大学受験に再挑戦する際に、「都内の予備校に通うべきか、地方(地元)の予備校に通うべきか」といった選択肢に悩む人は少なくありません。しかも、決断は予備校への入学式に間に合わせなくてはならず、あまり考えている余裕がないのも問題です。
この記事では、都内の予備校と地元の予備校の違いをメリット・デメリットで比較してご紹介します。
目次
上京して都内の予備校に通うべきか?
そもそも、予備校に通うためにわざわざ上京する人がいるのは、地方と都内で差が生まれる場合があるからです。
ここから、都内と地方の予備校の違いを、メリット・デメリットで比較しながら見ていきます。
都内予備校のメリット
有名講師の授業が受けられる
都内の予備校に通うと、有名講師から質の高い授業を受けられる可能性が高まります。人気の受験用参考書や問題集は、大手予備校の有名講師が著者である場合が多く、講師にファンが付くほどです。上京して予備校に通う人の中には「あの講師の授業を受けたいから」という理由を持っている人も少なくないでしょう。
人によっては、授業の方法で得点が一気に伸びることもあるので、検討すべき点の一つかもしれません。
予備校生のための寮が備えられており、勉強に集中できる
予備校には、地方から上京してきた学生が勉強に集中できるように寮が備え付けられているのが一般的です。寮の多くは、
- 起床時間
- 食事時間
- 授業開始時間
- 就寝時間
- 門限
などが規則レベルで決まっています。生活リズムが整い勉強しやすい環境に身を置ける点は大きなメリットです。もちろん、寮に住むのはすべて受験生なので、他の学生と受験情報の交換を行いながら切磋琢磨する関係を築けるのも魅力。
都内予備校のデメリット
費用がかかる
地方から都内の予備校に通うことの大きな障害になりやすいのが、費用面です。予備校に通うとなると当然、学費を支払う必要があります。さらに、予備校備え付けの寮に入るにせよ、アパートで暮らすにせよ、生活費も加わることになるので、その総額は決して安いものではありません。
特に、予備校で用意されている寮は学生用に管理が徹底されているため、一般的なアパートの賃料と比較して寮費が高く設定されています。寮費だけで月10万円を超えることも決して珍しくはありません。メリットに見合う費用かどうか、上京を決める前に検討がする必要があるでしょう。
新環境に慣れるのが負担
実家を離れ、アパートなどで一人暮らしを始めるのは楽なものではありません。料理を作ったり洗濯をしたり、やることが多くなります。それまで、実家で当たり前のように受けていた支援が急に途絶えると、一人暮らしに慣れるのに時間と負担がかかるでしょう。
地方予備校のメリット
変わらない環境で勉強に集中できる
まず挙げられるメリットは、引っ越しなどにかかる環境・精神的負担が少ないことです。自宅から地元の予備校に通う場合、新生活を始めるための準備に苦労することがありません。
また、受験勉強に励むうえで集中できる環境は非常に重要です。それまで高校に通っていたのと、それほど変わらない生活リズムで勉強を続けられるのは、大きなメリットです。人によっては、新たな環境に慣れるまでに時間がかかり、勉強にブランクが空いてしまうこともあるので、その心配がない点で、地元の予備校に通うことはアドバンテージがあります。
予備校費用以外の負担が軽い
上京せずに地元の予備校に通うことで、予備校費用以外でかかる負担がかなり軽くなります。
特待生などの例外を除き、上京して都内の予備校に通うとなるとお金がかかります。学費だけでなく生活費も加わるため、経済的に苦しくなる可能性もあるでしょう。その点、地方の予備校は学費の支払いだけで済むため、浮いたお金を教材や環境を整えるための費用に回すことができます。
受験は将来を左右する転換期といえるので、お金を惜しみたくないと考える人も少なくありませんが、費用を抑えられるならそれに越したことはありません。
地方予備校のデメリット
場合によっては授業の質が落ちる
場合によっては、授業の質に格差が生まれてしまうことがあります。特に都内の予備校が有名大学の対策講座などを活発に行っているのに比べると、地方の予備校は都内の予備校ほど対策講座が充実していないことがあります。
全国展開している予備校なら格差は少ない
地方予備校のデメリットとして、地方格差があることを挙げましたが、全国展開している予備校は格差が少ないと言われています。もちろん、全国展開しているすべての予備校で格差が少ないとは言えません。
しかし、もし地方でも都内と変わらない質の授業を受けることができれば、ここまでで挙げてきた都内と地方の両方のメリットを享受できます。
四谷学院は格差が少ない
全国展開している予備校の中でも、四谷学院は地方格差が少ないです。四谷学院では、講師が全国の校舎に教えに行っているため、「教えるスキル」と「指導への情熱」を持った講師陣の授業が地方でも受けられます。都内予備校の授業のクオリティと比べても遜色なく、かつ費用も抑えられます。
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