「志望校合格のために、いつかは塾に通おう」と考えられている高校生も多いと思います。では、塾や予備校にはいつから通うのがベストでしょうか?季節としては、やっぱり春がいいのでしょうか?
今回は塾や予備校にいつから通うべきかについて、実際のデータを交えてベストなタイミングを紹介します。あわせて、予備校の選び方についても紹介していますので、いつからどこの予備校に通うべきか、漠然と考えられている高校生や受験生の参考にしていただければと思います。
目次
必見!大学受験に合格した人が、塾に通い始めたのはいつが多い?
具体的な進路が定まっていない高校生(特に高校1年生や2年生)も、大学受験を多少なりとも意識されていると思います。その中で気になることの一つが、「希望する大学に合格するにはいつから塾や予備校に行けばいいの?」ということではないでしょうか?
「2015年5月 マイナビ進学会員対象 進学意識と進路選択に関するアンケート」によると、塾・予備校に通っていた生徒のうち79.6%が、高校3年生の春までに塾に通っています。特に、難関大学を目指す場合には、高校1年生の春から通う生徒が多い傾向があります。
みなさん、早い段階から大学入試を意識して準備を進めていらっしゃるということがわかります。
塾には、年度初めの「春期講習」から通い始めるのがベスト!
塾や予備校に入学するタイミングは、学力や目標、クラブ活動などの課外活動への参加などの状況によってそれぞれ異なりますが、季節としては春、「春期講習」からのスタートがベストです。その理由は以下の3点です。
理由①学習カリキュラムは春スタート
塾や予備校のカリキュラムは、高校と合わせて春にスタートすることが多いため、春期講習に参加すればスタートラインから学習を始めることができます。周りとも足並みをそろえて学習のスタートが切れるため、個別の予習・復習などを行う必要はほとんどなく、スムーズにスタートできます。
予備校では、大学入試のための各種ガイダンスなどが春に行われることが多いので、そうしたイベントも逃さず参加することができ、最新の入試情報を確実に得ることができるので安心です。
理由②4月は予備校に入る生徒が多い
入学時期でもあり学年の開始時期である4月は、塾や予備校の入学者が多い月です。春期講習はカリキュラムのスタートに合わせて生徒募集の意味合いを持っているケースもあるため、多くの仲間と同じタイミングで予備校に入ることができます。
モチベーションの高い中で勉強できるため、早めに大学受験の意識が高まることも大きなメリットと言えるでしょう。
理由③春期講習の直後に募集の締め切りが行われる場合も!?
予備校や塾によっては、春期講習の終了直後に募集定員に達してしまい、生徒の募集が締め切られてしまう場合もあります。特に、生徒の集まりやすい人気のあるクラスは、そのリスクが高まります。希望のクラスに入れないというパターンを避けるためにも、大々的に募集をする春がおすすめのタイミングです。
塾や予備校によっては、無料で受講できるイベントなど春はお得なキャンペーンがありますので、ぜひチェックしておくとよいでしょう。
春期講習以外のタイミングは短期講習が狙い目
春からスタートするのがいいというのはわかったけれど、夏や冬にスタートするとダメなのか?いいえ、そんなことはありません!!
「予備校で学習したい」というせっかくの意欲を無駄にしてしまうのももったいないものです。春まで待つ必要はありません。
春以外であれば、夏期講習や冬期講習などの講習のタイミングでの入学を検討するのもおすすめです。
春期講習ほどではありませんが、こうした短期集中講習もスムーズに塾や予備校になじみやすいタイミングの一つです。
特に夏期講習は、高校も長期休暇に入りますから、自力で勉強するのもなかなか大変かと思います。春休みに入る塾や予備校の下見を兼ねて、夏期講習に参加してみるのもよいでしょう。
自分にピッタリの予備校の選び方とは?
タイミングと同時に重要なポイントは、自分にピッタリの塾・予備校を選ぶことです。志望校合格へと導いてくれる学習塾を選べるか否かが合否の分かれ道になることもありますので、ポイントを3点紹介します。
ポイント①志望大学に適したカリキュラムや受験対策のノウハウが整っていること
塾探しで最も重要なことは、志望する進路に適したカリキュラムや受験対策ノウハウが整っているかです。目標(志望校)と現在の立ち位置(偏差値)を客観的に把握し、最適な学習指導を行ってくれる学習塾を選びましょう。カリキュラムやノウハウを知るには、資料請求やOB(OG)の合格体験記などを参考にすると良いでしょう。
ポイント①志望大学に適したカリキュラムや受験対策のノウハウが整っていること
塾探しで最も重要なことは、志望する進路に適したカリキュラムや受験対策ノウハウが整っているかです。目標(志望校)と現在の立ち位置(偏差値)を客観的に把握し、最適な学習指導を行ってくれる学習塾を選びましょう。カリキュラムやノウハウを知るには、資料請求やOB(OG)の合格体験記などを参考にすると良いでしょう。
特に、総合型選抜や学校推薦型選抜など、推薦入試での合格を狙っている高校生にとっては、通常の大学受験対策とは別の対策が必要なケースも多くあります。
高校の定期試験対策、面接試験対策など、対応してくれるカリキュラムがあるかどうかもしっかりチェックしておきましょう。また、推薦入試ではなく一般選抜の道を選ぶことになる場合も考えておくと安心です。
ポイント②自宅や学校からの通いやすさ
自宅や学校からの通いやすさも重要です。移動距離が長くかかってしまう場合、学習時間が移動時間に削られてしまったり、部活や課外活動との両立が困難になりモチベーションの低下を招いてしまったりすることがあります。単純な距離の他に、最寄り駅からのアクセスも考慮して検討しましょう。
また、最近では対面授業だけでなく、オンラインでの予備校・塾も増えてきました。
塾に通う面倒がないので勉強に集中できる、かえって先生に質問しやすい、など、メリットも多くありますので、「オンライン予備校」も選択肢の一つに入れておくとよいでしょう。
ポイント③個性に合ったスタイルを選ぶ
教室の人数(多人数or少人数)や先生との距離感、カリキュラムの内容など、自分自身の個性に合った予備校で学力を飛躍的に伸ばせるケースが多いです。個性にあったスタイルの塾を探すには、資料請求や問い合わせを積極的に行いましょう。
例えば・・・
・基礎からしっかり学びたいということであれば、「基礎重視のカリキュラム」を実施している塾を選ぶとよいでしょう。特に苦手科目をなくすことは大学受験にとって大切です。
・わからないことを質問して解消していきたいということであれば、講師の先生との距離が近い、質問しやすい環境がある塾を選ぶべきです。口コミなどもチェックしましょう。
・勉強内容だけでなくて、入試情報や学習計画なども含めてサポートしてもらいたいということであれば、大学生がサポートするのではなく、入試データを含めて受験サポートのシステムが充実している塾を探しましょう。
まとめ「大学受験のための塾・予備校には、いつから通うのがベスト?春がいい?」
予備校にいつから通うべきかについては、学力や状況によって人それぞれです。しかしながら、高校3年生の春までには8割近くの生徒さんが予備校に通っているというデータがあることから、「3年生の春まで」が一つの目安になります。
四谷学院でも、春休み期間を利用した春期講習を開催しています。定員に達し次第、募集を締め切ることがありますので、ご検討中の方はぜひお早めにお申し込みください。
個別相談会では、志望校合格に向けた学習戦略をお話しします。ぜひお気軽にご相談ください。