予備校は同年代の男女が共に勉強する環境だからこそ、学校と同じように恋愛が始まることも珍しくありません。好きな人ができると交際したいと思うのは自然なことですが、「受験中に恋愛してもいいのかな?」と悩む受験生も多いはずです。今回は、予備校でカップルになることの影響と注意点についてご紹介します。
目次
基本的には、予備校でカップルになることは避けたほうが無難
予備校に通う真の目的は、「受験勉強に専念して、大学入試に合格する」ためです。予備校で知り合った人とカップルになった場合、勉強そっちのけで恋愛に夢中なり、受験に支障をきたすパターンが多く見受けられます。
予備校に通っても志望校に合格できなければ意味がないので、たとえ好きな人ができたとしても、カップルになることは避けた方が無難でしょう。
予備校でカップルになると、どんなことが起きがちなの?
では、予備校内で実際にカップルになった場合、どのような影響が起こり得るのでしょうか?
勉強する時間が減る
好きな人と晴れてカップルになれた場合、デートに出かけたり、毎日ラインで連絡を取り合ったりするのは普通のことです。しかし、デートに出かけると数時間は一緒に過ごすため、勉強する時間が減ってしまいます。
また、ライン交換はデートほど時間を使わないものの、勉強を中断して返信する必要がある上に、返信が来ないと気になって勉強に集中できないというケースも珍しくありません。
恋愛の悩みで勉強が手に付かなくなる
恋愛中は新たな悩みが次々と出てくるため、勉強が手に付かなくなることがよくあります。たとえば、志望校の地域が違うので遠距離になる、ケンカをして仲直りできていない、大学に合格したら恋人が取られないか不安など、恋愛の悩みはさまざまです。悩み事があるとそちらに意識が向くことが多いため、受験勉強どころではなくなってしまいます。
失恋したときのダメージが大きい
恋愛は勉強がおろそかになることに加え、失恋することで完全にやる気を失ってしまうケースもあります。別れてしまったというダメージによって、勉強が最後まで手に付かず、志望校に不合格となることもあるようです。
受験中に恋愛をする唯一のメリットといえるのが、勉強のモチベーションにつながることでしょう。志望校合格を目指してお互いに励ましあえる関係であれば、恋愛が受験勉強に良い効果を生むはずです。
また、同じ大学を目指したり、良い成績を取って好きな人を喜ばせたい、といった強い気持ちがあれば、予備校で恋愛することも悪くはありません。
どうしても付き合いたい!そんなときに気を付けるべきこととは
好きという感情をコントロールするのは難しいもので、「どうしても付き合いたい」と思うこともあるはずです。受験中に恋愛をすることで多少の影響はありますが、絶対にNGというわけではありません。そこで、受験勉強と交際を両立するためには、次のことに注意しましょう。
適切な距離を保つ
受験中に恋愛する場合、適切な距離を保つことが重要です。距離が近すぎると勉強をする時間がなくなり、距離が遠すぎると別れの不安がつきまといます。一定の距離感を保つことで、お互いの存在が心の支えとなる上に、志望校合格という目標に向かって切磋琢磨しあえる仲になれるでしょう。
恋愛に依存しない
予備校で恋愛することは絶対NGではありませんが、恋愛に依存しやすいタイプの場合は特に注意が必要です。恋愛に依存すると勉強よりも恋人と一緒にいる時間を優先する上に、予備校に行く目的が勉強から恋人に会う時間に変わることも考えられます。予備校で受験勉強をするのは自分の人生のため、という真の目的を見失わないようにしましょう。
勉強時間を確保するルール作り
受験中の恋愛は通常とは異なり、勉強時間を確保することが必要になります。とはいえ、恋愛中は浮かれてしまうことが多いので、勉強時間を確保するために、次のようなルールを作るといいでしょう。
- スマホで連絡を取り合う時間を決めておく
- ラインのやり取りを長くし過ぎない
- 返信はすぐにしなくてもOK
- デートはテスト後や特別な日にする
- 試験が近くなったら会うのを止める
このようなルールをお互いが納得して決めることで、勉強時間を確保しながら恋愛を両立することができるはずです。
まとめ
予備校は志望校に合格するために通うものなので、恋愛はできればしないほうが自分のためになります。人を好きになることは悪いことではありませんが、交際したいのであれば受験が終わってからがいいでしょう。
どうしても交際したいという気持ちがある場合は、適度な距離を保ちつつ、勉強時間を確保するルール作りを行うことが大切です。