共通テスト後に浪人生・現役生がやってはいけない3つのこと

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こんにちは。四谷学院の受験コンサルタント岡本です。

さて、1月半ばの共通テストも終わり、これから私大、国公立と受験が本格化していきます。
今回は、これから本格化していく入試を前に、共通テストの後にやってはいけないこと、気をつけたい3つのポイントを一緒に確認していきましょう。

共通テストを終えて気が緩む

共通テストは私立志望の人にとっては、滑り止めを確保する重要な試験。そして、国公立志望の人にとっては本命の合否を左右する重要な試験。
共通テストは誰にとっても重要なので、そこに向けて対策を強化してきたと思います。

しかしながら、共通テストに向けて努力してきたからこそ、共通テストを受けた後、気が緩んでしまう人も少なからずいます。
「とりあえず、無事に共テが終わってよかった」
「はあ、まずは一つ試験が終わって安心・・・」
あなたはこんな風に思ってはいませんか?

共通テストは、あくまで受験のスタートを意味しています。

ここから先が勝負、とにかくスピード命です。

共通テスト後にすぐやること

すぐやること その1「自己採点」


さて、共通テストが無事に終わってちょっとホッとしてのんびり・・・
ちゃんと自己採点はしましたか?

☑ 高校3年生は、高校で共通テストの自己採点会を行う場合がありますので、必ず参加してくださいね。
学校で行っていない場合には、予備校や塾の採点会に参加することをおすすめします。

☑ 浪人生の場合は、通っている予備校などで自己採点会を行っていますので、必ず参加してくださいね。

ときどき「やりっぱなし」で自己採点をしない受験生がいますが、共通テストの自己採点しないなんて絶対にダメです。
自己採点を行えば、共通テストで出願した大学の判定がわかりますし、間違えた範囲も認識できます。

共通テスト利用の大学の判定がわかればそれだけで、今後の入試に向けたメンタルは桁違いに良くなります。
もし思うように点数が取れていなかったとしても、結果を分析して間違えた範囲を復習することで、これから先の私大・国公立二次試験に向けて対策が強化できますよね。
また、共通テスト後でも共通テスト利用入試の出願ができる大学もあり、各科目の得点や配点を考慮すれば、合格の可能性を広げられるので、要チェックです。

先生
先生
四谷学院の在籍生の方は、担任の受験コンサルタントの先生に相談してみましょう。
あなたの志望校に合格した先輩の共通テストの結果を比較して、これから重点的にやるべきことをしっかり確認できます。

受験コンサルタントとは

すぐやること その2「出願校の決定」

自己採点をしたら、次は出願校の決定です。
共通テスト受験前に予定していた出願校へ、何も考えずそのまま出願しようとする人がいますが、必ず共通テストの結果を見てもう一度出願校の見直しをしましょう。

私立志望の人は、共通テストの結果によって滑り止めの受験や挑戦校が変わってきますし、国公立志望の人は、「どの大学を受験するか」しっかり考える必要があります。

出願校に迷ったら

特に国公立大学を志望している人は、前期・中期・後期と受験できるのは最大一校ずつ。今後の人生を大きく左右するので、迷いますよね。
そんな時は、以下のように考えましょう。

共通テストの結果が良かった場合
基本的には、志望校にそのまま挑戦する人が多い
また、共通テストの配点比率が高い大学に出願した方が有利になる
共通テストで失敗、結果が思わしくなかった場合
二次試験の配点比率が高い大学に出願した方が、逆転合格の可能性が高まる

迷ったら共通テストと2次試験の配点比率を比べて考えましょう。
赤本に昨年度の合格者最低点が記載されている大学が多いので、それを基に計算すれば、自分が2次試験でどのくらい取れば良いのか目安がわかります。

先生
先生
四谷学院の在籍生の方は、これから共通テストの結果を踏まえた出願先について相談する面談があります。
事前面談と共テの結果をもとにして、詳しい受験スケジュールを確定させていきます。受験コンサルタントの先生に個別相談できるので安心です。
受験コンサルタントとは

【国公立志望者向け】2段階選抜に注意

国公立志望の人は「2段階選抜の有無」の確認が必要です。共通テストと二次試験の配点比率を比べるだけで終わりにしないように気をつけてください。

「2段階選抜」とはいわゆる足きりと呼ばれるもので、一次試験(共通テスト)の点数が大学の設定した基準点に満たない志願者を、二次試験の受験対象者から除外する制度です。共通テストの成績によって、二次試験を受けられない場合もあるということです。

なお、2段階選抜はすべての国公立大学で実施されるわけではありません。

これから志望校を決める方は、その大学では2段階選抜を予告しているか(例年行っているかどうか)を調べておくとよいでしょう。共通テスト後、スムーズに動くことができます。

最後に、受験生のあなたへ一言

共通テスト後は、あっという間に受験が進んでいきます。予想以上に点数が取れた人も、予想外に点数が取れなかった人も、どうか一喜一憂せず、もう少し粘ってみてください。エンジンをかけ直してみてください。共通テストはあくまでただのスタートラインで、ここからが勝負です。

ここから先は短い期間ではあるにせよ、受験の合否に大きく関わる重要な時期です。

実際、共通テスト前までは同じようなレベルだった生徒のうち、共テ後に気が抜けてしまった生徒が志望校に落ち、自分でもびっくりするほどエンジンがかかった生徒が逆転合格するという出来事もあるんです。


もちろん、無計画に突っ走っても受験は突破できるものではありませんが、今回紹介したポイントを意識して、もう少しだけ一緒に頑張りましょう。そして嬉しい合格を一緒につかみとりたいですね。

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