こんにちは!四谷学院の奥野です。
いわゆる推薦入試、具体的には学校推薦型選抜・総合型選抜(AO入試)には、面接対策は欠かせません。
面接は合否に直結しますから、できることはすべて行い、100%準備万端にするためにしっかりと対策しておきましょう。
目次
面接の種類
学校推薦型選抜・総合型選抜(AO入試)における「面接」ですが、いくつかの種類があります。
個人面接
最も一般的な面接の形は「個人面接」です。学生は一人、それに対して面接官1名~複数名が面接を行います。
この個人面接がスタンダードですから、この記事では主に個人面接について説明していきます。
口頭試問
口頭試問とは、志望学部・学科についての知識や論理的思考を持っているかを図る目的で行われる質問のことを指します。
面接と口頭試問の違いを十分に理解したうえで、それぞれの対策を行う必要があります。
こちらの記事では口頭試問の攻略法について教科別の対策についても紹介していますので、併せてチェックしてみてくださいね。
グループ面接
複数の受験生が1グループとなり、まとめて質疑応答が行われる面接です。
面接官を含むみんなの前で自分の意見を伝えていきます。ほかの受験生の答える様子を見たり聞いたりするというのが、個人面接との大きな違いとなります。
人によっては「個人面接よりも緊張する」と感じるようです。自分が話す番以外の時間の姿勢や目線なども、あらかじめ想定しておくと安心です。
面接の目的は何か?
一人ひとりの受験生に時間を割き、個別で実施される「面接試験」。
面接官は一人とは限らず、場合によっては5.6人もの面接官の前で質疑応答が行われる場合もあります。大学側もそれだけ本気で、時間をかけて受験生の人間性や志望動機などを見たい!と思っているということです。
つまり、大学に対する本気度を試験官はじっくり見ています。
提出書類を見直すこと
多くの場合、まずは志望理由書や活動報告書などを1次試験として提出します。それをもとにして、面接が進んでいくというのがよくある流れになるでしょう。
絶対にやっておくべきことを挙げておきます。
提出書類はコピーを取っておく
「志望理由書に何を書いたか忘れちゃった」という受験生が稀にいます。それは絶対にダメ×!
必ず面接前には自分の書いた書類を見直しておきましょう。そのためには、提出書類のコピーが必要です。実際に提出したものと同じものをコピーしておき、いつでも見直せるようにしておきましょう。
見なくても説明できるようにしておく
提出した書類に書かれている内容をベースとして、面接が行われますので、実際に書いた自分の気持ちや自己PRなどはしっかり覚えておきましょう。一字一句暗記する必要はありません。書類を作成する際には、たくさん推敲を重ねたと思いますが、文字数制限の関係でカットした部分やわかりやすい言い回しに変えた部分もあるでしょう。「書き言葉」と「話し言葉」では少し異なるところもありますので、面接では話し言葉で自然に思いを伝えることができるようにしておきたいものです。自分らしい言葉で話す方が、あなたの熱量や意欲が伝わりやすくなります。
面接のシミュレーションをしておこう
面接はとても緊張するものです。志望理由や自己PRはたった1つの正解はありませんから、その分、手ごたえを感じにくいという人もいるかもしれません。そもそも、教授陣がズラッと並び、そこで一人で話さなければいけないので、頭が真っ白になってしまうこともあるかもしれません。
ですから、面接のシミュレーションは必須となるわけです。
よくある質問対策
基本となる質問にはすらすらと答えられるようにしておきましょう。
また、大学によって質問内容が異なる部分もあります。過去に聞かれた質問の情報があれば、それについても基本の質問と同じように、きっちり答えられるように準備しておくべきです。
目線を決める
挨拶を含めて「試験官のどこを見るか」を決めておきましょう。そんなことまで決めておく必要があるの?と思うかもしれませんが、緊張すると些細なことが気になってしまい、集中できないということが生じます。そのために、考えられうることはすべて考えて準備しておくことをお勧めします。
もちろん、想定外のことも起こるかもしれませんので、そうじゃない場合の「プランB」も用意しておきましょう。
服装はいつも通り
「きちんとしたい」という気持ちが強すぎると、「いつものあなた」が十分に発揮できない可能性が高まります。基本的には、学校に行くのと同じような格好で問題ありません。
もちろん、ちょっとした配慮は大切です。例えば、好きな人に会いにいくときにはちょっとおしゃれをしたいと思うのと同様に、試験会場に行くのでいつもよりちょっときちんとしよう、という気持ちはとても大切ですね。ただし、その日のために用意したり、いつもと印象が全く変えたりするのは、かえって緊張してしまうので避ける方が良いでしょう。
動画でシミュレーションする
練習が進んだら、模擬面接を受けてみましょう。動画で簡単に体験できます。
「まだ準備は完璧じゃないんだけと」という受験生も、試しに一度体験してみてくださいね。
面接の解説編
模擬面接を受けたら、必ず振り返りを行いましょう。やりっぱなし・受けっぱなしでは十分な効果が望めません。
先ほどの模擬面接動画の解説編をご準備しました。面接のポイントを確認しながら自己採点して、復習に役立てましょう。
面接試験対策講座を受ける
受験のプロに回答内容のブラッシュアップをしてもらったり、実際に1対1での模擬の模擬面接に参加してみましょう!
本番、自信を持って臨むことができますよ。