共通テスト受験にかかる受験料(検定料)や支払い方法・支払時期について解説

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こんにちは、四谷学院の奥野です!

大学入学共通テスト(以下、共通テスト)を受験する場合、受験料(検定料)がかかります。必要な金額を支払わなければ受験できないため、金額や支払い方法をきちんと把握しておきたいところです。

この記事では、共通テストの受験料(検定料)の金額、支払い方法、支払い時期のほか、受験料以外の費用などについても解説します。

共通テストにかかる受験料(検定料)はいくら?

共通テストにかかる受験料(検定料)は、以下のように受験する教科数で変わります。

3教科以上受験:18,000円
2教科以下受験:12,000円
※算出方法は独立行政法人大学入試センターに関する省令第十八条第四項による

なお、共通テストの教科は、国語・数学・地理歴史・公民・理科・外国語の6教科です。

ただし、地理歴史と公民については両方の教科を受験する場合でも、出願時には「地理歴史・公民」の2教科を1教科として数えます。

成績開示を希望する場合は追加で800円が必要

共通テストは事前に希望しない限り、自分の点数が開示されることはありません。
成績開示を希望する場合には、手数料として800円を支払い、出願時に申請することが必要です。

成績開示を申請すると、書留郵便で「成績通知書」が送付されます。
ただし、成績開示は4月1日以降になるため、受験した年度の大学の志望校選びには活かせない点に注意してください。
自分の点数をできるだけ早く知りたいなら、受験後に自己採点をするとよいでしょう。

共通テストに出願しなかった際の受験料の返還

共通テストの受験料を支払ったものの、何らかの理由で出願をしなかった場合や受験料を二重で支払った場合は、受験料の返還を請求できます。

ただし、出願が受理されている場合には、共通テストを受験したかどうかにかかわらず返還されないため注意しましょう。

返還請求の方法については、独立行政法人大学入試センターの以下のページをご確認ください。

参照:独立行政法人大学入試センター 検定料等の返還請求

共通テスト受験料の支払いは例年9~10月が目安

共通テストを受験する場合には、まず「受験案内」を入手する必要があります。
現役生の場合は学校経由で、既卒生の場合は大学の入試担当窓口で受け取るか、郵送で請求するのが一般的です。

受験案内が配布される時期は例年9月上旬で、受験料の支払い時期は例年9~10月が目安です。

現役生は学校経由で出願、既卒生は個人で出願と、出願方法が異なるので注意しましょう。

受験料を支払う際は、受験案内に添付されている払込書を使用します。

払込書に必要事項(氏名・住所・電話番号など)を記入してから、ゆうちょ銀行・郵便局もしくは払込書裏面記載の銀行の窓口で支払うという流れです。

なお、上記窓口で押印される日附印が必要なため、ATMでの支払いはできません。

【共通テスト併用】国立大学の二次試験の費用は?

国立大学の多くは、共通テストを一次試験として大学独自の二次試験を設けており、入学検定料(受験料)は、国立大学法人法に基づいて17,000円と規定されています。

前期後期と出願する場合は合計34,000円必要になります。

一部の私立大学では共通テスト利用入試の無料化の動きもある

一部の私立大学では、新型コロナウイルス感染症の経済面への影響を考慮して、共通テスト利用の入試方法で受験する場合、検定料免除の特別措置を行っています。

また2023年度の共通テストでは、東日本大震災の被災者に対して検定料と成績通知手数料を免除する特別措置が実施されました。

東京地区私立大学教職員組合連合が2023年4月に発表した「私立大学新入生の家計負担調査」によると、2022年度の受験費用は自宅通学者で255,200円、自宅外通学者が265,300円と高額です。

家計の負担を考えると、上記のような免除制度は活用したほうがよいでしょう。

参照:東京地区私立大学教職員組合連合 私立大学新入生の家計負担調査2022年度

共通テストの受験料だけじゃない!受験にかかるさまざまな費用

大学受験では、共通テストの受験料以外にもさまざまな費用がかかります。

宿泊費・交通費

共通テストは日本全国で開催されているものの、地域によっては宿泊や長距離の移動が必要になります。

特に交通状況が悪化しやすい地域は、万が一の事態に備えて早めに現地近くの宿泊施設を予約して前日入りするなど、試験に遅れないための対策を講じましょう。

入学金

大学合格後には、入学意思を伝えるために入学金の振り込みが必要です。
ただし、なかには第一志望の結果が出る前に、第二志望の入学金振込期限が到来するケースがあります。

入学金は一度支払うと返還されませんが、第二志望の学校を確保しておくために支払う必要が出ることもあります。

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共通テストは難度が低い試験ではありません。そのため、しっかりと対策する必要があります。

四谷学院では独自の「ダブル教育」によって、理解力と解答力をともに高められます。共通テスト対策を考えている方は、ぜひ一度お問い合わせください。

失敗しない予備校選びは説明会参加が重要!

共通テスト対策をするには、予備校の力を借りることが一番です。しかし、予備校によっては様々な特色があるため、自分に合った予備校はどこなのだろう?と悩む人もいます。
予備校選びでは、ホームページや口コミの情報を確認するだけではなく、随時開催されている説明会にも参加することも大切です。
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大学受験予備校「説明会」の参加の仕方と確認ポイント

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