専修大学の受験対策!難易度や偏差値、合格に向けての勉強法を解説

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関東の中堅大学の総称である「日東駒専」の1つである専修大学は、歴史のある全国的な知名度も高い大学です。

この記事では、専修大学に設置されている学部・学科の特色や難易度、入試概要をご紹介します。また、専修大学合格のための勉強ポイントについても解説するので、専修大学の受験を予定している方は、ぜひチェックしてみてください。

※本記事に記載されている情報は2023年2月28日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

 

専修大学の学部・学科と特色

1880年に創立した専修大学は「報恩奉仕」を建学理念に掲げており、「質実剛健・誠実力行」を学風としています。どのような困難があっても学窓の灯りを絶やさないその精神は、教育の基本といってよいでしょう。

そんな専修大学は、少人数教育を実践しているのが特徴。近年は就活のサポートが充実しているのも特色で、受験生の人気が高いのはもちろん、在学生の満足度が高い大学でもあります。

 

専修大学の学部・学科

専修大学に設置されている学部・学科について、簡単にご説明します。

 

経済学部

経済学部に設置されている学科は、以下の3つ。

・現代経済学科
・生活環境経済学科
・国際経済学科

現代経済学科は4つのプログラムが用意されており、金融や経済政策などから、自分の興味のある分野を専門的に学ぶことができます。それに対して生活環境経済学科は、雇用などの身近な環境にある経済について学びます。

国際経済学科では海外特別研修や海外留学などを通して、グローバルな学びができるのが特徴です。

 

法学部

法学部に設置されている学科は、以下の2つ。

・法律学科
・政治学科

法律学科には、法律の専門職、公務員、企業法務、研究・教育者のそれぞれ4方向12の履修モデルがあり、自分の目指したい将来に合わせて選択できます。1年次から履修モデルに沿って専門科目を学べるのが大きなメリットです。

政治学科には、それぞれ3つのコースがあり、専門分野を詳しく学べるのが特徴の法学部。教師が少人数クラスを担当しているアカデミックアドバイザー制度が導入されているので、分からないことがあればすぐに解決できるのはもちろん、進路相談などもできるのが大きなメリットといえるでしょう。

 

経営学部

経営学部に設置されている学科は、以下の2つ。

・ビジネスデザイン学科
・経営学科

ビジネスデザイン学科は、近年多様化するビジネスに対応できるように、「ビジネス創造」にスポットを当てた学科です。経営学科では企業側の考えを学ぶことができ、どちらの学科でも理論と実践の2つを大切にしています。

 

商学部

商学部に設置されている学科は、以下の2つ。

・マーケティング学科
・会計学科

経済学部や経営学部と異なり、より身近なモノとお金の流れを学ぶことができる学科。ビッグデータやAI分析などの、近年社会で活用できる知識を得ることができます。

 

文学部

文学部に設置されている学科は、以下の7つ。

・日本文学文化学科
・英語英米文学科
・哲学科
・歴史学科
・環境地理学科
・ジャーナリズム学科
※日本語学科は、2020年度から国際コミュニケーション学部日本語学科に、人文・ジャーナリズム学科は2019年度からジャーナリズム学科に、それぞれ再編されています。

文学部で最も重要視しているのは「オリジナル」。歴史や文学などの原点を知ることから、本質を見抜く力を身につけることができます。実習や調査が多い学科でもあるので、学問を肌で感じられるでしょう。

 

人間科学部

2010年に創設された人間科学部に設置されている学科は、以下の2つ。

・心理学科
・社会学科

1年生からゼミナールで少人数制の教育が受けられる人間科学部。実験や実習を重視している学部で、学問に対する積極性やディスカッションの能力が身につきます。

 

国際コミュニケーション学部

2020年4月に新設された国際コミュニケーション学部に設置されている学科は、以下の2つ。

・日本語学科
・異文化コミュニケーション学科

「国際化の進む日本国内で」「日本から海外に向かって」の2方向からグローバル化に対応できる人材を育てる学部。校舎にあるグローバルフロアでは異文化交流イベントなどが開かれており、国際理解と広い視野を養うことができます。

 

ネットワーク情報学部

ネットワーク情報学部に設置されている学科は、以下の1つのみ。

・ネットワーク情報学科

IT技術が台頭してきている近年、最も社会での需要が高いといってもよい学部。最新技術の知識と実践力を身につけ、高度な技術力のある人材を養成します。

 

専修大学の入試概要


受験生が、必ずチェックしておきたいのが入試方法。どの入試方法を選ぶかにより、合否が変わることもあります。ここでは、専修大学の入試方法や試験科目、合格者数などのデータを紹介します。

 

専修大学の入試方法

専修大学の入試は、さまざまな方法で実施されていますが、大きく分けると以下の3つに分類できます。学部・学科により、対応している方法が異なっている場合がありますので、併願の際などにはご注意ください。

専修大学の入試方法

●スカラシップ入学試験・全国入学試験
「奨学生入学試験」であるスカラシップ入学試験と、1回の試験で全学部・全学科が併願できる全国入学試験が全国17都市で開催されます。地方在住でも受験しやすいメリットがあります。英語、国語、選択科目(ネットワーク情報学部は数学指定)の3教科の合計得点で合否が判定されます。

●前期入学試験
前期入学試験としては、以下の2パターンがあります。

・全学部統一入学試験
全国入学試験と似ている入試方式。1回の試験で全学部・全学科が併願でき、こちらも英語、国語、選択科目の3教科の合計得点で合否が決まります。ただしこちらは開催される都市が全国12箇所なので、注意が必要です。

・学部個別入学試験
学部が独自に作成した試験問題で受験する入試方式。学部によって得意科目や英語を重視する配点になっているので、何か突出してできる科目がある場合はかなり有利に働きます。学部個別入学試験のなかに7種類の入試方法があり、学部により該当する入試方法が異なります。詳細は公式ホームページなどでご確認ください。

 

各学部の試験科目

専修大学には様々な入試方式があるので、どの科目を受験したら良いのか混乱してしまう方ここからは、学部個別入学試験で受験者数が最も多い3教科同一配点(A方式)においての受験科目をご紹介します。

教科配点試験時間
英語100点60分
国語100点60分

※。現代文のみを判定に使用します。

日本史B100点

 

60分(いずれか1科目選択)
世界史B
地理B
政治・経済
数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列・ベクトル)
倫理

※人間科学部社会学科と文学部(環境地理学科以外)でのみ選択可能

また、専修大学では指定の英語外部試験で一定のスコアや級以上を獲得している場合、受験科目から「英語」が免除されるシステムを導入しています。スコアや級によって80点、90点、または100点に換算され、判定に利用されます。

申請すれば、試験科目「英語」を受験する必要はありませんが、受験した場合は高いほうの得点が採用されます。
基準スコアなど詳しく知りたい方は、最新の募集要項などでご確認ください。
参照:2023年度専修大学入学試験要項(PDF)

 

出願者数や合格者数のデータ

専修大学の出願者数や合格者数は以下のとおりです。なお、ここで取り上げるのは2022年度(令和4年度)一般選抜前期入学試験(全学部統一入学試験)の結果です。

学部出願者数受験者数合格者数実質倍率
経済1,1551,0634702.3
1,0519603362.9
経営8788163452.4
6375751065.4
1,4961,3865992.3
人間科5945391962.8
国際コミュニケーション4434091193.4
ネットワーク情報148128324.0

参照:専修大学2022年度入学試験結果(PDF)

 

各科目の試験問題の特徴や難易度

専修大学の入試対策のために、試験問題の特徴や傾向をつかんでおきましょう。

 

英語

英語は、試験時間が60分で大問が4~5問程度、出題されます。長文問題のほかに頻出問題は、文法、語彙問題、整序問題の3つです。

 

数学

ネットワーク情報学部以外の学部で行われる数学の試験では、基礎問題がほとんど。たまに応用問題も出題され結果だけでなく推論過程も加点対象になります。対してネットワーク情報学部の試験では、数Ⅲを含み問題数も多いため、十分な対策が必要です。

 

国語

現代文、国語常識、古典の3つが出題されます。基礎レベルの問題がほとんどで、答えが問題文中に書かれていることが多いので、丁寧に読み込む力が重要です。

 

日本史

まんべんなく出題されるものの、2022年度は大問3つのうち1つが近現代からの出題でした。用語などをただ暗記するだけでなく、時代背景をきちんと理解しておくことが必要です。

 

世界史

まんべんなく出題されるものの、2022年度は大問3つのうち1つが近現代からの出題でした。用語などをただ暗記するだけでなく、時代背景をきちんと理解しておくことが必要です。

 

専修大学入試の難易度・偏差値

Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」のデータでは、専修大学の入試の偏差値は54~69、共通テスト得点率は50~88%となっています。以下は、学部別の偏差値データです。

学部偏差値
57~67
59~68
経済57~65
経営57~67
57~67
ネットワーク情報54~58
人間科60~69
国際コミュニケーション60~65

出典:Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」

 

専修大学に合格するための勉強方法


ここからは、合格に必要な勉強ポイントや受験期の過ごし方をご紹介します。

 

専修大学に入るには、何をすればいい?

専修大学は準難関大学を表す「日東駒専」のうちの1校なので、簡単に入れる大学ではありません。1問のミスが合否を分ける結果にもなり得るので、丁寧に解くことを心がけましょう。

また、入試方法によっては自分の得意科目の配点が多くなります。自分の学力や得意科目を把握して、自分が有利に戦える受験方式を選ぶのも重要です。

 

受験期の過ごし方

高校3年生の1年間は、合否に直結するとても大切な期間。計画性とスケジュール管理を徹底して行えるかどうかで、合否は大きく左右されます。効率的に合格を目指すために、以下を参考にしてみてください。

・春(4~6月):基礎学習を徹底して行う時期。特に英語の単語や選択科目の用語、国語のことわざや慣用句などはここでしっかり学習しておきましょう。
・夏(7~9月):夏休みは苦手分野をなくす期間。これまでの総復習をして、苦手分野をなくしておきましょう。
・秋(10~12月):基礎固めが完璧になったら、知識のアウトプットを訓練する期間。英語の長文読解など、知識の応用問題にも取り組みます。
・冬(1月~):過去問演習を中心に行い、受験に備えましょう。本番どおりの時間で行うことで、入試当日のシミュレーションになります。過去問を解いて終わり、ではなく、解答や解説を見て復習が必要な箇所がないか確認しましょう。

 

四谷学院のカリキュラムのご案内

四谷学院独自の「ダブル教育システム」なら、効率の良い学習を実現できます。以下で「ダブル教育システム」を構築する2つの要素を詳しく見ていきましょう。

 

科目別能力別授業

一般的な予備校の集団授業は、模試などの総合得点でクラス分けが行われていることがほとんどです。しかしそれだと得意科目はもてあまし、苦手科目はついていけない。という事態に陥ってしまうことも。

対して四谷学院の科目別能力別授業は、科目と能力の2つでクラス分けを行っているのが特徴です。自分の学習レベルに合った授業を受けることで、より深い理解が可能になりますし、各科目における自分の学習レベルを正確に把握できます。成績を上げるために必要なことが明確になるので、効率がよい学習が可能になるのです。

科目別能力別授業の詳細はこちら!

 

55段階個別指導

知識を定着させるためには、実は集団授業だけでは不十分です。聞いているだけだと「自分は分かっている」と思い込んでしまうことが多々あるのです。そこで必要なのは、知識のアウトプット。

四谷学院の55段階個別指導は、生徒の理解度に合わせた演習問題を行えるシステムなので、確実に知識が定着します。マンツーマンで丁寧に指導するので、受験に必要な「実践力」を身につけられるのが大きなポイントです。

55段階個別指導の詳細はこちら!

 

専修大学は基礎を徹底して行うことで合格を目指せる

【専修大学の入試概要】

  • 入試方法が多彩で、得意科目の配点が多くなる入試方法もある。
  • マークシート方式がほとんどだが、科目によって記述式もある。

【専修大学の入試データまとめ】
・2022年度(令和4年度)一般選抜前期入学試験(全学部統一入学試験)では、倍率が2.3~5.4倍。

【勉強方法まとめ】

  • 教科書と資料集を丁寧に読み込み、基礎知識を定着させる。
  • 読解スピードも求められるので、過去問で練習しておくとよい。

全国的な知名度の高い専修大学は、少人数制を敷いている大学。学生一人ひとりへのフォロー体制が充実しており、就活でも充実したサポートを受けることができます。

そんな専修大学に合格したい方は、四谷学院の「科目別能力別授業」と「55段階個別指導」を組み合わせたダブル教育システムを利用するのがおすすめ。自分のレベルを知ることで教育効果を実感し、効率的に合格を目指すことができます。気になった方はぜひ、四谷学院への入学をご検討ください。

※本記事でご紹介した情報は2023年2月28日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

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