志望校合格を勝ち取れる夏の過ごし方とは?集中力を鍛えるには”時間”に目を向けるのがカギ!【大学入試】

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「夏は受験の天王山」

一度は耳にしたことがあるフレーズかもしれませんが、これは受験学年の人もそうでない人も当てはまります。
なぜなら、夏休みは普段受けている学校や塾の授業が休止となり、自分で考えて動かなければいけない時間が大幅に増えるからです。

「普段よりも勉強時間が増やせそう」というのは全員同じ。単に勉強時間を増やすだけでは、効率よく学習を進めているライバルに、逆に差をつけられてしまいます。
合格に向けて着実に前進できるのか、停滞してライバルに置いていかれてしまうのか。夏の時間の使い方で合否が大きく分かれる、まさに受験の”天王山”。 ※1

志望校合格に向けて夏をどう過ごすべきなのか、一緒に確認していきましょう。

※1 天王山…勝敗や運命を決める重要な分かれ目のこと。羽柴(豊臣)秀吉が明智光秀を破った山崎の戦い(1582)における戦の要所であったことから。

集中力が続く時間を把握しておく

1学期中にも「学校が休みの日に”5時間は勉強しよう”と思っていたけど、集中力が続かなくてできなかった」というような相談があります。
目標を立てて、反省するのはとても大事です。ただ、人間の集中力はそもそもどれくらい続くのかを知っているでしょうか。

適度に集中力を持続できるのは45分

小中高の授業時間が40~50分ほどで設定されていることが多いように、45分学習+10分程度の休憩を1セットとすると、高い学習効果が得られるとされています。
学習時間自体が確保しづらい日や、多くの科目やテーマに触れておきたい時は、1時間1セットとして、集中して取り組むと良いでしょう。

集中し続けられる限界は90分

個人差はありますが、人間が集中して作業を続けられる限界は90分と言われています。
大学の授業時間を調べてみると、90分に設定されていることが多いのを確認できますね。
最近はそれでも長いということで、1コマの授業を100分にし、休憩を挟みながら前後半50分ずつで異なるテーマを扱う大学が増えてきています。

高い学習効果を得るにはそれだけ”集中力”が必要であり、1日休みだからといってただ「合計○時間勉強しよう!」と臨むだけでは最大限の効果を得られません。
集中力を保った状態で学習を続けられるよう、当日の学習スケジュールをしっかりとイメージした上で勉強しましょう。

集中力が続く時間を伸ばしておこう

集中力が続く限界には個人差があり、50~90分程度と言われています。これを実際の大学入試と照らし合わせてみるとどうでしょうか。
共通テストは英語・リーディングと国語が最長で80分。社会や理科は2科目受験の場合、各60分回答ですが合間の10分も問題配布等の時間で、途中退出ができず130分は緊張感が続く長丁場です。
また、国公立の二次試験は100分超えの設定も珍しくなく、東京大学では150分休憩ナシで解き続ける科目もあります。
私立大学も90分程度の設定が多いです。

模試や定期テストを解いている際、終了間際に集中力が途切れてきて…という経験はありませんか?
適度に集中力を持続できるのが45分で、限界が50~90分。つまり、「自分の集中力が続く時間の限界」を意識的に伸ばしておかないと、試験本番でパフォーマンスを最大限発揮できない恐れがあるということです。

学校が休暇になる夏休みは、丸一日勉強に使うことができるため、「とりあえずこの科目を勉強しよう」「この問題集をひたすら進めよう」と、合計勉強時間にばかり注目して、学習計画がおろそかになりがちです。
ただ”計画を立てずにとりあえず勉強する”ことは、非常に危険だと認識しておきましょう。よくある失敗が以下の2つです。

①『疲れたから休憩しよう』と45分ほどで毎回休憩を入れてしまい、集中力の限界が試験で求められる時間いっぱいまで続くようにならない。
②『疲れたけどひとまずここのページまで終わらせてしまうか』と、集中力が既に切れて学習効果が望めないのに、ただ勉強を作業として続けてしまっている。

自由に使える時間が多い夏だからこそ、志望校の試験時間を必ず把握し、その時間に合わせて全力を出し切る練習を夏のうちに行っておくと、本番でも落ち着いて臨むことができるでしょう。

夏休みの学習、予備校・塾を活用するメリット

以上の内容を踏まえて、夏休みのプランを立てていきましょう。

夏期講座を活用しよう

受験に向けた勉強を軌道に乗せる一番の方法は、夏期講座を受講すること。
四谷学院でも、もちろん夏期講座を開講しています。

夏期講習の授業はやや長めがベスト

学校の授業よりも長い大学の入試。この夏は、長い時間設定で、あなたの集中力の限界を高めていく必要があります。そのためには、夏期講習でやや長めの授業を経験しておくことが最適なんです。
人間が適度に集中し続けられる時間は45分。ひとりで勉強していて、毎回自分の限界近くまで全力を出し続けることは果たしてできるでしょうか?まず難しいでしょう。だから、夏期講習を活用するべきなんです。

四谷学院の夏期講座では、夏期講座の授業は1コマ80分。これは、学校の授業や四谷学院の通常授業(60分)よりも長い時間設定です。でも大丈夫!わかりやすく教えるだけでなく、やる気と興味を湧き立たせてくれる先生が引っ張ってくれるんです。だから、80分もあっという間に過ぎてしまいます。

夏休み後に期待できること

夏休みのうちに、100分を超えるような長い試験時間を見据え、長時間勉強に集中できるためのトレーニングをしておくと、受験本番を迎える頃にはライバルに対して大きなアドバンテージとなるのは間違いありません。
合間の休憩時間は15分。体を動かしたり目を休めたりして、次の課題へスムーズに意識を切り替える練習もしておきましょう。

自習室を活用しよう

「家では集中できない!」という人は、自習室も活用しましょう。
この夏休み、長時間勉強するからこそ、快適な学習スペースを確保しておくことはおすすめです。
イメージしてみてください。今あなたは自室に居て、目の前には苦手な科目の問題集があります。今から80分ほど集中して解いていきますよ…
どうですか?
もしも近くにスマホがあれば、手を出して息抜きしたくなりませんか?
『気が乗らないからあと5分してから始めよう』と先延ばしにしてしまうことはありませんか?

図書館やコワーキングスペースとの最大の違いは、自習室では周りも一緒に”勉強”を頑張っているという点です。スマホを操作している人やキーボードを叩く音等に気を取られることなく、集中して勉強に取り組めます。

四谷学院の自習室は、夏期講習受講生にも開放!学習環境を整えることが、集中力を持続させます。しかも、授業時間の開始と終了時にはチャイムが鳴るため、自習の際にも「時間を意識した勉強」を続けられるのは大きな利点です。

まとめ~志望校合格を勝ち取れる夏の過ごし方とは?集中力を鍛えるには”時間”に目を向けるのがカギ!

この夏の学習についてお話をしました。
夏の時間の使い方で合否が大きく分かれるというのは受験生にとっては、常識ともいえます。
夏期講座であなたの集中力の限界を高めつつ、授業の合間は自習室を活用した学習スケジュールを立て、志望校合格に大きく前進する夏にしていきましょう!

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