【大学受験】圧迫面接!?どんな質問にも冷静に対応するためにできる3つの面接対策

この記事は約6分で読めます。

こんにちは、四谷学院の受験コンサルタント、田中です。

先日、二次試験に「面接」がある受験生から「圧迫面接の対策を教えてほしい」と言われました。インターネットを見ていても、こういった声は一定数ありますね。圧迫面接は時代的にも減っているだろうとは思いますが、「答えにくい問題」というのは誰しもあるもの。今回は、そんな答えにくい質問への対処法を含めて、どんな質問にも冷静に対応できるようになるための面接対策について解説します。

圧迫面接とは

圧迫面接とは、あえて高圧的な態度をとったり、あえて答えにくい質問を投げかけたりしたときに、受験生の様子を見るというような面接試験の手法を呼びます。

ただし、注意したいのは、受験生が答えにくい質問をすることがすべて圧迫面接とは限らない、ということです。受験生の回答が不十分であった場合、そこに対して面接官が「突っ込んで質問をする」ということはよくあることですし、その結果、受験生は圧迫と感じることがありそうです。しかし、それは回答が不十分にならないように事前に準備をすることで防ぐことができます。

想定問答を考える

面接に臨む前には、必ず面接対策を行いましょう。どの大学でもよく聞かれる質問や、過去によく質問されている内容については、あらかじめしっかり回答を練っておく必要があります。

「端的に答える」ということも重要ですが、簡単に答えてしまうと「疑問の余地」が残ってしまいますので、より詳しい説明もあわせて考えておくとよいでしょう。

事例

たとえば、「将来、パン屋さんをやりたい」とすれば、
・どんな雰囲気のパン屋さんか?
・規模や場所は?
・コンセプトは?
など、さらに考えることができるはずです。「パン屋さん」と聞いた時に持つイメージは人それぞれですから、より具体的に自分のイメージを伝えるための言語化が必要となってきます。

      受験生:「パン屋さんになりたいです!!」
      面接官:「どんな感じですか?」
      受験生:「えーっと、なんかたくさんの種類のパンが売ってるような…」
      面接官:「じゃあ、規模の大きいパン屋なんですか?」
      受験生:「いえ、そうじゃなくて、家庭的な感じの…」
      面接官:「…ほかには?」
      受験生:「え、はい。あとは、カフェとかもあって…」
      面接官:「…そうですか。」

面接官に自分のイメージを伝えきれないために、雰囲気が微妙に感じ、そのためただの質問でも悪いように受け取ってしまって「圧迫面接だった」と感じてしまうケースもあるかもしれません。こうならないためにも、回答不十分とみなされないように、「ここはさらに質問されそうだな」「ここは自分らしいところなのでしっかりアピールしたいな」と考えを深めるなど、あらかじめ想定して準備しておくとよいでしょう。

答えにくい質問と回答例

大学の所在地に関する質問

地方大学など、出身と異なる地域の大学を受験する生徒に対して「なんでわざわざこんな遠くの大学を受験しに来たの?」と質問されることがあります。どう答えていいか、突然聞かれるとうまく答えられないかもしれません。
しかし、その大学に惹かれた理由を、率直に熱意をもって述べることができれば、何も怖いことはありません!

回答例
内側から見ると魅力や長所は気づきにくいものだと思います。私はこの大学の■■という点は他のどの大学にも負けない素晴らしい魅力だと感じました!

短所に対する質問

大学の面接でよくある質問の1つに「あなたの長所・短所を教えてください」というものがあります。短所を回答した後に「え、それってこの職業に向いてないんじゃないの?」と言われてしまうことがあるかもしれません。その際には、これから大学生活で克服する決意を述べるとよいでしょう。

短所を伝えるのは勇気がいることかもしれません。ポイントとして、必ず克服したいこと、その方法についても述べましょう。それらをしっかり話すことができれば、短所を述べたときでも、それはプラスに働くはずです。

回答例
高校の先生にもそう言われたことがありますが、私は絶対に○○になりたいと強く決意しています。ですので、大学生活の中で■■という対策に時間をかけることで自分の弱点を必ず克服します。

志望理由に対する質問

大学の志望理由と学部の志望理由、これは受験生からよく相談をもらう部分でもあり、面接でも深く聞かれる可能性が高い質問です。
大学の志望動機に対して「それは別にうちの大学じゃなくてもできるよね?」と言われたら、差別化できるようにもう一段階深いポイントを用意しておきましょう

回答例
確かに今申し上げたことをただ経験するだけなら他の大学でもできます。ですが、私にとって貴学の■■というプログラムは他の大学が行っている類似のものよりも■■という点で強い魅力を感じました。

まとめ

大学の面接試験において、受験生にわざとストレスをかけて様子を見るという面接手法は、ほとんど行われていないかと思います。しかし、受験生の回答が不十分で、そこを突っ込まれた結果、受験生が圧迫感をもつことはありそうです。

そこで四谷学院の面接対策講座では、回答不十分にならないように、「回答のみを集中して作成する」というステップを用意しています。さらに、模擬面接(話す練習)や最終予行演習の際には、生徒が用意した回答以外の質問も行い、想定外の質問にも落ち着いて対処する練習を行ってもらいます。

 四谷学院の面接対策特別講座は、オンラインで受講できます!   
希望者には校舎での対面指導も行っています。詳しくは特設ページをご覧ください。

タイトルとURLをコピーしました