こんにちは。四谷学院の奥野です。
前回から引き続き、今回も推薦入試についてお話ししていきます。
今回は、「公募制」というものについてです。
目次
学校推薦型選抜「公募制」とは
公募推薦というフレーズは聞いたことがあるでしょうか。以前紹介した学校推薦型選抜「指定校制」では、高校の中で選抜が行われて推薦者が決まるものでしたね。公募推薦は違います。
あなたの通っている高校に関係なく、必要な条件を満たしていれば誰でも高校に推薦をもらって出願できるという入試システムです。
公募推薦にも種類がある
公募推薦は大きく分けて2種類あります。必要な条件とはどういったものがあるのか見ていきましょう。
学業で評価される。
部活や学校行事で取り組んできたことも対象になり、学業以外の活動が重視される。
公募推薦の注意点
必要な条件以外にも、公募推薦には注意点があります。
確実に合格できるわけではない
学校推薦型選抜のうち「指定校制」では、学内選抜で推薦されればほぼ合格が確実でした。しかし、公募推薦はそうはいきません。学内選抜がない分、受験できる人は多くなり、受験したからといって確実に合格できるわけではないのです。
しかも、大学によっては非常に高倍率になることもあり得る、ということを知っておきましょう。
学力試験が必要な場合がある
学校推薦型選抜「公募制」においては、選考過程においては面接や小論文、志望理由書以外に学力試験を課す大学もあります。
国公立だと、共通テストの成績も基準に含まれることがあります。
大学の推薦入試と聞くと「共通テストを受ける前に合格できる」というイメージが強いかもしれませんね。しかし必ずしもそうでないところもあるのです。
しかも!
共通テストを課す大学の多くは、推薦での合格基準が一般入試より高くなる傾向があり、だいたい一般入試のボーダーラインの4~5%上を目指すことになります。
まとめ―推薦入試について知ろう!(3)学校推薦型選抜「公募制」とは
今回は、学校推薦型選抜「公募制」について解説してきました。同じ学校推薦型選抜でも、公募制と指定校制ではシステムがかなり違うという点に気づいていただけたかと思います。
「学力試験もないし、内申点がいまいちでも合格できる!」なんて甘い考えでは合格はできません!
まずは基本的な学力の底上げ、それに加えて自分自身のアピールポイントを分析してアピールの仕方も考え、準備しておかなければなりませんから、「公募推薦なら簡単で楽に大学合格できる」というわけではなく、やはり対策にはしっかりと時間をかけていきたいものです。
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