大阪大学はどんな学生を望んでいるのか?必要な入試対策は?文系に必要な力と理系に必要な力

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志望大学に合格するためには、無駄のない効率的な受験勉強が大切になってきます。限られた時間を有効に使うためにも、今から押さえておきたいのは、各大学の出題傾向です。
今回は、大阪大学の入試対策についてお話しします。あなたの志望校の合格点をクリアするために、今後の各科目の学習バランスの検討にお役立ていただければと思います。

大阪大学の理念

「知の創造、継承及び実践」
大阪大学はこれを使命とし、「地域に生き世界に伸びる」をモットーに、学問の独立性と市民性を備えた世界水準の高度な教育研究を推進し、次代の社会を支え、人類の理想の実現をはかる有能な人材を社会に輩出することを教育目標としています。

出典:大阪大学ホームページ

大阪大学で、学生に求めるものとして以下のようなものが挙げられています。

  • 高校などにおける学修を通して得たたしかな基礎学力
  • 主体的に学ぶ態度
  • 自ら課題を発見し探求しようとする意欲

そしてこのような学生を選抜するために、多様な入試選抜方法が実施されています。

大阪大学入試の特徴

阪大入試の特徴は、大学入学共通テストの配点が比較的高いことです。
法学部や人間科学部では、共通テストの比率が50%にも及びます。このことは、教科にとらわれない基礎学力を重視するという大阪大学の方針を示しているといえるでしょう。

大阪大学の受験対策としては、二次試験ばかりではなく共通テスト対策も欠かすことができません。特に理系は、「共通テスト国語」の比重が非常に高いという特徴があります。他の大学の理系学部では、「国語を捨てる」という選択肢でも何とかなる場合もありますが、阪大入試ではこの選択肢では対応できません。

大阪大学文系学部の出題傾向

阪大の入試問題を全ての科目にわたって見通したとき、そこから読み取れるのは
「“書く力”を重視する」という大学側のメッセージです。
過去問題に取り組んだ受験生の多くは、このメッセージを受け取ることができたのではないでしょうか?

例えば、英語の入試においては、英文和訳はもちろんのこと、多彩な記述式の問題を含む読解、自由英作文・和文英訳で構成されています。現代文においては、自分の言葉で説明するという力を要求される出題がされています。さらに、地歴においては、長文論述を主体に出題されていますし、数学は、文系には珍しく証明問題が頻出です。
実は、大阪大学の入試問題自体は、標準からやや難程度の難易度なのです。つまり、しっかりした基礎力があれば対応できるといえます。だからこそ、どの科目を見ても、答案を作る力が鍵を握る問題構成となっています。

大阪大学文系合格に必要な力

「“書く力”を重視する」大阪大学の出題傾向、となれば、「いかに記述力を磨くか」が最重要課題となるでしょう。しっかりとした基礎力を確立し、その上で、徹底して記述力を磨いていく必要があります。

四谷学院では、科目別能力別授業と55段階個別指導で、万全な基礎力と記述力を育成し、さらには、ターゲットを阪大に絞りこんだ演習を積み重ねていきます。

大阪大学理系学部の出題傾向

阪大の理系学部の合格に必要な 力は、「完璧な基礎力」 と「適確な記述力」の 2 つに集約できます。
この阪大の出題傾向が最も如実に表れているのが数学の入試問題です。微積分を中心として出題される数学では、一にも二にもまずは強靭な計算力が必要不可欠です。計算力とは、正確かつ迅速に計算する力のこと。これがなければ、入試問題の正解には絶対にたどり着けません。
さらに「採点者に適確に意図を伝えることができる答案」を作る力も必要です。証明問題をはじめとして、こうした力が要求される出題ばかりです。
数学以外の科目も見ていきましょう。とはいえ、他の教科についても数学と同様です。
英語ならば、限られた時間の中で相当量の英文和訳や自由英作文、そして和文英訳などをまとめなければなりませんし、理科ならば、迅速なテーマの把握および適切な処理が要求されます。

大阪大学理系合格に必要な力

各科目いずれにおいても「完璧な基礎力」と「適確な記述力」。この2つが相まって初めて合格点が得られるような入試です。

四谷学院の科目別能力別授業と55段階個別指導の「ダブル教育」は、「完璧な基礎力」と「適確な記述力」を手に入れるための最善のシステムと言えるでしょう。基礎力と記述力を築くだけでなく、さらに大阪大学の理系学部合格のために必要な力を仕上げていけるシステムになっています。

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