進学先を選ぶにあたり、「大学へ行く意味って何?」と疑問に思ったことはありませんか。
たしかに、大学へ行かなくても就職できますし、成功している起業家のなかには大学を卒業していない人もいます。そのため、「何が何でも大学へ行くべき」というわけではないでしょう。
しかし、迷ったら大学へ行くべきです。「大学へ行く意味はない」などといわれることもありますが、それがすべての人に当てはまるわけではありません。
後悔のない進路選択をするためにも、大学へ行くべき理由・行かない場合のデメリットをしっかり知っておきましょう。
目次
大学へ行くべき5つの理由
大学は、学問を学ぶだけの場所ではありません。さまざまなモノ・コト・ヒトと出会えるプラットホームのようなものであることに気が付くと、大学へ行くべき理由が見えてきます。
専門的な知識が得られる
大学へ行けば、4~6年かけて専門的な知識をじっくり学べます。
幅広い選択肢から特に興味のある分野を選び、講義を受け、ゼミで意見を交換し合い、知的好奇心の赴くまま学問や研究に没頭する……。
大学や大学院以外でこのような機会を得るのは難しいですし、身に付けた専門的な知識は「財産」となります。
「大学生だからできること」がある
「大学生だからできること」、あるいは「大学生でなければできないこと」もたくさんあります。
海外の提携大学との交換留学・ゼミへの参加・サークル活動などは、「大学生だからできること」の代表格です。
また、長期休暇を利用した少し長めの海外旅行や合宿、インターンやボランティア活動なども、「大学生だからできること」といえるでしょう。
これらの経験が、その後の人生に影響を与えることもあるかもしれません。それだけでも、大学へ行くべき理由となるでしょう。
新たな価値観に出会える
大学では、専門分野はもちろんのこと、一般教養でさまざまな科目を学びます。このような学びから視野が広がり、将来の方向性が決まることもめずらしくありません。
また、交換留学やインターン、ゼミやサークル活動などで多くの人と出会えば、今までにない価値観や考え方にふれる機会も増えるでしょう。
このような「出会いの場」としても、大学には大きな価値があります。
自分の将来をじっくり考えられる
「自分の将来像を思い描けない」「まわりが行くから何となく大学へ行く」という人にとっても、大学へ行くのはとても大切なことです。
大学では、幅広い知識や経験が得られ、自分とは違う価値観を持つ人と出会う機会も増えます。そのため、将来をさまざまな角度から考えられるようになるでしょう。
高校生の頃とは異なる生活環境や友だち、大学での授業、アルバイトやボランティア活動などを通じて、自分の新たな可能性に気付くこともあるかもしれません。
大学でいろいろなことを経験して、自分の将来をじっくり考える機会が得られるのは、とても有意義なことです。
将来の選択肢が広がる
就活の際に、大卒と高卒では応募できる企業数がまったく違います。また、大学で学んだ知識を活かせば、研究職などの専門職に就くことも可能です。
さらに、医師や薬剤師などになりたい場合は、医学部や薬学部に進学して卒業しなければ、国家試験の受験資格すら得られません。
もちろん、大学へ行かなくても就職は可能です。しかし、大卒の学歴があれば将来の選択肢が大きく広がります。このような観点からも、迷ったら大学へ行くべきでしょう。
大学へ行かない場合の3つのデメリット
大学へ行かない場合、さまざまな場面で不利になるおそれがあります。ここでは、そのなかでも特に大きな3つのデメリットを見ていきましょう。
選択できる進路が少なくなる
大学へ行かないと、選べる進路の幅がとても狭くなります。限られた選択肢のなかから就職先を選ばなくてはならないため、希望の職種に就けるとは限りません。
また、学歴を採用の条件としていない企業でも、選考時の判断材料として学歴を参考にする場合はあるようです。
そのため、就職したい企業・職種が決まっている場合や、より有利に就活を進めたい場合は、大学へ行くほうがよいでしょう。
生涯年収や出世に影響する
一般的に、大卒は高卒に比べて初任給が高く、生涯年収も高い傾向があります。また、学歴が昇進に影響するケースも少なくありません。さらに、企業によっては大卒者と高卒者で担当する業務が異なる場合もあります。
もっとも、実力重視の企業もあるため、すべての企業で大卒が有利なわけではありません。しかし、キャリアアップを目指すなら、やはり大学進学を目指すべきでしょう。
社会人になってから大学進学を目指すのは大変
大学は社会人になってからでも受験できますが、高校生や浪人生の大学受験に比べて社会人の大学受験はとても大変です。
社会人になると自由な時間が少なくなるうえに、長期休暇も取りづらいため、勉強時間をなかなか確保できません。また、仲間が少なく孤独に耐えながらの受験となるため、モチベーションの維持も大変でしょう。
社会人入試をねらう場合でも、ハードなことには変わりありません。一般入試と違って情報が乏しく、募集枠も少ないため、一般入試以上に厳しい戦いとなります。
さらに、社会人になってから大学へ行くとキャリアを中断せざるを得ないため、実際に進学するにはそれなりの覚悟が必要です。
このように、いったん社会に出てしまうと、学びたいことができても大学へ進学するのは難しくなります。後悔しないためにも、迷ったら大学進学を目指すべきでしょう。
迷ったら大学進学を目指して!四谷学院は大学を目指す全受験生を応援します!
大学へ進学する目的は人さまざまです。目的が見つからず、大学進学を迷っている人もきっといるでしょう。また、最近はコロナ禍で大学の授業のオンライン化が進み、大学へ行くことに意味を見出せなくなっている人も増えているようです。
しかし、大学へ行くことで得られるメリットは計り知れません。進路選択に迷ったら、まず大学進学を目指してください。
四谷学院にはプロの受験コンサルタントが常時待機しており、学習に関する相談から進路の迷いまでどのような悩みにも親身になってアドバイスします。近くに校舎がない場合は、オンライン学習を選択することも可能。オンラインでも、通学同様のサポートが受けられます。
大学へ進学すべきかどうか悩むのは、自分の将来と真面目に向き合っている証拠です。四谷学院で、大学進学を目指しましょう。