こんにちは、四谷学院の受験コンサルタント、片野です。
学校推薦型選抜・総合型選抜(AO入試)といった推薦入試での合格を目指されている方、医学部をはじめ二次試験に面接が課される方、面接試験の対策はしていますか?
「高校で、先生と練習しています!」という人もいるでしょう。でも、
「まだ何もしていません・・・」
という人もかなり多いのではないでしょうか。
とにかく今すぐにスタートをしてください。早すぎることはありません。そして、あなたの中にある「この大学に行きたい!絶対行くぞ!」という気持ちを強く、明確にしていってください。
さて今回は、面接試験の準備について、具体的な先輩の合格体験記をご紹介しながら、できるだけ詳しくお話しします。
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目次
面接試験の「でき」は何で決まる?
受験コンサルタントをしている中で、何人もの生徒と面接試験の対策をしてきました。面接が得意な人もいれば、苦手な人もいますよね。
この「得意かどうか」の大きな違いは、何だと思いますか?
しゃべりがうまいから?
それとも
緊張しない対応?
いえいえ、違うんです。
ズバリこれです。
「その大学にどれだけ入学したいと思っているか」
この気持ちの差が大きいのです。
面接の出来がよい人の対策方法とは?
「自分はこの大学に入るんだ!」と強く思っている人は、どんな風に面接対策をするのでしょうか?
「この大学に行きたい!」「ここで大学生活を送りたい!」という気持ちが強いひとは、その分志望大学のことをよく調べています。
・ この学部では、こんな授業もあるんだ。
・ あ、絶対このサークル絶対はいりたい!
・ 学園祭楽しみだなぁ
妄想(?)も膨らみつつ・・・
なにより、入学後の自分自身のことを、よくイメージできているんですね。
だから、その人の話す「大学に入りたい理由」「大学に入ってからやりたいこと」には、非常に深みが出てきます。
これが大切なのです。
面接官はプロです。面接試験では話し始めてからほんの数分で
「どれだけ志望度が高いか?」
「入学後の学習意欲が高いか?」を見抜きます。
面接官に、「この生徒なら!」と思わせるのが面接試験の秘訣です。
国立大学に逆転合格できた面接とは?
ここで一つ具体例をお話しします。私が面接試験の対策をしていて、とても感動した生徒がいます。
Aさんは、国立B大学志望です。前期試験は残念ながら不合格。しかし、後期試験での合格を目指して、面接試験対策をしていました。
すでにご存じかもしれませんが、後期試験は、共通テストの結果が大きく合否を左右します。共通テストの結果は、合格確実という点数ではなく、ギリギリのラインでした。良い面接ができたとしても、厳しい状況…。
共通テストの結果に加えて、面接試験の出来も合否に反映されるとは言え、逆転合格なんて夢の話です……。
しかし、見事、逆転合格してみせたのです。
逆転合格の3つの秘訣
では、彼女の逆転合格の秘訣は何だったのか?
それは、3つあります。
(1)B大学に入学したいという気持ちが誰よりも強かった
B大学のパンフレットは、本当に隅から隅まで、徹底的に目を通していました。その上で、オープンキャンパスにも参加、そこで大学の教授や先輩に会い、直接話し、パンフレットにもないような多くの情報を集めていました。
(2)入学後のイメージが具体的だった
「入学後、何を学びたいか。」「卒業後、どんな自分になりたいか。」
Aさんはとても具体的なビジョンをもっていました。そしてそれを自分の言葉で語ることもできました。
(3)切り返しの答えを複数用意していた
(1)(2)だけでなく、具体的な面接対策にも抜かりがありませんでした。
たとえば、自分の答えに対して、深く追求されたときでも面接官を納得させるだけの答えを準備できていました。
もちろん、面接試験対策として、受験生の誰しもがそれなりの準備をしてきます。ですが、Aさんほど心に訴える答えを用意できた学生を、私は今まで見たことがありませんでした。
それほどにも高い意欲を彼女は持っていたんです。
面接試験に臨むには、「下調べ」をしっかりしよう
これから面接試験の対策をするあなた。
オープンキャンパスには行きましたか?
大学のことをしっかりと調べていますか?
大学卒業後の進路をイメージできていますか?
こればっかりは、自分で見つけなければならないものです。私たち受験コンサルタントには、その答えを見つける手伝いはできても、答えを教えることはできません。
そして、答えを見つけるには、時間が掛かります。覚悟をもって、面接試験に臨んでください。
まず最初にできることは、パンフレット、ホームページ、オープンキャンパスを活用して、しっかりと情報を集めること。「なぜ、この大学でないといけないのか?」という他大学との差別化ができるまで、掘り下げて志望理由を考えるのがポイントです。
まとめ・あなたは大丈夫?面接試験対策はいつからはじめる?学校推薦型選抜・総合型選抜(AO入試)
2、入学後、卒業後のやりたいこと、なりたい自分を具体的にイメージしよう!
3、思いを伝えるために、話す練習をたくさんしよう!
試験までの時間には限りがあります。学校で、予備校や塾で、そして家でも、たくさん練習しましょう。
最後に…面接試験の秘訣は、「相手にきちんと自分の気持ちを伝えること!」です。しっかりと下準備をし、たくさんの答えの引き出しを用意してください。そうすれば、きっと良い結果につながるはずです。
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入退出から、話し方、話す内容、しぐさまで細かく指導していきます。
冷や汗が止まらない生徒もいるくらいの緊張感で練習できるので、面接本番では「あれだけ練習したんだから大丈夫!」と自信を持って臨めるはずです。
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