に影響を与えるケースがあります。それは、推薦入試です。近年は学校推薦型選抜と呼ばれるようになりました。推薦入試においては、内申点が重要になってくるので、さらに気合を入れて対策したいものですね。

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