be to 構文の暗記ポイントは3つ!便利な訳し方も紹介

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多くの受験生を悩ませるbe to 構文。“be動詞+to+動詞”と構造はシンプルですが、いくつも意味があり、しかもつかみどころがないため、苦手だという声をよく聞きます。

そこで今回はbe to 構文の5つの意味と便利な訳し方、そして和訳問題で頻出のif節内のbe to構文の訳し方について解説します。

 

be to 構文の5つの意味をマスターしよう

be to 構文には、予定・運命・義務・可能・意図という5つの意味があります。必ずしも見分ける必要はありませんが、知っておくと訳すときに役立ちます。

なお、語呂合わせとしては“ビート(be to)たけしはギヨウカイ(義務・予定・運命・可能・意図)人”“こいびと(be to)はカギヨウイ(可能・義務・予定・運命・意図)”といったものがあります。

 

予定:「~することになっている」「~する予定だ」

be to構文で最も多いのが、“予定”です。不確実な予定ではなく、確実な予定に使います。文中に未来の日付や時期に関する語句があったら、予定の意味と考えていいでしょう。

例:We are to arrive at Tokyo station at 9:00 a.m.(私たちは9時に東京駅へ到着する予定だ。)

 

運命:「~する運命だ」

運命の意味で使われるbe to 構文は、ほとんどが過去形の否定文で用いられます。この場合、否定の副詞“never”がよく使われるので、セットで覚えておきましょう。

例:Romeo was never to see Juliet again.(ロミオは二度とジュリエットに会えなかった。)

 

義務:「~すべきだ」「~しなければならない」

be to構文が義務の意味で使われる場合、義務を課しているのは本人以外の第3者です。否定文の場合は、禁止の意味になります。

例:You are to leave at once.(君は、今すぐ去るべきだ。)
例:You are not to leave this hospital.(病院から出てはいけない。)

 

可能:「~できる」

be to構文には可能の意味があるとされますが、正確にいうと可能の意味で使われることはありません。この場合のbe to構文は、否定形+受動態となり、「可能でないこと」を意味します。

例:The Philosopher’s Stone was not to be found anywhere.(賢者の石はどこを探しても見つからなかった。)

例:No stars are to be seen in the daytime.(昼間に星を見ることはできない。)

 

意図:「~したい」

意図の意味で使われるbe to構文についてはあとの項でもふれますが、if節の中で使われる場合がほとんどです。主節に“should”や“had better”などが使われていて「~しなければならない」という意味になっている場合は、意図の意味で使われていると考えて間違いないでしょう。

例:If you are to pass the exam, you should study hard.(試験に受かりたいなら、しっかり勉強しなければならない。)

 

be to構文は「〜することになっている」と訳せばなんとかなる!


be to 構文に限らず、試験では和訳を問われている場合でない限り、英文を逐一訳す必要はありません。そして、be to 構文は、「~することになっている」と訳せば何となく意味が通じる場合がほとんどです。

be to 構文に出会ったら、予定・運命・義務・可能・意図のどれに当てはまるのか悩むのではなく、とりあえず「~することになっている」と大雑把に訳して読み進むようにしましょう。

ただし、if節に含まれる be to構文だけは、「~することになっている」と訳してはいけません。

 

if節内のbe to構文は訳し方に注意!


if節内のbe to構文は、意図です。他の意味と同じように「~することになっている」を当てはめると意味が通じなくなってしまうので、「もし~するつもりなら」「もし~したいなら」と訳すようにしましょう。

なお、if節のbe to構文は、入試の和訳問題でよく出題されます。条件反射で訳せるように、言い回しを覚えてしまいましょう。

 

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