中央大学の受験対策!難易度や偏差値、合格に向けた勉強法を徹底解説

この記事は約12分で読めます。

関東の有名私立大学の総称であるMARCHの一角を担う中央大学。多数の著名人を輩出し、箱根駅伝にも最多出場しているなど馴染みのある大学です。そんな中央大学に入学したいと考えている方は多いですが、どのような受験対策をすればよいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

本記事では、中央大学の受験資格や出願者などの各種データ、試験の難易度や求めている人材像などをご紹介。中央大学に合格するためにおすすめの勉強方法も併せて解説します。中央大学に興味のある方、受験を予定している方はぜひ参考にしてください。

※本記事に記載されている情報は2022年12月26日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

 

中央大学の入学試験で問われる能力

中央大学の入学試験で問われる能力とはどのようなものなのでしょうか?ここでは、中央大学の望む学生像や入試の特徴、難易度を解説していきます。

中央大学はどのような人材(学生)を望んでいるのか

中央大学は、イギリス法を教授し、イギリス法のメリットである実地応用に優れた人材を育成するために1885年に作られた大学です。そのため、経験主義・合理主義を基礎とした実学の伝統を継承しているのが特徴になります。
建学の精神として「實地應用ノ素ヲ養フ」、ユニバーシティーメッセージとして「行動する知性。-Knowledge into Action-」とされています。
引用:中央大学HP 建学の精神

このような中央大学の入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)は、次のようになっています。

中央大学における入学者受け入れの方針

本学は、社会の課題を自らの課題として捉え、「行動する知性」をもってこれを解決することにより社会に貢献したいと考える学生を広く受け入れます。学生の受け入れにあたっては、様々なバックグランドを持つ学生を積極的に受け入れるため、個々の学生の知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性・協働性、入学前における学習経験等の多様性に即して、多様な選抜制度を設けます。

引用:中央大学HP 入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)

また、学部ごとの入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)をはじめとした3つのポリシーは、中央大学HP 求める人材のページから閲覧が可能です。受験を考えている方は、ご一読ください。

中央大学における入試の特徴

中央大学の入試方式は、大きく分けると一般選抜と特別選抜の2種類です。それぞれの概要は以下のとおりです。

 

一般入試

入試の中心となる選抜方法です。一般選抜のなかに、さらに5パターンの受験方法がありますが、実施している学部が異なるため、最新の募集要項などでご確認ください。
・6学部共通選抜:個別試験(6学部共通問題)の得点のみで判定されます。
・学部別選抜(一般方式):個別試験(学部・試験日ごとの独自問題)の得点のみで判定されます。
・学部別選抜(英語外部試験利用方式):指定された英語資格・検定のスコアにより英語の試験が免除または得点換算されます。
・学部別選抜(大学入学共通テスト併用方式):大学入学共通テストの指定科目の得点と、個別試験の得点の合計で判定されます。
・大学入学共通テスト利用選抜:共通テストの得点のみで判定される方法です。共通テスト利用選抜は、前期選考、後期選考の2パターンがあります。

 

特別選抜

学部により実施される試験が異なります。例えば法学部の「チャレンジ入試」、文学部・国際経営学部の「自己推薦入学試験」などがあります。

 

中央大学における各科目の試験問題の特徴

中央大学を受験する際には、各科目の試験問題の特徴を知っておきましょう。ここでは一般選抜の内容を、法学部の一部教科を抜粋してご紹介します。

 

英語

法学部における英語は、試験時間が90分で大問数は8題程度。そのうち3題は長文読解のため、時間的に厳しいと感じることが多いようです。また、4題は文法・語彙力を問われる問題なので、基本的な知識量も必要です。1題だけ和文英訳がありますが、難易度は標準〜応用レベル。複文構造の英文が例年出されているので、押さえておくとよいでしょう。

 

国語

法学部における国語は、試験時間が60分で大問数が3題程度。どれも長文読解で、現代文が2問、古文が1問の構成です。漢文は範囲に入っていません。
現代文では、必ず評論文が出題されるので、評論文を中心にさまざまな文章に触れておき、文章の要旨を素早く把握できる能力を養っておくのが入試対策のポイントです。
古文は標準レベルの難易度なので、基礎知識が重要です。教科書に載っている古語や文法の基礎をしっかりと学習しておくとよいでしょう。

 

中央大学における入試の難易度・偏差値

Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」のデータでは、中央大学の入試の偏差値は61~75、共通テスト得点率は69~94%となっています。以下は、学部別の偏差値データです。

学部偏差値
62
68~75
総合政策69~72
経済66
67
国際経営67~71
国際情報68~71
理工61

出典:Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」

中央大学の入試概要


ここでは、出願資格や試験科目と合格要件、出願者数や合格者数のデータなど、中央大学の入試概要について見ていきましょう。

※記事に記載のデータは、2022年12月26日現在のものです。

 

中央大学の出願資格について

中央大学の出願資格は、以下の9つです。門戸を大きく開いている大学ということがわかるでしょう。

①高等学校または中等教育学校を卒業した者。
②特別支援学校の高等部または高等専門学校の3年次を修了した者。
③外国において、学校教育における12年の課程を修了した者。
④外国における、12年の課程修了相当の学力認定試験に合格した18歳以上の者。
⑤外国において、文部科学大臣が指定した11年以上の課程を修了したとされるものであること等の要件を満たす高等学校に対応
する学校の課程を修了した者。
⑥文部科学大臣が外国の高等学校相当として指定した外国人学校を修了した者)。
⑦高等学校と同等と認定された在外教育施設の課程を修了した者。
⑧文部科学大臣が指定した専修学校の高等課程を修了した者。
⑨外国の大学入学資格である国際バカロレア、アビトゥア、バカロレア、GCE Aレベルを保有する者。
⑩国際的な評価団体(WASC、CIS(ECIS)、ACSI、NEASC)の認定を受けた教育施設の12年の課程を修了した者。
⑪高等学校卒業程度認定試験(旧大検)に合格した者。
⑫本学において個別の入学資格審査により認めた18歳以上の者

※最新の情報は、中央大学の公式HPで必ずご確認ください。
参考:2024年度 入学試験要項| 中央大学

 

中央大学の試験科目や合格要件

ここでは中央大学の試験科目や配点を、一部学部を抜粋してご紹介します。取り上げるのは、一般選抜(一般方式)の内容です。
なお、試験情報は随時更新される可能性がありますので、最新の募集要項などでご確認ください。
参考:2024年度 入学試験要項| 中央大学

 

法学部

法学部の一般選抜(一般方式)は、3教科型と4教科型の2つの方式があります。3教科型の場合は、地理歴史・公民と数学のなかから1科目選んでの受験になります。もし3教科型を選択して地理歴史・公民・数学から2科目受験した場合、より高得点の科目の得点が合否判定に採用されます。

学科科目配点
外国語英語(コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ)150(国際企業関係法学科は150点を200点に換算)
国語国語総合(漢文を除く)100
地理歴史・公民世界史B、日本史B、政治・経済から1科目選択100
数学数学(数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B〈数列、ベクトル〉)100
総合計450(国際企業関係法学科は500点満点)

 

経済学部

経済学部も、基本的には地理歴史・公民・数学から1科目を選ぶ形式です。ただし、地理歴史・公民と数学の2科目登録受験した場合は、より高得点の科目の得点が合否判定に使用されます。

学科科目配点
外国語英語(コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ)150
国語国語総合(漢文を除く)100
地理歴史・公民・数学世界史B、日本史B、政治・経済、数学(数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B〈数列・ベクトル〉) から1科目選択100
総合計350

 

理工学部

理工学部は、学科によって受験科目の選択肢が異なります。さらに数学科は数学の配点が2倍になるなど、配点も異なるのが特徴。
必ず事前にチェックしておきましょう。

学科科目配点
外国語英語(コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ)100
理科物理学科、電気電子情報通信工学科を除く8学科物理(物理基礎、物理)、化学(化学基礎、化学)、生物(生物基礎、生物)から 1科目選択100
物理学科、電気電子情報通信工学科物理(物理基礎、物理)、化学(化学基礎、化学)から1科目選択
数学数学(数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B〈数列・ベクトル〉)100(数学科は200点に換算)
総合計300(数学科は400点満点)

 

中央大学の出願者数や合格者数のデータ

中央大学の出願者数や合格者数は以下のとおりです。なお、ここで取り上げるのは2022年度一般選抜の学部別選抜(一般方式)の結果です。

学部募集人数出願者数受験者数合格者総数実質倍率
5424,4714,1901,3603.1
経済5276,7746,2101,3464.6
5005,5755,2131,3913.7
理工5389,2408,1352,6983.0
4875,0544,8251,8662.6
総合政策601,1789832703.6
国際経営701,2861,2212175.6
国際情報601,1541,0842085.2

 

引用:中央大学2022年度入試データ(PDF)

中央大学に合格するための対策、勉強方法


ここまで中央大学について、入学者の受け入れ方針や難易度、入試データに基づいて紹介してきましたが、実際に合格するために最適な勉強方法を知りたい!という方も多いでしょう。
ここでは、試験科目ごとの勉強ポイントを紹介します。

 

中央大学を受験!試験科目ごとの勉強ポイント

中央大学の科目ごとの勉強ポイントは以下のとおりです。

● 英語:長文読解をスピーディーに解けるようにしておくのがポイント。語彙力や文法力も問われるので、知識の暗記もしておきましょう。
● 国語:漢文が試験範囲に含まれない学科が多く、古文の難易度も高くないので、現代文を中心に学習するのがポイント。
● 地理歴史・公民:語彙や知識だけでなく、その背景まで把握しておくのが重要。説明記述や正誤問題なども多いので、正確で深い知識を学習しておきましょう。
● 数学:学部によって異なりますが、証明問題などの記述問題が多く出題されるので、公式を活用できるようにしておくのがポイント。
● 理科:記述式の問題が多いのが特徴。科目によっては毎年出題されている分野があるので、過去問を一度は解いておきましょう。その際、過去問を解いて終わり、ではなく、解答や解説を見て復習が必要な箇所がないか確認しましょう。

中央大学合格を目指す場合、試験日までのスケジュールをしっかりと立てておくことが重要です。その際、スケジュールは余裕を持って作っておくのがポイントです。

 

予備校で勉強するなら中央大学に強い四谷学院

予備校に通うことを決めた方のなかには、なぜ四谷学院が中央大学に強いと言われているのか不思議に感じている方も多いでしょう。

四谷学院は中央大学の合格者を毎年多く輩出しています。しかも大幅に偏差値を上げての合格、という方も多数います。その理由は、四谷学院独自の学習システムにあります。

科目別能力別の集団授業とともにマンツーマンの指導である「55段階個別指導」を行う「ダブル教育」を徹底しているので、自分に今何が不足しているのか、どう学習を進めれば良いのかが把握しやすくなるのです。つまり、知識の定着から演習までサポートすることで、効率的に学習することが可能だと言えます。

中央大学は基本的な知識があることが前提の問題が多いので、実践までに定着の期間を挟める「ダブル教育」は最適です。

科目別能力別授業の詳細はこちら! 55段階個別指導の詳細はこちら!

 

まとめ


【中央大学の入試概要】
● 物事に興味関心を抱き、知識を応用して実践できる人材が求められている
● 入試方法は、一般選抜(5パターンあり)、特別入試の2種類
● 法学部はMARCHでもトップレベルの難易度
【中央大学の入試データ】

● 実質倍率は、2022年度一般選抜 学部別選抜(一般方式)で、2.6 〜5.6倍。
【勉強方法まとめ】
● 英語や国語は、長文の要旨を短時間で理解する必要があるので、速読力が重要
● 学科によって配点が大きくなる科目があるので、その科目を重点的に学習するのがおすすめ

ただ漠然と「勉強しないと」という意識で勉強していても、実際には見当違いのことを行っていることもあります。中央大学合格という長期的なゴールに向かって、短期的・中期的なゴールを明確にして勉強しましょう。
その際に重要なのは、自分の知識量や理解力を正しく把握すること。四谷学院の55段階個別指導であれば、自分の学力を正しく把握できます。「ダブル教育」を利用して効率的な勉強をし、中央大学合格を勝ち取りましょう。ぜひ、一度四谷学院へお問い合わせください。

※本記事でご紹介した情報は2022年12月26日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

タイトルとURLをコピーしました