【大学入試】受験スケジュールが合否を分ける!出願校決定で差をつける大事な3つのポイント

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こんにちは!四谷学院 受験コンサルタントチームの伊達です。

大学入学共通テストが終わり、それぞれの志望校に出願する時期になりました。


合格確率を高める手段は、学力を上げることだけではありません。
受験は情報戦。正しく情報を活用し、志望校合格を勝ち取りましょう!

今回は、出願校を決めるにあたって重要な3つのポイントを確認していきます。
来年度以降の受験を控えるあなたも、今のうちから考えておきましょう。

合格をつかむ受験スケジュールの組み方3箇条

試験日の間隔に注意する

まず考えるべきは、自分の実力を出し切れる日程にするという点です。

たとえば「MARCH」や「関関同立」と呼ばれる、人気の高い私立大学に入りたい場合。学ぶ内容としては英米文学に興味があるとします。
以下のように受験スケジュールを組んだ場合を想像してみてください。

試験日がバッティングする大学もあるためすべてを網羅することはできませんが、今回は関西大学と関西学院大学以外の7校に挑戦可能なスケジュールを組むことができました。
ですが、もしあなたがこの日程で受験に臨むとして、はたして自分の実力を出し切ることができるでしょうか。

私立大学は基本的に3教科で受験できますが、毎日の負担は小さなものではありません。
ほとんどの大学では、10時前後に1教科目の試験が開始され、16時~17時ごろまで続きます。
移動時間などを含めると、少なくとも8時間程度は緊張感のある状態が続くわけです。

2/5~8を見てみると、そのハードな試験が4日も連続しています。
体だけでなく、頭も心も疲れていき、最後の法政大学の試験を迎えるころには、ベストパフォーマンスを発揮することはまず難しい状態でしょう。

もちろん受験自体をしなければ合格する可能性はゼロです。
ただし、このように「4日連続」や「10日間で7校」といった試験日程にしてしまうと、それぞれの試験に全力で挑むことはできません。
チャンスを増やしたはずが、結果的に合格可能性を下げることもあるわけです。

ここがPoint

・自分が何日連続までであれば実力を発揮できるかは、模試を何日連続で受験できるかをイメージすると良いでしょう。これから模試を受ける機会がある場合は、試験終了時の疲労度を覚えておくことも重要です。
・試験本番は、緊張や会場への移動がある影響で普段よりも疲れやすくなります。模試を学校でしか受けたことがない場合は、見知った環境以外で試験を受けるストレスも考慮しておく必要があります。
国公立大学は試験日程が決まっています。中期と後期の間隔は4日程度しかないため、移動の負担は考慮しておきましょう。

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バッティング日は最大のチャンス

前項の例では、ほかの大学と試験日がバッティングした影響で、関西大学と関西学院大学が受験スケジュールから外れていました。
なるべく多くの大学に挑んでみたい受験生にとって、この「バッティング日」というのはチャンスを減らすマイナスなものと考えるかもしれません。

ところが、「バッティング日」を正しく理解して日程を組むことで、反対に志望校合格の可能性は高まっていくのです。

関西の私大志望者に多い、「関関同立」と「産近甲龍」を受験する場面を想定します。

「関関同立」のうち、同志社以外の大学は同じ2/1に全学部入試を実施します。
また、その日は甲南大学も前期3教科型の入試を実施しており、関西の主要私立大学8校のうち半分が同日に試験を実施することがわかりますね。
このような「バッティング日」こそが、合格の可能性を高めるチャンスなのです。

2/1に自分が受けられる大学は、もちろん1校のみ。
「関関同立」へ挑戦したいと考える受験生は、3つの大学に分散します。
個別学部入試を優先して、甲南大学を受験する人も少なくないでしょう。

一方2/5は同志社大学のみが試験を行います。
非常に人気の高い大学ですから、多くの受験生がチャレンジするでしょう。
前項のように「過度な連続受験にならないか」を注意する必要はありますが、挑戦して損はない日程とも言えますからね。

強力なライバルが多く集まる試験よりも、各校にライバルが分散する日程を優先することで、受験を有利に進めることができます。
「バッティング日」を活用して、志望校合格をつかみましょう!

ここがPoint

・入試難易度や学部系統が大きく異なる場合は、ライバルが分散する可能性も低くなります。自分の志望校に近いレベルの大学や、志望する学部に似た系統の分野を優先的に確認しましょう。
・情報量が多いため、自分だけですべて調べようと思うと、肝心な勉強時間が足りなくなってしまいます。ぜひ合格のプロである受験コンサルタントに頼ってくださいね。

レベルは低→高を意識する

私立大学の受験スケジュールを考えるときは、徐々に入試難易度が高くなるように日程を組みましょう。
そのためにも、いわゆる挑戦校・目標校のみに出願するのは、あまりおすすめできません。
以下の表を目安に、安全校⇒実力相応校⇒目標校のイメージで設定していきます。

レベル分け難易度の目安模試の判定出願数の目安
目標校実力より上だが挑戦したい大学
目安:模試の偏差値+4~+8
D~E判定2~3校
(+共テ利用)
実力相応校自分の実力とほぼ同等の大学
目安:模試の偏差値±3
B~C判定2~4校
+共テ利用
安全校合格が確実と思われる大学
目安:模試の偏差値-4~-8
A判定2~3校
+共テ利用

「受かっても通うかわからない大学まで出願する必要はあるの?」と思う人がいるかもしれません。
ただ、安全校を受験することは、第一志望合格の可能性も高めてくれるのです。

特に初めての受験を迎える高校生は、過度に緊張してしまい、実力を発揮しきれないことが珍しくありません。
レベルの高い目標校を中心に受験校数を絞ってしまうと、「いきなり本命の大学を迎えて緊張に押しつぶされてしまう」「難しくて解ける自信がない」といった落とし穴にはまってしまいます。

まず安全校を受験し、合格という結果や入試問題が解ける手応えを得ることで、受験生はどんどん自信を持って試験に挑戦できるようになります。
この自信が実力を発揮しやすくし、最後の伸びにつながっていくことで、志望校合格をつかめるわけです。
自分の成績であれば確実に合格が見込める大学からスタートすることで、少しずつ‟受験”に慣れていきましょう。

受験生は、最後の最後まで成長し続けます。
本命の大学に万全の体制で挑めるよう、難易度を意識した受験スケジュールを組みましょう。

ここがPoint

・国公立大学は試験日程が決まっています。私立と異なり前期で安全校をおさえることができないため、必ず志望順位の高い大学から出願しましょう。
・入試難易度(目標偏差値)が高い大学ほど試験日程が遅い傾向にありますが、上智大学など比較的早い時期に試験を実施する難関大も存在します。志望順位の高い大学には全力で挑戦できるよう、受験スケジュールは慎重に決めましょう。

自分に合った受験スケジュールで合格をつかむ!

今回は受験スケジュールを組む際のポイントをお伝えしました。
この3箇条を意識するだけで、合格の可能性はぐっと高まりますよ。

しかし、「ただでさえ受験勉強をしなきゃいけないのに、そんなに詳しく大学情報を調べる時間なんてないよ…」
と途方に暮れている受験生も少なくないでしょう。

四谷学院では合格のプロである受験コンサルタントが、豊富な受験知識や情報を基に、あなたにとってベストな受験スケジュールを一緒に決めていきます。
勉強をその科目のプロに教わるだけでなく、受験知識もプロに頼ってみませんか?

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