こんにちは!四谷学院の奥野です。
しかし、わからないところがあること自体は大きな問題ではありません。大切なのは、わからないことを放置せずに適切に対処することです。
この記事では、勉強中にわからないことが出てきた場合にどうすればよいかを解説します。
わからなくてイライラしてしまうときの対処法も解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
わからないことは悪ではない
勉強をしていてわからないことがあると、「この前勉強したばかりの内容なのにわからなくてつらい」「こんなことがわからないなんて恥ずかしい」など、マイナスにとらえてしまう人は多いでしょう。
しかし、わからないところは「これからわかるようになる」と、プラスの考え方をすることもできます。
今わからないことがあるのは、悪いことではありません。「わからないからあきらめよう」と放棄してしまわずに、わかるようになるための方法を探しましょう。
勉強でわからないことがあったときの対処法5つ
勉強をしていてわからないところが出てきたときは、以下でご紹介する対処法を試してみましょう。
1.基礎に戻る
勉強がわからなくなる大きな原因として、基礎的な内容を十分に理解できていないことが挙げられます。
基礎が曖昧な状態で勉強を進めても、わかるようにはなりません。
まずは基礎レベルの問題に戻って、復習を徹底しましょう。
基礎をしっかりと固めることで理解が深まり、応用問題にも対応できる状態になります。
2.解答・解説を読んでみる
わからないことが出てきても焦らずに、あらためて問題集の解答・解説を読み込んで解法を学び直しましょう。
じっくり読むことで、読み落としていた部分があることに気付いたり、自分がどのステップで理解を誤ったのかを発見できたりするかもしれません。
そして、答え合わせをするときは、解答を見るだけでなく解説までしっかり読んで、「なぜこの解答になるのか」「なぜこの考え方をするのか」を理解するように心がけてください。
3.教科書や参考書で調べる
わからないことが英文法や数学の公式、歴史の年号など基礎的な内容の場合は、教科書や参考書を調べましょう。
調べるときはやみくもにページをめくるのではなく、目次や索引を利用すると該当部分を効率的に見つけられます。
また、1冊ではわからない場合には別の参考書を参照すれば、同じ単元について異なる説明や視点に触れることができ、さらに理解が深まるはずです。
4.辞書で調べる
専門用語や単語などがわからない場合は、辞書を使って意味を確認してください。
電子辞書やアプリを使えば素早く調べられ、英語の発音なども聞けるため効率的に勉強できます。
すぐに復習できるよう、調べてその場で納得できたとしても、ノートなどに書き留めておきましょう。
5.調べてもわからないときは聞こう!
教科書や参考書で調べても、載っている箇所をうまく見つけられないときもあるでしょう。
また、そもそも解決につながる内容が載っていない場合には調べようもありません。わからないことを調べているだけで一日が終わっては、勉強が滞ってしまいます。
自分で調べてもわからない場合はそのままにせず、学校の先生や塾・予備校の先生など、わかる人に聞くのが得策です。
一度聞いてわからなければ、わかったふりをせずに、わかるまで何度でも聞きましょう。
わからないことを調べる際はインターネットを使用しない
前述のとおり、わからないことがあったときには、まず調べてみることが大切です。
ただし、調べる際にインターネットを使うことは避けましょう 。
インターネットでの調べ物をおすすめしない理由は以下のとおりです。
理由1.インターネットの情報が正しいとは限らない
インターネットには、教科書や参考書以上の情報がたくさん存在します。
それはそれで便利ですが、たくさんの情報のなかでどれが本当に今必要なものかを、自分で判断しなくてはなりません。
自分がわからないことに関する情報について、自分で今必要なものかどうかを判断するのはほぼ不可能といえるでしょう。
理由2.関係ない情報まで同時に入ってくる
スマートフォンやパソコンは情報を検索しやすい反面、脱線もしやすいものです。
調べ物のついでにニュース記事を読んでしまったり、友達からのメッセージに気付いて返信したりと、最初の調べ物と関係ないことに集中してしまうことも珍しくありません。
わからないことはインターネットに頼らず、教科書や参考書などで調べて解決しましょう。
勉強がわからなくてイライラするときの対処法
勉強でわからないことがあってイライラしてしまうときには、うまく気持ちを切り替える必要があります。
ここでは、イライラするときの具体的な対処法を3つご紹介します。
できたことに目を向ける
わからないことがあると、勉強が進んでいないように思えたり、今までの努力が無駄だったと思えたりすることもあるでしょう。
しかし、自分では気付いていないだけで、これまで取り組んできた成果は必ず出ているはずです。
わからないことよりも、これまでに理解できた内容や達成できた目標を振り返ってみてください。
例えば、「以前は解けなかった問題に正解できた」「苦手科目の勉強時間を増やせた」など、 小さな成功も含めて自分が成し遂げたことを具体的に手帳やノートなどに実際に書き出してみましょう。
これまでの努力が「見える化」されると自己肯定感がアップし、モチベーションも向上するでしょう。
いったん休憩する
勉強を長時間続けていると集中力が持続せず、疲労がたまり、小さなことにもイライラしやすくなります。
わからないことがあって勉強がはかどらないと、イライラはさらに大きくなってしまうでしょう。
思うように勉強が進まない場合は無理に続けずに、5~10分程度の短い休憩を取ることをおすすめします。
深呼吸や軽いストレッチなどをして、心と体をリフレッシュさせましょう。
それでもイライラが収まらない場合は、気分がしっかりと切り替わるまで休憩時間を延ばすの も一つの方法です。
キッチンでお茶を飲んだり散歩をしたり、場所を変えることで、気持ちを切り替えしやすくなります。
取り組む問題のレベルを落とす
どうしてもわからない問題がある場合、その問題が現在の自分にとって今はまだ難しすぎる 可能性があります。
まずは基礎問題に戻り、確実にわかる問題を解いて自信を取り戻しましょう。
基礎レベルの問題から少しずつ難易度を上げていくことで、徐々に理解力が高まり、わからなかった問題に再挑戦するための準備が整います。
まとめ
勉強中にわからないことが出てきたとき、嫌になったりイライラしたりするのは誰もが経験することでしょう。
しかし、わからないことをマイナスにとらえる必要はありません。大切なのは、わからないことをどのように解決するべきかを知っておくことです。
また、わからなくてイライラしてしまう気持ちと、うまく付き合うことも大切です。
休憩を挟む、これまでに達成してきたことに目を向けるなどの方法で気分を前向きに切り替え、再び問題にチャレンジしましょう。
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