【2024年度完全版】国公立大学 2段階選抜 実施状況まとめ【足切りって本当にあるの?】

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基本的に共通テスト各大学の個別試験(二次試験)という2度の試験で合否を判定する国公立大学

しかし、だれでも二次試験に進めるとは限りません。
大学によっては2段階選抜(二段階選抜)を実施しており、一次試験である共通テストの成績において基準を超えていないと、次の試験に進むことができないのです。

いわゆる「足切り」と呼ばれ、いくら二次試験に自信があっても、挑戦することができません。
その仕組みに関しては、以下の記事を参考にしてください。

大学受験でよく聞く「足切り」とは?足切りの仕組みをわかりやすく解説
大学合格を目指す受験生ならば、「足切り」という言葉を聞いたことがあると思います。 「足切り」とは大学受験用語の一つで、おもに国公立大学で実施される選抜方法です。...

本記事では、2024年度入試から過去3年間で「2段階選抜を実施した」大学をまとめています。
目次から各エリアのページに飛べるので、出願計画を立てるヒントにしてください。

目次

北海道地方

【一覧】2段階選抜を実施しない大学

【北海道】
・小樽商科大学
・帯広畜産大学
・北見工業大学
・釧路公立大学
・公立はこだて未来大学
・北海道教育大学
・室蘭工業大学

旭川医科大学(北海道)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科では、前期・後期ともに毎年2段階選抜を実施しています。
予告倍率は5倍。後期は募集人数が少ないこともあり、半数以上が足切りになりつつも実施倍率は10倍を超えています。
二次試験で理科の受験が不要で、特に後期試験は英語と面接のみという点も志願者が多い理由でしょう。
看護学科では後期の志願者が予告倍率の5倍を上回ることが多いものの、実施していません。

旭川市立大学(北海道)

過去1年 実施ナシ(2024年度より実施)

実施状況

保健福祉学部のみ、予告倍率を設定しています。

公立千歳科学技術大学(北海道)

過去3年 実施ナシ

実施状況

経済学部の中期日程のみ予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えても実施していません

札幌医科大学(北海道)

過去3年 実施ナシ

実施状況

医学部・保健医療学部ともに予告倍率を設定していますが、志願倍率が超えていません。

北海道大学(北海道)

過去3年 実施ナシ

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されており、後期日程では志願倍率が超えることもありますが実施していません。

東北地方

【一覧】2段階選抜を実施しない大学

【青森県】
・青森県立保健大学
・青森公立大学
【岩手県】
・岩手大学
【宮城県】
・宮城大学
・宮城教育大学
【秋田県】
・秋田県立大学
・秋田公立美術大学
・国際教養大学
【山形県】
・山形県立保健医療大学
・山形県立米沢栄養大学
【福島県】
・会津大学
・福島大学

弘前大学(青森県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

医学部・医学科のみ予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えていません。

岩手県立大学(岩手県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

ソフトウェア情報学部・ソフトウェア情報科の中期日程のみ予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えていません。

東北大学(宮城県)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
ただし、大幅に上回ることはほぼなく、各学部で不合格になる人数は多くないため、ある程度の得点がとれていれば出願はできるでしょう。

秋田大学(秋田県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科の後期日程では毎年2段階選抜を実施しています。
前期も予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えていません。

山形大学(山形県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

医学部医学科のみ予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えても実施していません

福島県立医科大学(福島県)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

医学部と保健科学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
医学部は予告倍率の4倍を毎年超え、保健科学部でも学科によっては超えることがあります。
2023年度は診療放射線科学科と臨床検査学科(+医学部)で2段階選抜が実施されました。

関東地方

【一覧】2段階選抜を実施しない大学

【茨城県】
・茨城大学
・茨城県立医療大学
・筑波技術大学
【栃木県】
・宇都宮大学
【群馬県】
・群馬県立県民健康科学大学
・群馬県立女子大学
・高崎経済大学
【埼玉県】
・埼玉大学
【東京都】
・東京外国語大学
・東京海洋大学
・東京学芸大学
・東京芸術大学
・東京農工大学

筑波大学(茨城県)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
ただし、数字が超えている学部はいくつかありますが、過去3年で実際に2段階選抜を実施しているのは医学部医学科と芸術学部と体育学部のみです。

群馬大学(群馬県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科では毎年2段階選抜を実施しています。
「一般枠と地域医療枠の志願者の合計が募集人員の3倍を超えた場合、一般枠で189名程度、地域医療枠で24名程度を合格者とする」と、具体的な1次試験の合格者数を設定していますが、2023年度はその目安よりも多くの合格者が出ています。

前橋工科大学(群馬県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

中期日程のみ予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えていません。

埼玉県立大学(埼玉県)

過去1年 実施ナシ(2024年度より実施)

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えていません。

千葉大学(千葉県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科では前期・後期ともに毎年2段階選抜を実施しています。
後期の倍率は非常に高いものの、前期は大きく超えることもなく、2023年度の地域枠における出願者数は予告倍率を下回りました。
また、文系の看板学部でもある法政経学部にも予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えていません。

千葉県立保健医療大学(千葉県)

過去3年連続 2段階選抜実施(健康科学部)

実施状況

健康科学部のすべての学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
学部のなかでどの学科に志願者が集まるかは、年によって大きく異なります。
※健康科学部のみ設置している大学

お茶の水女子大学(東京都)

過去3年 実施ナシ

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えても実施していません
後期の志願倍率は各学部で非常に高くなっています。

電気通信大学(東京都)

過去3年 実施ナシ

実施状況

すべての学部(学類)の後期日程で予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えても実施していません
後期の志願倍率は各学部で非常に高くなっています。

東京大学(東京都)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

すべての学部(学類)で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
予告倍率を大きく上回ることは少なく、年によっては実施しない学類もあります。

東京医科歯科大学(東京都)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

すべての学部(学類)で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
医学部の後期日程は大きく上回ることがあり、50名以上の不合格者が出ることも珍しくありません。

東京工業大学(東京都)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

すべての学部(学院)において4倍の予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
かつてのセンター試験では600点以上の受験生は全員二次試験に進むことができましたが、共通テストになってからはほかの大学と変わらず倍率で判断しています。
また、共通テストの得点は2段階選抜においてのみ利用されるため、足切りを回避した場合は純粋に二次試験の得点だけで合否を決定します。

東京都立大学(東京都)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
人気が高く、東大・東工大・一橋大に次いで、多くの不合格者が出ています。

一橋大学(東京都)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
前期で大きく倍率を上回ることはありませんでしたが、2023年度に新設されたソーシャル・データサイエンス学部では、約半数の志願者が2段階選抜において不合格となっています。

神奈川県立保健福祉大学(神奈川県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

保健福祉学部で予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えていません。
※保健福祉学部のみ設置している大学

川崎市立看護大学(東京都)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(看護学部)

実施状況

看護学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
2023年度は予告倍率の4倍を志願倍率が超えたため実施しましたが、2022・2024年度は実施していません。
※看護学部のみ設置している大学

横浜国立大学(神奈川県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

経済・経営・理工学部・都市科学部の一部学科で予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えても実施していません
2023年度から理工学部で、2024年度から都市科学部・都市社会共生学科の後期試験で予告倍率を設定するようになりました。

横浜市立大学(神奈川県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部・医学科)

実施状況

理学部・データサイエンス学部の後期日程と、医学部・医学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
医学部では予告倍率のほかにも「750/1000点」という基準点が設定されていますが、人数によっては基準点を下回っていても合格する場合があります。

甲信越地方

【一覧】2段階選抜を実施しない大学

【山梨県】
・都留文科大学
・山梨県立大学
【長野県】
・公立諏訪東京理科大学
・長野大学
・長野県看護大学
【新潟県】
・三条市立大学
・上越教育大学
・長岡技術科学大学
・長岡造形大学
・新潟県立大学
・新潟県立看護大学

山梨大学(山梨県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科では毎年2段階選抜を実施しています。
後期日程のみで前期日程の試験を実施しない、珍しい医学部と言えるでしょう。
二次試験の配点が高いため、逆転合格の可能性を信じ、多くの受験生が集まります。

信州大学(長野県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
2022・2023年度は予告倍率の4倍ちょうどだったため実施がありませんでしたが、その反動か2024年度は100名以上が足切りとなりました。

長野県立大学(長野県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

健康発達学部・こども学科の前期・中期日程で予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えていません。

新潟大学(新潟県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科では毎年2段階選抜を実施しています。

北陸地方

【一覧】2段階選抜を実施しない大学

【富山県】
・富山県立大学
【石川県】
・石川県立大学
・石川県立看護大学
・金沢美術工芸大学
・公立小松大学
【福井県】
・敦賀市立看護大学

富山大学(富山県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科と教育学部の後期日程で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
医学部では2023年度に2段階選抜が実施されましたが、2022・2024年度は志願倍率が下回り実施されませんでした。
教育学部は3年とも志願倍率が下回っているため、実施されていません。

金沢大学(石川県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医薬保健学域・医学類)

実施状況

医薬保健学域・医学類で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
2023・2024年度に2段階選抜が実施されましたが、2022年度は志願倍率が下回り実施されませんでした。

福井大学(福井県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
後期日程はいずれも2段階選抜を実施していますが、2023・2024年度の前期日程は志願倍率が下回り、実施されませんでした。

福井県立大学(福井県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

看護福祉学部・看護学科と生物資源学部・創造農学科の前期・後期日程で予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えていません。

東海地方

【一覧】2段階選抜を実施しない大学

【岐阜県】
・岐阜県立看護大学
・岐阜薬科大学
【静岡県】
・静岡大学
・静岡県立農林環境専門職大学
・静岡文化芸術大学
【愛知県】
・愛知教育大学
・愛知県立芸術大学
・豊橋技術科学大学
【三重県】
・三重県立看護大学

岐阜大学(岐阜県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
前期日程では2023・2024年度に2段階選抜が実施されましたが、2022年度は志願倍率が下回り実施されませんでした。
また、2023年度より後期日程の試験自体がなくなっています。

静岡県立大学(静岡県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(経営情報学部)

実施状況

看護学部の前期日程、経営情報学部の後期日程、薬学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
経営情報学部では過去2年も予告倍率の5倍は超えていながら2段階選抜を実施しませんでしたが、2024年度は志願倍率が18.6倍とあまりにも上回ったためか、30名ほどが不合格となりました。

浜松医科大学(静岡県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
前期・後期日程とも2023・2024年度に2段階選抜が実施されましたが、2022年度は志願倍率が下回り実施されませんでした。

愛知県立大学(愛知県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えていません。

名古屋大学(愛知県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科では毎年2段階選抜を実施しています。
前期日程では予告倍率ではなく、共通テストに「600/900点」という基準点を設定しているのが特徴です。

名古屋工業大学(愛知県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

工学部で予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えても実施していません
※工学部のみ設置している大学

名古屋市立大学(愛知県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科では毎年2段階選抜を実施しています。
予告倍率だけでなく、共通テストに「550点満点の73%程度」という基準点を設定しているのが特徴です。

三重大学(三重県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科では前期・後期日程ともに予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
前期日程では2022・2024年度に2段階選抜が実施されましたが、2023年度は志願倍率が下回り実施されませんでした。
2024年度は予告倍率5倍に対し、志願倍率が例年を大きく上回る8倍まで膨れ上がり、200名以上の不合格者を出しました。

近畿地方

【一覧】2段階選抜を実施しない大学

【滋賀県】
・滋賀県立大学
【京都府】
・京都教育大学
・京都工芸繊維大学
・京都市立芸術大学
・京都府立大学
・福知山公立大学
【大阪府】
・大阪教育大学
【兵庫県】
・神戸市外国語大学
・神戸市看護大学
・兵庫教育大学
【奈良県】
・奈良教育大学
・奈良県立大学
・奈良女子大学
【和歌山県】
・和歌山大学(和歌山県)

滋賀大学(滋賀県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

経済学部の前期・後期日程で予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えていません。

滋賀医科大学(滋賀県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部・医学科)

実施状況

医学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
医学科では2022年度に2段階選抜が実施されましたが、2023・2024年度は志願倍率が下回り実施されませんでした。
看護学科は3年とも2段階選抜を実施していません。

京都大学(京都府)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

理学部以外の学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
理学部と医学部医学科のみ、共通テストに「630/900点」という基準点を設定しています。
最難関大学であることから、無謀な出願をする受験生が少ないのか、大きく志願倍率が上回ることはなく、結果的に2段階選抜を実施しない学部の方が多い状況です。
また、総合人間学部工学部では、共通テストの得点を二次試験で考慮しない(2段階選抜の判断材料としてのみ扱う)科目があるため、注意しましょう。

京都府立医科大学(京都府)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部・医学科)

実施状況

医学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
医学科では2023年度に2段階選抜が実施されましたが、2022・2024年度は志願倍率が下回り実施されませんでした。
看護学科は3年とも2段階選抜を実施していません。

大阪大学(大阪府)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

歯学部以外の理系学部と外国語学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
医学部医学科のみ、共通テストに「630/900点」という基準点を設定しています。
また、外国語学部は学科(言語)ごとではなく、学部全体の志願者が予告倍率の2.3倍を超えた場合のみ、2.3倍を超えた学科ごとに2段階選抜を実施する形式です。
基準点のある医学科と、人気の高い薬学部では毎年2段階選抜が実施されています。

大阪公立大学(大阪府)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
医学部医学科のみ、共通テストに「650/900」点という基準点を設定しています。
前期日程で不合格になるのは医学部医学科の十数名程度で、ほかの学部では実施されていません。
一方、工学部の中期日程と、法学部の後期日程では毎年2段階選抜を実施しています。

芸術文化観光専門職大学(兵庫県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

芸術文化・観光学部で予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えていません。
※芸術文化・観光学部のみ設置している大学

神戸大学(兵庫県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されており、後期日程では志願倍率が超えることもありますが実施していません。

兵庫県立大学(兵庫県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

国際商経学部の前期日程と理学部・社会情報科学部の中期日程で予告倍率が設定されており、中期日程では志願倍率が超えることもありますが実施していません。

奈良県立医科大学(奈良県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部・医学科)

実施状況

医学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
医学科の後期日程のみ、毎年200名以上の不合格者が出ています。
医学科の前期日程と看護学科は、志願倍率が下回り2段階選抜を実施していません。

和歌山県立医科大学(大阪府)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
医学部医学科のみ、共通テストに「630/900点」という基準点を設定しています。

中国地方

【一覧】2段階選抜を実施しない大学

【鳥取県】
・公立鳥取環境大学
【島根県】
・島根県立大学
【岡山県】
・岡山県立大学
・新見公立大学
【広島県】
・叡啓大学
・尾道市立大学
・県立広島大学
・広島市立大学
・福山市立大学
【山口県】
・下関市立大学
・市立山口東京理科大学
・山口県立大学

鳥取大学(鳥取県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科では、毎年2段階選抜を実施しています。
予告倍率ではなく、共通テストに「600/900点」という基準点を設定しており、不合格になるのは毎年10名前後となっています。

島根大学(島根県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部・医学科)

実施状況

人間科学部の後期日程と医学部医学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
医学科では2023年度に2段階選抜が実施されましたが、2022・2024年度は志願倍率が下回り実施されませんでした。
人間科学部は3年とも2段階選抜を実施していません。

岡山大学(岡山県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
2022年度に2段階選抜が実施されましたが、2023・2024年度は志願倍率が下回り実施されませんでした。

広島大学(広島県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

医学部医学科で予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えていません。

周南公立大学(山口県)

過去1年 2段階選抜実施アリ(2024年度より実施)

実施状況

人間健康科学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
予告倍率は5倍で、2024年度は3名が不合格となりました。

山口大学(山口県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科では前期・後期日程ともに予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
後期日程では3年連続2段階選抜が実施されています。
前期日程は志願倍率が下回っており、過去3年では実施されていません。

四国地方

【一覧】2段階選抜を実施しない大学

【徳島県】
・鳴門教育大学
【香川県】
・香川県立保健医療大学
【愛媛県】
・愛媛県立医療技術大学
【高知県】
・高知県立大学(高知県)
・高知工科大学(高知県)

徳島大学(徳島県)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

医学部医学科・歯学部・薬学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
予告倍率だけでなく共通テストに基準点を設定しており、医学部医学科では「600/900点」、薬学部の後期日程では「500/750点」を下回ると、不合格となってしまいます。
歯学部・薬学部の前期日程では、志願倍率が少し上回っていても実施されないことがあります。

香川大学(香川県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部・医学科)

実施状況

医学部のうち医学科と臨床心理学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
医学科では2022・2024年度に2段階選抜が実施されましたが、2023年度は志願倍率が下回り実施されませんでした。
臨床心理学科は3年とも2段階選抜を実施していません。

愛媛大学(愛媛県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科のみ予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
2022・2023年度は志願倍率が下回り実施されませんでしたが、その反動か2024年度には大幅に出願者が増え、200名以上が不合格となりました。

高知大学(高知県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科のみ予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
2022年度は志願倍率が下回り実施されませんでしたが、2023・2024年度は100名ほどが不合格となりました。

九州・沖縄地方

【一覧】2段階選抜を実施しない大学

【福岡県】
・北九州市立大学
・九州工業大学
・福岡教育大学
・福岡県立大学
・福岡女子大学
【長崎県】
・長崎県立大学
【熊本県】
・熊本県立大学
【大分県】
・大分県立看護科学大学
【宮崎県】
・宮崎県立看護大学
・宮崎公立大学
【鹿児島県】
・鹿屋体育大学
【沖縄県】
・沖縄県立看護大学(沖縄県)
・沖縄県立芸術大学(沖縄県)
・名桜大学(沖縄県)

九州大学(福岡県)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
前期日程では、医学部医学科のみ志願倍率を上回っており、数十名が不合格となっています。
後期日程では、いくつかの学部で志願倍率が上回っていますが、少しのオーバーであればそのまま不合格者を出さずに二次試験を実施するケースも珍しくありません。

九州歯科大学(福岡県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

歯学部歯学科で予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えていません。
※歯学部のみ設置している大学

佐賀大学(佐賀県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
医学科の後期日程のみ、毎年50名前後の不合格者が出ています。
前期日程では、志願倍率が下回り2段階選抜を実施していません。

長崎大学(長崎県)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

薬学部薬学科の後期日程と医学部医学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
医学部では2023年度は志願倍率が下回り実施されませんでしたが、2022年度は70名以上、2024年度にいたっては200名以上が不合格となりました。
薬学部の後期日程は、予告倍率を20倍に設定していますが、それでも毎年志願倍率が上回っています。
以前は多文化社会学部と水産学部でも2段階選抜を実施していましたが、現在はなくなっています。

熊本大学(熊本県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
2022・2024年度に2段階選抜が実施されましたが、2023年度は志願倍率が少し上回ったものの実施されませんでした。

大分大学(大分県)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

医学部・福祉健康科学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
多くの学科で2段階選抜を実施しているため、ボーダー付近の場合は出願状況をよく確認してから決定すると良いでしょう。

宮崎大学(宮崎県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科のみ予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
前期日程では2022・2024年度は志願倍率が下回り実施されませんでしたが、2023年度は10名ほどの不合格者を出しました。
後期日程は毎年2段階選抜を実施しており、特に2023年度は志願者の半数を超える500名以上の不合格者が出ています。

鹿児島大学(鹿児島県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科のみ予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
前期日程では3年とも志願倍率が下回り、実施されていません。
後期日程は毎年2段階選抜を実施しており、150名前後の不合格者が出ています。

琉球大学(沖縄県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部・医学科)

実施状況

医学部医学科のみ予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
前期日程では2022・2024年度は志願倍率が下回り実施されませんでしたが、2023年度は70名ほどの不合格者を出しました。
後期日程は毎年2段階選抜を実施しており、特に2023年度は志願者の半数を超える300名以上の不合格者が出ています。

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