こんにちは。
今回は、四谷学院で実際にたくさんの生徒を教えている英語のプロ、
O先生にお話を聞きました。
英語はホントに難しい?
突然ですが、みなさん英語は得意ですか?
「単語は知ってるけど文章が読めない」
「文法ってよく分からない」
「そもそも英語がキライ」
こんな悩みをもっている人、多いのではないでしょうか。
そこで今回は、そんな悩みをもっている方に向けて、英語学習で役立つヒントを伝授しようと思います。
英語を勉強していると「なんでこんなに難しいことを勉強しなきゃいけいないの!?」と思うことがありますよね。(私もありました)
でも、本当は少し違います。
英語は「難しい」んじゃなくて、日本語から「遠い」んです。もう少し正確に言うと、違うところがとっても多いんです。
英語と日本語は遠い?
実は日本語と英語は、世界でもトップレベルで「遠い」言語同士です。なので、私たちが苦労するのは当たり前。悪いのは英語でもなく、みなさんでもなく、「言語が遠いという現実」なんです。
こればっかりはどうしようもありません。私たちは、望んでもいないのに英語学習が大変という運命を背負っているのです・・・。
(ちなみにドイツ語やフランス語などは英語に「近い」ので、彼らは簡単に英語を習得できます。ずるい!)
英語の攻略法
では、そんな日本語を話す私たちは、どうやって英語を勉強すれば良いのでしょう?
そこで気を付けるべきことは二つあります。
1. 逃げ出さないこと
2. 投げ出さないこと
(信じ抜くことも大事ですね)
逃げ出さないこと
英語が苦手な人には、ある特徴があります。それは「日本語に逃げる」ことです。つまり、わからないところがあると、英語のルールを無視して日本語のルールをムリヤリ当てはめて突破しようとするのです。
たとえば、英語は日本語と言葉の順序が違いますよね。それはもうひっくり返せない事実です。なのに、英作文で困ると日本語の語順に当てはめて、“Tom pizza ate.”みたいな英文を作り出してしまうのです。(これは極端な例ですが)
先ほど伝えたように、英語と日本語はとても遠いです。遠いからこそ、相手側のルールを尊重しましょう。英語の勉強はホーム戦じゃありません。いわばアウェイ戦です。
これは、英語が苦手な人にとっては厳しいことでしょう。
でも、この話を知ったみなさんは、もう簡単に逃げ出すことはないはずです。もし逃げ出しそうになった時は「逃げちゃだめだ」と心の中で呟いてください。
投げ出さないこと
まあこれは英語に限った話ではないですが、勉強を途中で投げ出しちゃうとせっかくの努力がもったいないよ、ということです。
しかも、英語は日本語から遠いという特徴がありますから、実際かなーり辛抱が必要な場面があります。これはごめんなさい、仕方ないんです。
何度も言うように、現実として英語と日本語はとても遠いので、マスターするためには結構な時間と労力が絶対にかかります。
逆に言うと、「こ~んなに簡単に英語が上達!」みたいな宣伝は、あんまり信用できません。甘い言葉にご用心!
英語学習の辛抱は、いわばダイヤを求めてトンネルを掘っているようなものです。頑張って掘り進めても何も出ないからといって、「や~めた!」と簡単に諦めてしまうのはもったいない。だって、あと1cm掘り進めばダイヤが出てくるのに。
「あとちょっと、あとちょっと・・・」と、投げ出さずに続けていると、いつの間にかとんでもなく高いレベルに到達しているはずですよ。
英語をマスターするために意識すべきこと
さて、ここまでを踏まえると、私たちにはどんな勉強法が効果的なんでしょうか。
私は、以下の2つのポイントに注意してほしいと思っています。
1.一つひとつの項目を基礎から積み上げること
「レベルアップには経験値だ!」と思って、いきなりハイレベルな内容に取り組む人がいます。しかし英語と日本語は土台や前提が違うので、正直言って効率が悪すぎますし、逆効果の場合もあります。まずは知識の土台を確実に作ってからレベルアップすることが大切です。急がば回れって言いますもんね。
2.じっくりと継続して続けること
よくスポーツでは、「ブランクがあると実力を戻すのに時間がかかる」と言いますよね。実は英語の勉強も同じで、一度サボると力を戻すまで大変苦労します。しかも、英語の勉強は長い戦いです。なので、飽きずに長く続けられる仕組みが必要です。
繰り返しになりますが、英語は短期間ですぐに上達するものではありません。そのことを理解したうえで、正しい学習習慣を身につけましょう。
四谷学院の55段階個別指導では、中1レベルの簡単なところから、少しずつステップアップして学習します。学習内容が55の級に分かれていて、最終的には大学入試レベルまで到達します。
各級のテストに合格するたびに合格ハンコが押されていきますから、自分の達成が目で見えます。さらに、いつまでにどの級まで進めばよいかもひと目でわかるので、継続のモチベーションにもつながりますよ。