私大入試は難化が続く?!2020年の私大入試はどうなる?

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少子化対策についてのニュースをテレビで見かけることが多くなってきているのにもかかわらず、近年難化傾向にあるといわれているのが私大入試です。以前に比べると子供が少なくなってきているのなら、本来であれば入試の倍率は下がるはず。けれども実際は逆に難化傾向にあるというのが現実です。では、大学入試が大きく変わる2020年の私大入試はどうなると考えられるのでしょうか?

 

近年、私大入試が難化している

近年、私大入試が難化しているのは、国の対策の一環として2016年から始まった「私大定員厳格化」が大きな要因です。大学入試では、いくつかの大学を併願している受験者も多いため、試験に合格しても最終的には違う大学に入学するというケースも多く見られます。そのようなケースを見越して、私立大学では、定員より少し多めに合格者を出す傾向にあったのです。

しかし、「私大定員厳格化」が始まってからは、確実に入学してくれる可能性の高い受験者だけを合格させるようになったことが、私大入試の難化へ繋がったと考えられています。

また、単純に、併願している受験者数自体が増加していることも、私大入試の合格率を低下させている要因のひとつといえるでしょう。

 

国の「私大定員厳格化」措置とは?

「私大定員厳格化」とは、私立大学の入学定員が超過した場合、国(文部科学省)から配分されていた補助金がカット、あるいは減額される措置のこと。2016年度から実施されています。2019年現在、定員8,000人を超える大規模な大学の場合で入学定員率が110%以上になると、大学は補助金を受け取ることができません。補助金がカットされると、当然、私立大学の経営は難しくなってしまいます。

この措置によって、今までは、併願している受験者がほかの大学へ流れてしまうことも見越して定員を上回る合格者を出していた私立大学も、方向転換せざるを得なくなりました。つまり、私立大学は、大学を経営していくためにも、確実に入学してくれる受験者を望むようになったことから、併願している受験者にとっては狭き門となったのです。

 

2020年の私大入試に向けて、どんな対策をとるべき?

私大を希望している場合、一般入試での合格を第一目標にすることをおすすめします。なぜかといえば、センター利用入試の場合、一般入試に比べて合格が難しくなる傾向にあるからです。このようなことから、2020年で最後となるセンター利用入試では、”目標校”ではなく”安全校”を狙ったほうがベターといえるでしょう。

また、センター入試と一般入試では試験対策が少し異なります。私大の一般入試では、文系の場合は英語・国語の2教科に加えて「地歴・公民から1科目」、理系の場合は英語・数学・理科の3教科受験となるのが一般的です。

一方、センター利用入試が行われている私大の場合は、3教科で受験できる大学もありますが、5教科の受験が必要な大学もあります。5教科受験が必要な私大の場合、一般的な私大対策のみを行ってきた受験生にとっては厳しい状況となるかもしれません。そのようなことにならないように、センター利用入試を申し込む際には、受験科目をしっかり確認しておくことが大切です。

 

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文部科学省が実施した「私大定員厳格化」措置や、併願する受験生が増加傾向にあることから、近年合格するのが難しくなっている私大入試。

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