【大学受験】志望校が決まらない!大学・学部・学科はいつまでに決める?〈四谷くん奮闘記①〉

この記事は約9分で読めます。

四谷くんは都内のとある学校に通う高校生。四谷学院に入学して、進路指導を担当する受験コンサルタントの先生にアドバイスをもらいながら、一緒に成績アップ&大学合格を目指します!

志望校や学部学科は後から変えてもいい

四谷くん
四谷くん
今日学校で”進路調査書”を渡されて、『今週までに提出するように!』って言われたんですけど、自分の将来なんてどう決めて良いのかわからなくて…
周りは「医学部を目指すんだ!」とか「早稲田に行くぞ!」なんて張り切っているのに、なんだか僕だけ取り残されてしまった感じがします…
やっぱり早く決めないとダメですか?
自分の進路を決めることはとても重要で、だからこそ難しい問題。悩むのは当然のことだよ。
でも、高校生のうちから「将来は絶対この仕事をするんだ!」と決まっていて、その通りにずっと進んでいく人はそう多くないからね。
先生
先生
四谷くん
四谷くん
そうなんですか?一度希望大学や学部を決めたら、その通りに進まなきゃだめだと思っていました。変えてもいいんですね!
実際に「小さい頃から医者を目指して勉強してきたけど、受験の3ヵ月前に経済学部へ文転」した人や、「受験学年になってから、国立大を目指して今まで触れてこなかった科目にも挑戦だ!」という先輩もいるよ。
まだ少し遠い未来のことだからこそ、真剣に考えれば考えるほど、「本当にこれで良いのかな?」や「あれも面白そうかも!」という疑問や発見が生まれやすいんだ。
就職してからだって「50歳を超えてから仕事をやめて、医学部受験に挑戦して合格」した方もいる。やってみないとわからないことはたくさんあるから、「今から完璧な人生設計をするぞ!」と思い込む必要はないよ。
先生
先生

志望校を決めておくメリットは多い

四谷くん
四谷くん
良かった~ …じゃあとりあえず勉強は続けるとしても、どうせ変わってしまう可能性があるなら、今すぐに志望校を決める必要はないってことですか?
「決まっていないとダメだ!」ってことはないけど、志望校は決まっていた方が“自分にとってプラス”になるよ。
たとえば、四谷くんは体育の時間にこう言われたらどっちの方が嫌だろう。また、どちらの方が結果的に長い距離を走れるかな?
先生
先生
A.
今から30分、先生が『止め』と言うまで校庭をひたすら周回!
自分で納得のいかない走りだと思ったらもう1周!

B.
今から30分で校庭を10周!時間内に間に合わなければもう1周!

それぞれどう感じたかな?
先生
先生
四谷くん
四谷くん
Aだと、どういうペースで走って良いのかわからないです。しかも自分が納得いくかなんて、走った後は疲れてるから判断つかなさそう…あまり走れていなくても、結局『まあこれでいいか』って止めちゃう気がします。
Bは、1周あたり3分くらいのペースで走れば良いんですよね。終盤の方が体力も無くなっているだろうから…スタートはもう少し早いペースでいった方が良いかな。目標に届かなければもう1周っていうのも、『そうならないように頑張ろう!』と気合いが入るかも。
そう!早いうちに志望校を設定するとペースがわかって、モチベーションが保ちやすいという利点があるんだよ!
先生
先生

目標が決まっている場合

どうすれば目標に到達できるかのイメージが湧いて頑張りやすい。
さらに、“スタート地点”として、現時点での学力を模試等でしっかり把握しておくと、合格までへの道のりがより鮮明になる!

目標が決まっていない場合

力を出し尽くした後は妥協してしまいやすく、納得がいかない結果かどうかの判断が難しくなるため、大学進学後に後悔することもある。

受験に取り組むモチベーションを高めよう

 あらかじめ自分の中で「何としてもこの大学に行きたい!」や「このレベルより上の大学に絶対行くんだ!」と決意を固めておこう! 
四谷くん
四谷くん
なるほど! 自分の人生を左右する大事なことだから、今すぐ無理やり進路を決める必要はないけれど、早く決められた方が、合格に向けて自分が頑張りやすくなるってことですね。
だから学校の先生たちも、まだ先のことなのに『早く決めなさい!』って言ってくるんだ。
今決めた目標が、必ずしもそのまま最終的なゴールになるとは限らないからね。「いつまでに決めれば良い?」という質問には絶対の正解がないけれど、自分のためにもしっかり考えて、なるべく早いうちに目標をイメージできるようにしよう!
先生
先生
四谷くん
四谷くん
わかりました!
志望校を決めるのは何故必要なのか…はわかってもらえたと思うから、次は「どう決めれば良いのか」を一緒に確認していこう。
先生
先生

②~何を基準にどう決める?(前編)へ続く~

本日の四字熟語

前程万里 ぜんていばんり

これから先の道のりが非常に長いこと。また、その先には大きな可能性が広がっており、明るい未来が待っていること。

あなたはこれから何者にでもなれる可能性を秘めています。
今のあなたの目標に向けて、または目標が決まった時に、走り出せるよう自己研鑽を重ねましょう!

タイトルとURLをコピーしました