こんにちは!四谷学院 受験コンサルタントチームの伊達です。
大学入試に限らず、模試や学校のテスト、資格・検定試験など、高校生には大事な試験がたくさんありますね。
それに関連して、「勝負弱くて実力を発揮できない」「普段なら解ける問題も本番になると解けない」といった相談をよく受けます。
学力以外にも、試験の点数を左右する要素はたくさんあります。
ただ、「勉強不足」以外の原因で失敗してしまうのは、非常に後悔が残るでしょう。
そこで今回は、意外と対策を忘れがちな「試験のときに注意すべきポイント」を3つお伝えします。
実力を最大限発揮できるよう、細かい点にも気をつけていきましょう!
目次
①【空腹】「お腹がなってしまったらどうしよう…」
「授業中にお腹がなってしまいそうで集中できない…」という経験は、誰しも一度はあるのではないでしょうか。
些細なことには思えますが、当事者になってみると、実力を発揮できない原因に間違いなくなります。
全員が集中していて静かな環境である試験中は、いっそう「恥ずかしい」「ごまかさなければ」という気持ちが生まれてしまうかもしれませんね。
本来恥ずかしいことではありませんが、気になってしまう人は対策を考えておくと良いでしょう。
また、空腹になるということは、試験に挑むためのエネルギーが不足している証拠でもあります。
まだまだ成長期である10代の体には、多くのエネルギーが必要です。
最高のパフォーマンスが発揮できるよう、食事の適量を把握しておけると良いですね。
「お腹がなってしまったらどうしよう…」対策は?
補食や間食を準備する
一番確実な対策は、休み時間や試験開始前に軽く食べられるようなものを準備しておくことでしょう。
運動せずとも、頭を使うだけでも脳がカロリーを消費していきます。
エネルギー不足は、しっかり摂取しなければ解決しません。
手軽に食べられる栄養調整食品やお菓子のなかで、自分のお気に入りのものを見つけておけると良いですね。
朝食のメニューを決めておく
「たくさん食べているはずなのに、すぐ空腹になってしまう」「あまりたくさん食べられない」という人は、食べるものを変えてみるのも良いでしょう。
試験日の朝に食べるものを、前もって決めておくと安心です。
食べ物によって、食べてから胃で消化されるまでの時間が異なります。
●タンパク質(魚・肉・卵など)…4~5時間
●脂質(バターやごま油など)…10時間前後
タンパク質や少量の脂質も合わせてとる方が腹持ちは良くなりますね。
また、消化に時間がかかるものばかり食べても、反対に胃もたれしてしまうので、自分の体に合った適量を見つけておきましょう。
大事な試験で失敗しないように、このような細かい点も模試の日などに試してみるのをオススメします。
些細なことが勝負の分かれ目になりますからね。
②【睡魔】「試験中に眠くなってしまったらどうしよう…」
授業中や試験中、「どんなにがんばろうと思っても眠くなってしまって…」ということも、多くの人が経験しているのではないでしょうか。
特に受験生は、睡眠時間を削ってでも勉強するという人もいるでしょうし、試験前日の緊張で眠れないということもあるはずです。
試験問題だけでなく眠気とも闘いながら良い点をとることは難しく、授業中によく眠くなってしまうという人は対策が必須です。
「試験中に眠くなってしまったらどうしよう…」対策は?
試験に合わせたスケジュールで生活する
大事な試験の前日ほど、「早く寝て明日に備えなければ」と考える人は多いのではないでしょうか。
しかし、人はリラックス状態でないと眠ることができないため、「寝よう寝よう」と考えることで、頭が冴えてしまうのは逆効果になってしまいます。
規則正しい生活リズムに整えることで、決まった時間に自然と体が睡眠へ移行してくれます。
勉強時間を確保することも大事ですが、同じくらい脳や体を休める時間も大事にしなければいけませんね。
ブドウ糖やカフェインを適量摂取する
人間が活動するには、ブドウ糖というエネルギー源が必要です。
このブドウ糖は、脳が唯一エネルギーとして利用できる物質であり、脳へ必要な量が届かなくなると、思考ができずに眠くなってしまいます。
パンや芋などの食べ物から接種した糖質は、最終的にブドウ糖に分解されます。
近年ダイエットのために「糖質オフ」を売りにする食品も増えていますが、脳をフル回転させる試験の前に抜いてしまうのは、非常に危険だと言えるでしょう。
また、カフェインも眠気覚ましの代名詞として知られていますね。
適切な量であれば、眠気を解消したり、集中を高めたりするのに有効です。
しかし、過剰に摂取すると精神的に不安定になったり、夜の睡眠に影響を与えたりするため、量には気をつける必要があります。
夜はコーヒーやエナジードリンクをお供に勉強している…という人は、睡眠のリズムが乱れている可能性が高いため、一度見直してみると良いでしょう。
脳に酸素を届ける
脳に酸素が足りなくなると、眠くなります。
血中の酸素濃度が下がり、軽い酸欠のような状態になってしまうんですね。
この状態では脳が正常に働いてくれず、試験で良い結果を出すこともできません。
脳に酸素を届けるには、まず緊張をほぐすと良いでしょう。
身も心も張りつめた状態でいると、自然と呼吸が浅くなってしまいます。
深呼吸して気持ちを整えたり、ストレッチで体を緊張状態から解放したりすることが効果的です。
③【集中力】「大事な試験なのに問題に集中できない…」
試験に合格したい、良い点を取りたいと思っているはずなのに、なぜか目の前の問題に集中できないという経験はないでしょうか。
解くべき問題に全力で向き合うことができなければ、良い結果を出すこともできません。
集中力も、鍛えることができる「能力」のひとつです。
普段から意識して、集中力を高めていきましょう。
「大事な試験なのに問題に集中できない…」対策は?
気がかりなことをなくす
何か気がかりなことがあると、目の前の問題に100%集中することはできません。
たとえば前日に友達とケンカしてしまったとしたら…一度忘れようと思っても、脳が勝手にそのことばかり考えてしまいますよね。
言わば、脳の大部分がそのケンカに支配されてしまい、残った部分だけを使って試験に挑むしかありません。
これでは良い結果を残すことなどできないでしょう。
試験に集中するためには、この気がかりなことを事前に片づけてしまうのが重要です。
ケンカをしたら先に謝ってしまう、後回しにしていた手続きを済ませておく…当たり前のことですが、集中力を高めるのには欠かせません。
少しでも気にかかることがある場合は、自分から行動して完了させる癖をつけておきましょう。
問題を解き始める「モード」「スイッチ」をつくっておく
勉強に取りかかるときの意識を変えるだけでも、集中力を高めることができます。
あなたは自室の机に向かって勉強するとき、なんとなく問題を解き始めていませんか?
「今から勉強するぞ」と意識を切り替える瞬間をつくらなければ、目の前の問題に全力で集中することはできません。
普段から勉強をする直前に、イメージトレーニングをする習慣をつけましょう。
目を閉じて「今日は大事な試験本番」「ついに問題用紙が配られた」「開始の合図が出た!」と、シミュレーションしてから問題に取りかかるのです。
集中して問題を解き始めるための「スイッチ」をつくり、勉強に集中する「モード」を経験しておくと、全力を出し切ることができるでしょう。
「大事な試験当日や前日に注意すべきこと3選!」まとめ
今回は、試験当日や前日に気をつけておくと良い、3つのポイントを確認しました。
単純なことばかりではありますが、その分すぐに実践できることばかりです。
実際に四谷学院の先輩たちからも多く相談を受ける内容なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
大学入試のように、1回限りのチャンスで人生が大きく変わる場面が今後もやってきます。
そのときに、自分自身を妨げるかもしれないものを、いかに排除しておくか…が重要です。
良い結果を出せるかどうかだけでなく、言い訳や後悔につながってしまう要素があると先に進むことが難しくなってしまいますから。
四谷学院には、このような受験や勉強に関するどんな悩みでも相談に乗ってくれる受験コンサルタントがいます。
多くの受験生と一緒に合格をつかんできた受験コンサルタントが、あなたが困っていることの解決策を見つけ出してくれますよ。
何かうまくいっていないことがある場合は、個別相談会で一度相談してみませんか?
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