こんにちは、四谷学院の片野です。
一日のなかで受験勉強の時間を作る際、「朝と夜のどちらにすべきだろう?」と悩む方もいるのではないでしょうか。試験は朝から行われることが多いため、朝型にシフトしたいと考える方もいるかもしれません。
ここでは、朝型と夜型のメリット・デメリットや、夜型から朝型へ変えていく方法を解説します。
目次
受験勉強は朝型と夜型どっちがいい?
受験勉強では、試験の一夜漬けなどとは違い、学習した内容を長期的に記憶しておく必要があります。
記憶は寝ている間に脳に定着するため、定着させることを考えると夜に勉強したほうが記憶に残りやすく、学習効果が高くなります。
特に寝る1~2時間前は、暗記ものの学習を進めることで長期的な記憶として定着しやすいでしょう。
ただし、複雑な計算など思考力が必要な科目は、夜に疲労が溜まっていると集中が続かなくなってしまう可能性があるため、朝に学習するほうが適しています。
また、受験当日は朝から試験を受けます。
朝から集中力を発揮できるように慣らすためには、朝型の勉強習慣を身につけたほうがよいでしょう。
以下では、朝型と夜型のメリット・デメリットをご紹介していきます。
朝型のメリット・デメリット
朝型は集中力を発揮しやすく、生活習慣を整えやすい点がメリットです。
朝は、前日の記憶がリセットされているため、新しい知識を身につけるのに適した時間帯です。
また、起床から3時間後は脳が高いパフォーマンスを発揮できるともいわれているため、試験時間の3時間前には起きておくと、狙ったタイミングで高い集中力を発揮できるでしょう。
決まった時間に起床する予定があれば夜ふかしを防ぎやすく、自然と生活習慣を整えることにもつながります。
一方で、朝型にするために睡眠時間を削ってまで早起きすると起床がつらく感じるほか、勉強のモチベーションが上がらず勉強効率が落ちてしまうことが考えられます。
早起きが苦手な方は、朝に気持ちよく目覚められるように夜ふかしを防いだり、睡眠の質を上げたりする工夫をとり入れるとよいでしょう。
夜型のメリット・デメリット
夜型は学習した内容が記憶に定着しやすく、まとまった勉強時間を確保しやすい点がメリットです。
朝型の場合は学校に行く準備をするため、まとまった時間を確保しづらいものですが、夜型であれば勉強後の予定がありません。
家族が寝静まった静かな空間なら、勉強に集中しやすいでしょう。
ただし、夜型で勉強に打ち込むと睡眠時間を削ってしまう可能性が高く、生活リズムが崩れやすい点には注意が必要です。
十分な睡眠が取れないと、学習効率が下がってしまう可能性があります。
夜型から朝型へシフトチェンジする方法
朝型と夜型を比較すると、勉強効率の面では朝型に多くのメリットがあります。夜型から朝型へとシフトチェンジする際は、次の5つの方法をとり入れて睡眠や目覚めの質を高めるようにしましょう。
- 早く寝る
- しっかりと体を動かす
- 朝食をしっかりと食べる
- 朝日をしっかりと浴びる
- 目的を決める
早く寝る
決めた時間に起床できるように、必要な睡眠時間から逆算して早く寝るようにしましょう。
寝る前に、ブルーライトの出るスマートフォンやテレビなどの液晶画面を見ると睡眠の質にかかわるため、就寝1時間前からは意識的にブルーライトを遠ざけることも大切です。
また、コーヒーやエナジードリンクのようなカフェインを含む飲み物も、できるだけ控えるとよいでしょう。
しっかりと体を動かす
勉強時間が長いほど、座っている時間も長くなります。日中にほとんど体を動かさないでいると夜まで体力が温存され、なかなか寝つけない場合があります。
就寝時間になっても眠気を感じないような場合は、日中にしっかりと体を動かし、適度に身体的な疲れを感じられるようにするとよいでしょう。
ウォーキングやジョギングなど、手軽にできる軽い運動からとり入れてみるのがおすすめです。
朝食をしっかりと食べる
食欲が湧かずに朝食を抜く方もいるかもしれませんが、朝型にするうえで、朝食は一日のなかでも大切な食事のタイミングです。
朝食を食べないと体が目覚めず、頭は起きていても体は寝ている状態になってしまいます。
頭と体がきちんと目覚めるようにするには、朝食をしっかり食べて体内時計をリセットすることが大切です。
朝食は脳にとって大切なエネルギー源のため、頭を多く使う受験勉強シーズンこそ意識して朝食を食べるようにしましょう。
朝日をしっかりと浴びる
朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、脳が覚醒するといわれています。
夜型に慣れている体内時計を朝型に変えるには、起床後に朝日を浴びることが大切です。
早起きが苦手な方は、朝になったら自然と朝日を浴びられるように、非遮光カーテンを使うのもよいでしょう。
目的を決める
ただ「早く起きよう」と決めるのではなく「朝起きて○○をしよう」と具体的な目的を決めることで、朝の予定に取り組みやすくなります。
朝に行動する習慣が身につけば朝型の生活スタイルを継続しやすく、「○○に合格しよう」「○○を目指そう」などと、目標に対して前向きに取り組めるようになるでしょう。
朝型を目指すなら朝活してみよう
朝活とは、朝早く起床して運動や勉強、趣味などに取り組むことを指します。
受験生の場合、朝から激しい運動をすることは体力や気力の面で難しいかもしれませんが、ウォーキングやストレッチ、前日の復習など、簡単な運動や勉強なら手軽に始めやすいでしょう。
簡単な朝活に慣れて朝の行動力が上がったら、朝一番に予備校の自習室へ通うなど、受験に向けてできることを少しずつ増やしていくのもおすすめです。
朝にやりたいことや朝活の目的が増えていくほど、朝の目覚めもスムーズになるでしょう。
四谷学院で朝活!
四谷学院では、一部の校舎を除き、午前の授業開始前から自習室が開きます。この時間を目指して、朝から通う生徒は少なくありません。
スタッフは、自習室へ向かう生徒たちが気持ちよく過ごせるように、元気に挨拶をします。
さわやかに挨拶するだけで、一日が気持ちよく過ごせるでしょう。
まずは、「おはよう」と挨拶することから始めてみませんか?
まとめ:四谷学院で志望校合格を目指そう!
朝型と夜型には、それぞれメリット・デメリットがあります。記憶をしっかり定着させたい、静かな夜に集中して勉強したいなど、具体的な目的があれば夜型で勉強に取り組むのもよいでしょう。
受験勉強で朝型と夜型のどちらがよいか迷ったときは、試験当日に高い集中力を発揮するためにも朝型へシフトチェンジしていくことをおすすめします。
朝活をとり入れて朝型の生活を継続し、効率的な学習スタイルを目指しましょう。
四谷学院では、科目別能力別授業と55段階個別指導とを組み合わせた「ダブル教育」を実施しています。
ダブル教育という四谷学院ならではの学習システムでは、理解力と解答力の向上を目指せ、効率的な学力の向上を期待できます。四谷学院で志望校合格を目指しましょう。
失敗しない予備校選びは説明会・相談会への参加が重要!
予備校を選ぶ際には、口コミやWebサイトで情報を得るだけでなく、実際に説明会・相談会に参加して学習環境や指導方針、サポート体制を確認することが大切です。
複数の予備校を訪れて実際の校舎の様子やカリキュラムを確かめ、自分に合うかどうかよく比較検討しましょう。
予備校説明会への参加方法や参加時の確認のポイントは、こちらの記事を参考にしてください。
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