【勉強していると眠くなる…】テストや試験で実力を発揮するための3つのポイント② 眠気と姿勢【睡魔に勝つための勉強法!】

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こんにちは!四谷学院 受験コンサルタントチームの伊達です。

秋になると、受験生は本番が近づき、そうでない人も推薦対策のための評定を意識して…と、今まで以上に勉強時間が増えたという人が増えてきます。
意識が変わり、より真剣に志望校合格をつかむ努力を始めているのは素晴らしいことですね。

しかし、自習室や自宅での勉強時間を増やしているはずが、成績が思ったように伸びないという相談を受けることも少なくありません。
机に向かうようにはしているけれど、なかなか集中できなくて…」「すぐ眠くなってしまうんですが、どうすれば良いですか?

「勉強時間を増やしたのに、成績が伸びないなら意味がないじゃないか!
せっかく努力を始めたのに、すぐにやめてしまうのは非常にもったいないことです。
ただ、結果が出なければ続けていくのも大変ですよね。

まずは勉強するときの姿勢を見直してみましょう。
実は、学習時の姿勢を改善することで、学習効率が上がり成績も向上する可能性は非常に高いのです。

そこで今回は、「テストや試験で実力を発揮する」ための3つのポイントのうち、「眠気」や「姿勢」の問題について紹介します。
ほかにも勉強していて眠くなってしまう原因と、その解決方法も確認していきますよ。
少し意識を変えるだけで、すぐに実践でき効果が期待できることばかりです。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。

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勉強中に眠くなるのは姿勢のせいってホント?

テストが近いから勉強しなければいけないのに、眠くなってしまって…

おそらく、誰もが経験したことのある悩みでしょう。
睡眠不足や日中の疲れなど、様々な要因が考えられますね。
まずは「勉強していて眠くなる原因」から確認しておきましょう。

脳に酸素や血液が行き届いていない

脳が活動するには、唯一のエネルギー源となるブドウ糖が必要です。
そして、そのブドウ糖を消費するためには多くの酸素が欠かせません

人間の身体において、脳の重さは全体重の2%程度しかありません。
しかし、脳が消費する酸素とブドウ糖の量は、全身の20%以上を占めるのです。
頭を働かせ、問題を解いたり覚えたりするためには、大量の酸素が必要不可欠と言えるでしょう。

また、脳には大量の血液も必要です。
全身の16%ほどの血液が脳に流れており、これが滞ると活動が低下してしまいます。

【対策】正しい姿勢で勉強する!

姿勢が悪い」と聞いて、あなたはどのような姿勢をイメージしますか?
おそらく一番多いのは、「猫背」と呼ばれる形でしょう。

実はこの猫背こそ、睡魔を呼び寄せる姿勢なのです。

背中が丸まっていると、頭が前に出てきます。
人間の頭は4~6キロもあるため、自然と机の近くまで下がってしまうことも多いでしょう。
目が悪くなりやすい姿勢だともよく言われますよね。

重い頭を支えるために、首の血管や筋肉が伸びてしまっている状態になります。
血管が細く長くなることで、血流が悪くなり、脳に充分な酸素やブドウ糖が行き渡らなくなるんですね。

これを解決するには、背筋を正し、頭の重さを首だけでなく体全体で支えてあげることが効果的でしょう。
「勉強していると飽きてすぐに眠くなってしまう…」と感じている人も、実は姿勢が原因かもしれません。
机や椅子の高さを調節する、背もたれが体にフィットをする椅子に変えるなど、まずは環境面から見直してみるのもおすすめですよ。

脳が情報過多になっている

人間の脳には、目にしたものや耳にした情報がどんどん溜まっていきます。
もちろん脳の容量には限りがあるため、すべての情報を残しておくことができません。
つまり、不要な情報を捨ててしまう必要があるのです。

そして、人間は情報の取捨選択を寝ている間に行います。
ひたすら単語の暗記をしている際や、初めて習う内容の授業を受けているときに限って睡魔が襲ってきて…という経験はありませんか?
新しい情報をたくさん詰め込むことによって、脳が「これ以上は抱えきれないよ!」という合図を、睡魔という形で送ってきているんですね。

【対策】勉強する順番やバランスを考える!

「新しい情報を受け入れる」スペースをつくるために、人間は睡眠をとろうとします
そのスペースを一気に埋めてしまうと、「勉強しなければいけないのに睡魔が…」となってしまいやすいんですね。

予習や暗記物ばかり取り組んでいると、すぐに脳はいっぱいになってしまいます。
眠い目をこすりながら単語帳を覚え続けても、もうすでに覚える余白が残ってないかもしれません。
必ずインプットとアウトプットの割合を考えるようにし、復習や演習に取り組む時間をつくるのが効果的でしょう。

このバランスを考えることは、「学習計画を立てる」ことの重要性にもつながります。
眠くなってしまった日の学習内容を一度振り返り、翌日以降の計画に活かしていきましょう。

満腹状態になっている

お昼ごはんを食べて、いざ午後の授業へ!
…しかし、その時間が眠気のピークだという人も多いのではないでしょうか。

その原因は、食事をしたことで血糖値が上がっているためです。

人間の脳内には「オレキシン」という化学物質が存在します。
このオレキシンは、覚醒(起きている)状態を維持するために欠かせません。

しかし、血液中に糖が増えることでオレキシンの活動は弱まってしまうのです。
また、食べ物の消化を促すために、脳ではなく胃腸に血液が集中しやすくなります。
ごはんを食べた後ほど眠くなりやすいのは、身体の構造上、仕方のないことと言えるでしょう。

【対策】血糖値を急に上げないようにする!

健康に関する話題の際に、よく耳にする「血糖値」というフレーズ。
特に炭水化物をたくさんとると、急激に上昇しやすいと言われています。
食物繊維やミネラル、ビタミンを多く含む食材を意識的にとるようにすると良いでしょう。

また、時間帯によっては短時間の仮眠をとることも有効です。
福岡県の進学校では、昼休みの一部を「昼寝タイム」や「午睡タイム」とし、午後の授業の集中力がアップした…と言われています。

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こんなときどうする?

自習中に眠くなってきた…

生徒
生徒
勉強しようと机に向かっても、すぐに眠くなってしまいます。
仮眠をして夜眠れなくなるのは嫌なので、ほかに対処方法はありますか?
脳を使い過ぎてオーバーヒートしてしまうと、途端に眠気がやってきます。
暖かい部屋で眠くなりやすいのは、その熱が原因とも言えますね。

眠くなると自然に出てくる「あくび」は、その熱を冷まし、脳を再び働かせる役割があると言われています。(諸説あります)
あくびや深呼吸のように、口から冷たい空気をとりこんで、脳を冷やしてあげるイメージを持つと良いでしょう。

先生
先生
また、血流を良くするために、立ち上がって少し歩いたり、ストレッチをして体をほぐしたりする方法も有効です。
脳や全体に血液や空気を運ぶイメージを持ちながら取り組むと、より効果が期待できますよ。
先生
先生

試験中や授業中に眠くなってきた…

生徒
生徒
自由に動ける自習中ではなく、大事な試験や授業のときに眠くなってしまったらどうすれば良いですか?
緊張すると眠れなくなる…という人の方が多いものの、反対に眠くなってしまう体質の人もいるようです。
しかし、様々な対策がとれる自習時間と異なり、試験中などは対処方法が限られてしまいますね。

深呼吸して脳を冷やしたり、正しい姿勢を意識して血流や空気の流れを整えたりすることはできますが、なかなか解消できないこともあるでしょう。
大事な試験の際などは、「眠くなったらどうしよう」ではなく、「眠くならないように準備する」ことが大切なのです。

先生
先生
前項で急激な糖質の摂取は逆効果だと確認しましたが、血糖値が下がりすぎることも、眠気につながってしまいます。
エネルギーが不足して血糖値が低くなると、問題を解くために使うブドウ糖が不足してしまうんですね。
食物繊維と糖質が豊富なバナナを食べるなど、自分の体質に合った食事を、普段の模試や定期テストの際に試してみると良いでしょう。

試験の休み時間には廊下に出て、新鮮な空気を吸ってから戻るように習慣づけておくのも良いかもしれませんね。

先生
先生

「勉強中に眠くなる…」まとめ

今回は、テストや試験で実力を発揮するための3つのポイントから、眠気と姿勢について確認しました。
普段から正しい姿勢で勉強をすることで、学習効率が上がることは間違いありません。
しかし、自室で一人勉強をしていても、なかなか緊張感を保てずに、知らず知らずのうちに眠ってしまっていた…という日が出てきてしまうでしょう。

理想的な環境が揃っているのが、四谷学院の自習室です。

周囲には、同じように志望校合格という目標に向かって勉強に励む仲間やライバルしかいません。
適度な緊張感を持ちながら勉強できるため、自然と背筋もピンと伸びることでしょう。

自分の部屋や学校の自習室では、ついつい気が抜けて眠くなってしまう…と悩んでいる人は、見学もできるのでぜひ見に来てくださいね。

また、四谷学院では私たち受験コンサルタントが、あなたの勉強や進路についての悩みを一緒に解決していきます。
何かうまくいっていないことがある場合は、個別相談会で一度相談してみませんか?
全国の校舎でお待ちしています!

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